呼吸するようにいい言葉をつかう
今日は三田市で毎週担当している市民活動推進プラザと人権男女相談プラザの兼任業務でした。要は「NPOアドバイザー」と「人生相談アドバイザー」として、何が来ても大体なんとか答えていくというものです。
この業務は普通に考えると大変ですが、僕のように、基本的に人生に退屈をしている人間にとってはまあまあやりがいのある仕事でして、何が来るかわからないのが面白い。アドリブ力が鍛えられるし、もはや大体の問題はある程度は答えられるようになってきた。
今日は70歳くらいの女性の方が相談に来てくださり、悩ましい心のうちを聞かせてくださった。1年半ほど悩んでいたらしいが、今日は相談をしてスッキリしたと言って、晴れ晴れした顔で帰ってゆかれた。「あー、本当に今日は来てよかったわ!」って、なんかこんなに素直に喜んでもらえることって少ないなと思うくらいでした。
こういうのって素直に嬉しいものです。
彼女とのやりとりは、ざっとこんなところだ。
「どれだけ大切に思っていても、恥ずかしがって伝えなければ伝わらないもんですよね。だからね、『あなたのことが大切よ。本当にあなたが大切だから、あなたに幸せになってほしい。だから、あなたの意見を聞かせてもらいたいの』、と伝えてみませんか?」
「言えてないわー、そんなん全然言えてない!」
「ですよね。でもねー、いつ死んじゃうか分からない世の中でしょ?本当に大切に思っていても、伝わってなくて、相手か自分が死んじゃったらなんか残念じゃないですか?」
「ほんまやね。ああ、ほんまや。私、ほんまに勉強になったわ!」
「いやいや、そんなことないと思います。でもね、やっぱり後悔しないようにしたいですよね。だから、ちょっと恥ずかしいけど、言って損はしないんだから、ね。しっかり伝えてくださいね!」
いやはやー、偉そうに、何を言うてんのかと思いますが。でも、70歳超えのおばちゃんが、「勉強になるわ〜」なんて、本当に謙虚で素敵な考えをされているなあと思って、とても参考にさせていただきたくなりました。
でも、呼吸するようにいい言葉をつかう、のは大事ですね。それはずっと心掛けて、最早、呼吸レベルになっていたいなと思っております。
急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。