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僕が現場(介助)で絶対に守っているマイルール

さまざまな介助の現場に行くのですが、制度や法人のルールは当然ですが、僕は

『絶対にこれだけは!』

というマイルールが一つだけあります。
その理由も含めて紹介しようと思います。



「頼まれたことを言われたまま、すべてしない」

です。
介助者として利用者から頼まれたことをすべて行うのが当たり前だと思われている方が介助者、利用者双方に多くいると思います。
しかし、本当の意味での介助者はそうあってはならないと考えています。
なぜならば
「介助者であって家政婦さんやお手伝いさんではない」
からです。
よくよく考えてください介助者は利用者ができないこと、苦手なことを助けるのが仕事です。
そこが、国が制度まで制定し、全国民に利用できる権利を与えることになった、本質的なところだからです。

さらに、利用者自身ができることを代わりにやってしまうことで、中長期的にみた時に利用者さん自身の能力を下げてしまい、どんどんと要介護状況を悪化させてしまいます。すると最終的には利用者の自由がなくなってしまうことになります。

また、頼まれたことをすべてそのまま行っていると、利用者側に制度や法人内の規定があることを忘れさせてしまい、いざ行えることの一線を超えてしまったときに断れなくなってしまったり、断っても聞いてもらえなくなくなり、無報酬といった形で介助を行うことが出てきてしまい、本来の常務に支障が出たり、介助者のストレスが増加したりします。

また利用者同士の情報の流通の速度は恐ろしく早いため、他の利用者にもも制度を超えた依頼をしてもやってくれるんだという考えが広まり歯止めが効かなくなります。最悪は制度を守っていないということで、行政指導の対象になったりもします。


上記のような理由から常に、頼まれたらまずは本当に介助が必要なのかを考え、必要でなければ「必ず理由を説明して、自身で行ってもう」ようにしています。
中にはどれだけ説明をしても、理解を示してもらえないこともあります。
特に、僕は訪問での介助を行っているので「他のヘルパーはやってくれた」や「大きな声で怒鳴ってみたり」「何でもやってくれるヘルパーに悪意を持って事実とは違う言い方で何もしない」などあのてこの手を使ってくることもあり、他の介助者に誤解をされたり嫌われたりもします。
しかし、最終的には「最悪、利用者の自由を奪うことになる」と強く思いこのマイルールを守っています。
(かっこよく言ってみましたが、正直なところ最近は、周りから批判的なことを言われても、何もわかってないやつ!利用者の話ばっかりでこっちの話を聞かずに一方的に物事を考える偏見やろう。ぐらいにしか思わないんですがw)

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