リズムの合わないときを知る

むむむと思うけれど、とても大切な時間がある。
それは「負け時」であり「思い通りにいかない時」のことだ。


むむむと思う時点で、すでになぜむむむと思うのかは明白だ。
自分が期待した結果や状態が存在したからである。
そしてそれがうまく遂行しない、期待通りにいかなさそうだからだ。


いくらか時流をイメージして生きていれば、面白いようにうまくいくときがあって、どうしたってうまくいかない時もある。

数年単位ごとにある時流というのもあれば、月単位ごと、週単位ごと、日ごとにこのリズムが合う時も合わない時もあると感じている。


なんだかギリギリで電車が乗れないとか、3分だけ寝て乗り過ごすとか、ICカードを落とすとか、集合時刻を守っても相手が来ないなどのことが立て続けに発生し、うーん…調子が出ないなあと思う今日のような日もそうだ。

こちらのポカミスももちろんあるが、ことごとく少しだけ歯車が噛み合わないという感じで、惜しくも期待に沿わない結果が発生する、そんな時に人はイライラしたり、ガッカリしたりしやすくなるという傾向があると思う。


こういう日は、早めに気持ちを準備するようにしている。


「今日、どうも、、、あれだな。」


ということをふと思うだけ。これだけで随分と心は落ち着く。


「今日すべてがうまくいかないわけじゃないけど、なにかうまくいかないことがあったとしても、今日のリズム的にそれは不思議なことじゃない。」

「だからもしも、今日のタイミングでムムムなことが重なるならば、たぶん今日のリズムの問題なのでイライラする必要はない、そうだよね。」


こうして自分の心に期待値の調整をかけることで、準備ができて、その先で起こる諸々の罠たちに落ち着いて対応して、「あるよね、わかるわかる」なんて気持ちで余裕をもって事実を迎え入れることができる。


毎日ご機嫌でいたい場合に大切なことは、ただそのいくつかのコツをつかむだけのことだと思う。


思い通りにいくかどうかは、事実とは関係がなく、また思い通りであることがその人にとって最適だったかどうかはその時にはわからない、とても不確かなものなので、その都度で感情的にならずに、このタイミングで起こる事実にどんな意味があるのかを味わえると、これはもう余裕である。


今さっきも、車に乗り込む際にポケットからポロリと落ちたwifiのモバイルルーターを、「え、まさかそんなジャストタイミングで?」と思えるくらい絶妙のタイミングで車の扉で挟んでしまい、ルーターの液晶画面がご臨終してしまったので、液晶に触れてもうんともすんとも言わなくなった。

もうそういう日はそういう日なのである。気にしないのである。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。