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ファイナンス思考

2018年の本なんですね。
話題にはなってたけど、読んでなかった一冊。

PL脳とファイナンス思考の対比はわかりやすく、ファイナンス的な考え方の成功例と、PL脳の失敗例は、読み物としてもおもしろいレベル。
巻末の付録もよくできてます。

仕事柄、品質保証関係のファイナンス的な視点ってなんだろう?と考えると。。。
読んでいると、会計部分は西先生のMQ会計の考え方を多分にとりいれているので
利益 = Σ(売価ー原価)×個数 ー 各種費用
品質保証は狭い目でとらえると費用側になるので、できるだけ安く。
これだと、出荷ゲートにしかならないから、いかに内部へのフィードバック機能を持つか(原価↓)と、顧客に安心を提供するか(売価↑、個数↑)も考える。
優先度を考えると、工程Cpkが高ければへらす(なくすのがベスト)、低ければ全数。

工場のプロセス改善(歩留まり↑とか生産リードタイム↑とか、原価↓)と比較されると、×個数がない分不利(=あとまわし)
この状態で、まともにIRRとか計算するとやはりなかなか難しい。
いい方法はないものだろうか。顧客への安心の定量化?
工程内含めて検査はたくさんあるから、一つ一つ丁寧にやってみると何か別のことが見えるのだろうか。。。

ファイナンス思考――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論
Amazon Services International,  Inc.による
詳細はこちら: https://www.amazon.co.jp/dp/B07DVPVGYF/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_FXV701M38HPQ1Q5592EG

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