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ナポリピッツァは日本で食べる派

Vol.022
イタリアに住んでいても、ナポリピッツァは日本で食べる。
理由はトリノという北イタリアに住んでいるからだ。
トリノにももちろん多くのナポリピッツァがあるのだが、なんとなく気が進まない。
イタリア在住者であっても、ナポリピッツァは日本で食べたい理由があるのだ。

ナポリで実際に修行した人が多い日本

テレビでも超一流ピザ職人に聞く的な企画がある。
ここではピザ職人としているだけで、ナポリピッツァとは指定していない。
でも実際にナポリピッツァの職人技術というのが、世界無形遺産になっているので、ピザ職人といえば必然的にナポリピッツァを作る職人になるのかもしれない。

日本人は真面目なので、その勉強をするためにわざわざナポリまで行き、修行を積む。
そして教わった技術を日本に持ち帰り、そのナポリの伝統的ピッツァを日本でも損分なく提供してくれるのだ。

トリノよりも東京の方がナポリピッツァ専門店が多いかも?!

もちろん北イタリアにもピザ屋(ピッツェリア)さんはいっぱいある。
でもナポリピッツァを提供するお店は結構少ない。
たぶん10軒もないのかな? とも思うほど。
きっとあるのだろうが、トリノの自宅から交通が不便なので行く気すら起こらないわけで。そこまでして食べたいかと言われれば、重い腰になってしまう。
正直、近所のパン屋さんのフォカッチャで十分満足してしまうから、トリノではナポリピッツァを食べない。

私の行きつけは武蔵小山のラトリプレッタ

私のナポリ@東京でよく伺うのは武蔵小山のラ トリプレッタで、ナポリピッツァだ。
毎度ととても美味しいピッツァを食べさせてくれるし、ビールとの相性もいいので最適である。
そして連日満席なので、やはり賑やかなピッツェリアという雰囲気も楽しめるのが良い。
東京にいて、時にあるイタリア恋しやって時は、ふらりとラトリプレッタに寄る。

実際、私のイタリア人の友人をラトリプレッタへ連れてくるが、みな絶賛する。
バラデンの社長もラトリプレッタのピザなら、夜食べてもきちんと消化できるし、日本でイタリアを感じられると絶賛する。

大喜びするバラデン社長。
誕生日来日だったが、彼のリクエストはラトリプレッタだった。

他にも多数の来日したイタリアのお客様をお連れしているが、ほんとびっくりするほど満足する。

ピエモンテのカルナローリ米のメーカーであるアクエレッロを連れて行った時は、家族全員でリピートしたくらいだ。アクエレッロは熱狂的なラトリプレッタファンのお米メーカーである。

ちなみにイタリアに住む私の娘たちですら、ピザはトリプレッタというくらいである。

香川県の綾川駅にもイタリアを醸し出すピッツェリアがある!

そういえばの忘備録として。
香川県の高松駅からローカル線に乗って30分という場所にある本場ナポリピッツアが食べられるピッツェリア アル チェントロがある。

突然にロードサイドにあるイタリアな佇まいのピッツェリア アル チェントロ。

しかもナポリピッツァ世界選手権で3位を取得する女性の職人さんのお店だ。
出張中の立ち寄りではあったが、実に癒されたランチタイムとなって、とても楽しかった。イタリアで友人のお店を訪れたような、そんな感覚すら覚えた。

黄色いトマトとブッラータのピッツァは軽やかでスイスイと1枚食べれてしまう。

無印良品のコピーをパクるわけではないが、日本全国津々浦々にして本場ナポリピッツァが食べられてしまう。
名古屋、福岡、大阪、山口、神奈川、仙台、鹿児島他と。
地方でのナポリピッツァ行脚についても、いずれ追ってNOTEに書いておきたい。

ということでナポリまで行かなくても、日本で十分ナポリピッツァを堪能できるのであった。

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