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社内でクレーマーをはじめた話

タイトルの通りなんすけど、最近は会社で気に食わないことがあるとクレームをつけるようになりました。仕事を進める上でなんだかやりづらいなと思うこと、めんどくさいなと思うこと、そういうのをちょこちょこ見つけて担当者に連絡する…みたいなことをやっております。
そもそも全ての作業を面倒だと感じない人も結構いるようで、その辺は感覚だったり知識だったりで個人差が生まれる箇所なんじゃないかなと思います。余計な手間がかかってると感じるってことは、何かしら理想の姿があるってことなんで。例えばデータ入力みたいな仕事をやってるとき、これはマクロ使った方が楽なんでねーか?と思えるのはマクロの存在を知ってる人だったりするわけで、そういうことに気づいて指摘する人がいた方が職場はよりよくなっていくと思うんすね。

経済学者マイケル・ハウスマンさんの面白い研究があるのでご紹介。とある会社の社員が使用しているインターネットブラウザを調査してみたところ、Internet ExplorerまたはSafariを使っている社員よりも、ChromeまたはFirefoxを使っている社員の方が離職率や欠勤率が低く、売上や顧客満足度が高かった。ソフトウェアに詳しいだとか、そういう点を考慮してもなお結果は変わらず。結論として、この差は「現状を変えようとする人であるか」とされた。IEはWindowsの、SafariはMacの規定ブラウザなので、ソフトを新たにインストールしなくても使える。翻って、ChromeやFirefoxはインストールしないと使えない。どっちが使いやすいとかいう話ではないけれど、とりあえずいろいろ試して使いやすい方を選択しようぜ!って考え方の社員の方が成績は良いっぽいですね、って話だった。

こんな話を知ってるもんですから、自分は「もうちょっとよき方法があるんじゃね?」と考える癖をつけようとしてます。ショートカットキーは結構覚えてるし、ひどいときは1日中メーラーの設定とかやってます(嘘)
そんな感じなので、自分の管轄外の仕事も当然気にしちゃうわけで、クレーマーになっている…というわけですね。たぶんウザいと思われとる。とはいえ、うまいこといってない仕事が放置されるのは会社としては負なので、イチャモンをつけるときはそれを免罪符にしております。

クレーマーと聞くとあんまり良いイメージがないと思うけれど、仕事の結果を伝えるのは良いことだと思うのですね。「上司を出せ!」みたいのは目的がほとんど攻撃だからまた別。「こういう状態だとこういう問題が起こっちゃうから、こうした方がいいんじゃない?」とか「こうやれば簡単に済むよ」みたいな話をするわけなんで、お客さまアンケートのノリでいいと思う。改善するしないは適当に判断してくれればいいんだけど、フィードバックがないよりはあった方が当然いいよね。せっかく読んでくれた方に「うわこいつウザいやつだ」と嫌われたくないが故の補足でした。

こうやってクレームつけてると、めちゃ多くの仕事に関わってる感じがしてきて楽しい。他人の仕事も見ることになるんで、なんだかマネージャーになったような気分になれる。最近は社内ネットワーク設定を変えてもらったり、物品輸送の方式を変えてもらったりしてたんだけど(管理系はめちゃすぐに対応してくれる)割と周りの人から好評を頂けるので、これからも文句つけてこうと思っております。

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