仕事と欲のちがい
今日の言葉
二宮翁夜話より引用
仕事と欲のちがい
最近、「楽に稼げる」という言葉をよく目にします。
しかし、この表現には矛盾があります。
本来、仕事とは人に商品やサービスを提供し、その対価としてお金を得る行為です。
収入(稼ぐこと)は、その仕事の対価の合計を指します。
一般的に、難易度が高く時間のかかる仕事ほど対価は高く、簡単な仕事ほど対価は低くなります。
そのため、「楽に稼げる仕事」という概念は成り立ちません。
にもかかわらず、このようなキャッチコピーが氾濫しているのは、仕事と欲が混同されているからだと考えられます。
本来、仕事とは人に商品やサービスを提供し、その対価としてお金を得る行為です。
本来は仕事が目的であり、その結果としてお金を得るべきです。
お金を目的とした欲のために仕事をしてしまうと、詐欺や騙しが横行し、社会が乱れます。
二宮金次郎の夜話122段「家業は出精、欲は抑制」を読み、これらのことを強く感じました。
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