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年間休日って実際にはどれくらい休める?

年間休日とは、会社や事業所が定める1年間の休日数の合計のこと。
労働基準法が守られていれば、年間休日を何日に設定するかは経営者の判断に委ねられるため、それぞれの会社や事業所によって日数は異なります。

「週休制の法則」による法定休日のほかにも、夏季休暇・年末年始休暇・祝日などが就業規則により「休日」として定められている場合、これらも年間休日に含まれます
(週休制の法則:毎週少くとも一回の休日を与えなければならないと定められている)

有給休暇やバースデー休暇・結婚休暇などは年間休日には含まれません。

厚生労働省による資料「令和4年就労条件総合調査」によると、労働者1人あたりの年間休日数の平均は115.3 日(令和3年調査116.1日)、1企業あたりの平均は107.0日(同110.5日)でした。

割合で見ると、年間休日120〜129日が30.2%と最も多くなっています。

それでは、実際にはどれくらい休みがあるのでしょうか?
<年間休日120日の場合>
週に2回の休みと国民の祝日が休日として定められている場合が多いです。
例えば、「完全週休2日+祝日」と求人票にあった場合等がこの日数になります。

<年間休日125日の場合>
年間休日120日に加えて、5日分の夏季休暇や年末年始休暇などが付与されている場合がほとんどです。

<年間休日110日の場合>
多くの場合は、土日休みで祝日は原則出勤という場合。
または、月に1回ないし2回出勤で残りの日数を夏季休暇や年末年始休暇に充てる場合。

労働基準法最低ラインの年間休日は、105日です。
105日以下の場合は、法に則った休日を確保していないということになりますので、応募時には注意して確認しましょう。


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