乃木坂46の楽曲を一日一曲語る。11日目『狼に口笛を』
_______【この記事の構成】_______
▼今日のこばなし
本題の伏線になる時とならない時がある雑談
▼『○○』の基本データ
作編曲、歌唱メンバー、MV等の情報
▼『○○』を語る
愛と飛躍に溢れた考察
▼おわりに
総括とキメ台詞
▼
▼今日のこばなし
「ダメ人間」
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やりたいことは
いつもいっぱいあったのに
できない理由 探していた
- 出典:『逃げ水』/ 作詞:秋元康 作曲:谷村庸平
筆者の悪いところはまさにコレだ。
「次こそはちゃんとやるぞ!」と意気込んで宣言したは良いものの、面倒くさがってすぐに始めない。
するとだんだん「面倒くさい」が「出来ない」のマインドに移行して、
結局すっぽかしてしまう。
このままだと信用は失われる一方だ。まずい、非常にまずい。
愛が愛が愛が愛が愛が欲しい
(真面目になっても もういいじゃない?)
だってだってだってだってだって変わらなきゃ
- 出典:『自分じゃない感じ』/ 作詞:秋元康 作曲:ツキダタダシ
宣言なんかするな!口より先に手を動かせ!
わーわー言うております。そろそろ本題へ。
▼『狼に口笛を』の基本データ
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▼収録 / 発売日
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2ndシングル『おいでシャンプー』Type-C / 2012年5月2日
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▼作詞 / 作曲 / 編曲
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秋元康 / Akira Sunset / シライシ紗トリ
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▼歌唱メンバー
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安藤美雲、伊藤万理華、伊藤寧々、衛藤美彩、柏幸奈、川後陽菜、川村真洋、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、永島聖羅、中元日芽香、能條愛未、樋口日奈、深川麻衣、大和里菜、若月佑美、和田まあや
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▼センター
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伊藤万理華
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▼MV(ミュージックビデオ)
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監督:福居英晃
▼『狼に口笛を』を語る
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・正式な初のアンダー曲
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乃木坂46初のアンダー楽曲である。
14thシングル『ハルジオンが咲く頃』でセンターを務めた深川麻衣や、現在は乃木坂のエースに成長した齋藤飛鳥も、このときはアンダーメンバーだった。
ちなみに1stシングルのカップリング曲『左胸の勇気』も、表題曲に選抜されなかったメンバーによる楽曲ではあるが、リリース当時にアンダーという名称は使用されていなかった。
はじめてアンダー(アンダーガールズ)という名称が公式に使用されたのが『狼に口笛を』である。
・世にも奇妙な物語
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ここから、太字はタモリさんの声で脳内再生していただきたい。
↓(BGM用)↓
人狼ゲームとは、
村人に紛れ、夜になると村を襲う人狼を
会話によってあぶり出し、処刑する
まさに、
殺るか殺られるかの、ゲームです。
プレーヤーは、自分の役職を隠しながら
他のプレーヤーの役職を、推測する必要があります。
ところで、
あなたの、現実世界での役職は何ですか?
学生?
サラリーマン?
フリーター?
村人?
それとも、人狼?
おや? 恐ろしい夜が明け、朝がやって来ました。
さてさて、
昨晩の犠牲者は...
少し前のことだ。
堀ちえみのブログに誹謗中傷を書き込んだ主婦が、書類送検された事件があった。
その主婦に対して「お前が悪いんだコノヤロー!」と言わんばかりに批判が殺到したのを見て、
まるで捕らえられた一匹の狼を村人が一斉に袋叩きにしているようだと思った。
インターネットの普及によってグローバリゼーションが急速に進んだ一方、コミュニティーの意識が希薄になって個人が孤立した。
そんな現代に生きる我々は、名前を持たない村人でありながら、人に牙を剥く狼でもあるのだ。
残念ながら、
堀ちえみを誹謗中傷した狼は、
私やあなたの中にも、宿っているのです。
次の満月の夜に遠吠えしているのは、
あなたかもしれません...
・狼を飼いならせ
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では、この狼とうまく付き合っていく方法はないのだろうか。
秋元康に意見を賜わろう。
誰かを傷つけなくても
自分は自分の夢を見る
闘う遺伝子
やがて無駄なもの
- 出典:『狼に口笛を』/ 作詞:秋元康 作曲:Akira Sunset
内なる狼を、野心や創作意欲にエネルギー変換して飼いならす人間。
それが世に言うドリーマー(夢見る人)である。
キンコン西野や前田裕二といった筆者が敬愛するドリーマーは皆、常に他人ではなく自分と戦っている。
しかし、そんなドリーマーへの妬み嫉みを晴らすため、彼らを攻撃する人もいるのが現実である。
少しでもこの自覚がある人は、狼に体が侵され始めている。気をつけなはれや!
狼に口笛を
やさしい歌を・・・
微笑むだけで
世界は変わる
- 出典:『狼に口笛を』/ 作詞:秋元康 作曲:Akira Sunset
「口笛」「やさしい歌」「微笑み」
これらはいずれも心のゆとりを表している。
心に少しゆとりがあるだけで、人は変われる。
人が変われば、その人の周りの世界が変わる。
あなたが奏でた口笛はきっと誰かに伝わって、次の満月の夜に遠吠えは聞こえなくなるだろう。
ただ誰かの口笛が、遠くで鳴るのみである。
コメントを書き込んだり、ツイッターでつぶやく前に、口笛を吹いてみよう。
狼を飼いならす村人がいちばん強いことを、忘れないで欲しい。
▼おわりに
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小学校低学年の頃、
口笛がカッコいい男の象徴な気がして、お父さんに吹き方を教えてもらったのを覚えている。
『狼に口笛を』は、現代に生きる我々に向けた優しくて熱いメッセージソングである。
では、また明日。 stay tuned!