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能力主義とかいう差別

世の中にはいろんな差別がある。
人種・性別・カースト・学歴…などなど。

肌の色が黒いからとか、女性だからとか、そんな感じの理由で不当な扱いを受ける事例がおおい。黒人だから、女性だからという理由で参政権がなかったり、勉強させてもらえなかったりする。
黒人はとくに、差別解除されたのちも働き口に困り、その上で「差別もないのに働けないとか、やっぱ黒人ってダメダメね!」みたいに言われる悪循環にはまってしまっていた。

現代ではこれらの問題も見直されつつあり、段々と良い方向に向かっている気がしている。とても喜ばしいことである。

しかし、こういった差別が改善した影響として「能力主義」という考えが生まれてきているように感じる。

能力主義は、人を有能とか無能とかで分けてしまいそうになる。この人はできるから優遇し、この人は出来ないから冷遇する…みたいに。

能力の有無は生まれつきのものだし、それは肌の色や性別と変わらない。なのに能力主義は成果に基づく正当な評価みたいな顔をして振る舞っている。(最近のメンタリストDaiGoさんの炎上はそんな感じの内容でしたね)

僕はオリンピック選手と同じくらいの努力をしても、オリンピック選手にはなれない。体つきや身体能力には圧倒的な差があるからだ。オリンピックは恵まれた身体を持って生まれ、なおかつ努力をしてようやくたどり着ける舞台だと思う。

なお、努力できる/できないもある程度は生まれつきによるものだと科学的に明らかになっている。

ここまでくれば「お前は勉強しなかったから年収が低いんだ」と罵ることを差別に分類していいのではないかと思う。知らんけど。

ちなみに。
「成功に努力は必要だと思うか」という質問に「必要」と答えた人の割合が多い国は小さい政府、少ない国は大きい政府である傾向があるらしい。おもしろいですね。

行きすぎると共産主義っぽくなっちゃうから微妙な話なんすよねこれ。

自戒も含め適当にまとめておきます。

■できない人に対して、おまえは無能だとか何故できないんだとか言わない。

■自分ができないのは頑張ってないからじゃないとわかれば、割と心が楽になるよ。

■とはいえ、全てを才能のせいにして努力しようとしないのはよくない。がんばれ。

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