127 意外に使えるマイナンバーカード
Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
本日からマイナンバーカードが保険証として利用できるようになったようです。恥ずかしながらマイナンバーカードについて全く知識がなかったので、これを機に表面上のことだけ調べてみました。
そもそもの実施背景
国民1人ひとりに個別の番号を付与することの1番の目的は本人確認の簡略化ですね。内閣府によると、社会保障、税、災害対策の3分野で、複数の機関に存在する個人の情報が同一人物の情報であることを確認するために活用されるとのことです。
(画像:内閣府HPより抜粋)
マイナンバーカードでできること
■行政手続きの簡略化(オンライン申請できる、窓口への書類持参不要等)
■身分証明書として利用
■運転免許更新における講習のオンライン受講(一部自治体のみ。2024年度末までに全国展開)
といったことが従来からできたようです(他にもあると思いますが目についたものだけピックアップしました)。
今回保険証として利用できるようになったことから、
■特定健診情報や薬剤情報・医療費の確認
■確定申告の医療費控除
がオンラインでできるようになったそうです。
個人的には行政手続きのオンライン申請が良いなと思いました。
使うことが無いので知らなかったのですが、マイナンバーカードがあるとコンビニのマルチコピー機にて住民票などの各種証明書をプリントアウトできるそうです。料金は200程で、窓口で手続きするより100円安いぐらいです。役所まで行く手間を考えたら断然こちらが良いですね。ちょっと衝撃でした。
免許更新の講習をオンライン受講できるのも良いですね。いわゆるファストパスのような使い方ができる点は推しポイントかもしれません。
また、マイナンバーカードと一体化した上でモバイル免許証にする検討も進んでいるようです。免許更新のために免許センターや警察署に行くのは正直非常に面倒ですし、運転しない方やお忙しい方は更新時期をそもそも忘れてしまうこともあると思うので、スマホに更新時期が通知されてその場で講習を受けられるようになると助かりますね。
マイナンバーカードの発行枚数
「必要性を感じない」「個人情報の漏洩が怖い」といった意見もあり、20年3月時点で1973万枚と伸び悩んでいたのですが、マイナポイントをスタートさせてから急激に申請が増えたらしく、21年10月1日時点で4867万枚となっており、全国民の約38%が取得しているようです。PayPay のユーザー数と同じぐらいかそれ以上です。結構多いですね。
おわりに
先日PayPay銀行がマイナンバーカードによる本人確認で口座開設できるようにしましたが、行政だけでなく民間サービスでも使えるようになることがやはり重要ですね。
今後数年でどれだけできることが増えるのか注目です。
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