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制作日記No.99〈価格の心理学②〉

2021年7月22日(木)

お疲れ様です。いたがきブログです。

乃木坂46メンバーの卒業後をテーマに、僕の妄想を短篇小説集にしようと企んでいます。
タイトルは短篇小説集『振り向けば青春 ~あの後の彼女たち~』です!

(略して #短篇小説集ふりはる


ようやくその第一作目となる松村沙友理篇が完成しました! 無料で公開しています。

さて本日の日記は、きのうの続きです。

▼まだの方は先にこっちゃをご覧ください。
制作日記No.98〈価格の心理学①〉

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▼価値比較チャート
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

さて、昨日の日記は「価値比較チャートを作ろう!」というところで終わりました。

価値比較チャートとは何か、ざっくり流れを説明しますと、、、

・購入理由ごとに競合相手が異なり、顧客がそれぞれのニーズを満たすための選択肢も複数ある。

・競合相手が変われば価格領域も違う。したがって、競合相手の選択と、それに合わせたポジショニング次第では、まったく違う価格設定ができる。

じゃあ実際にニーズごとに競合相手をあぶり出して、その価格領域のなかで最適なポジションを探そうというときに使うのが価値比較チャートです。

昨日の日記でご紹介した価値マトリックスの中から、特に重要そうな価値を3項目えらびます。顧客は同時にいくつもの価値に注目するわけではないので、それ以外の価値は考えないでいいらしい。

(#せっかく書き出したのに)

そしたら次は、それぞれの価値に対して競合相手になりそうなものを思いつく限り書き出していきます。

例えば『ふりはる制作日記』を読むことで得られる「知的好奇心を満たす」という価値の競合相手は、、、

・映画館で新作映画を見る
・書店でジャケ買いした本を読む
・Netflixでドキュメンタリーを見る

などが挙げられます。

ほんだら次は、それぞれの競合相手の単価を考えます。

・映画館で新作映画を見る → 1800円(映画1本観るための大人料金)
・書店でジャケ買いした本を読む → およそ1500円(本1冊)
・Netflixでドキュメンタリーを見る → 990円(月額)

3項目それぞれでこれをやります。
そしてできあがったのがこちら。

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で、理論上は、この3項目それぞれで最も高額な競合相手の価格を足して、それより少しだけ低い値段に設定すれば最大限の利益が得られるということになります。

『ふりはる制作日記』で言うと、「①知的好奇心を満たす」「②小説制作と収益化のノウハウを学ぶ」「③夢を託す」という3つの価値それぞれで最も高価な競合相手である、

「①映画館で新作を見る」「②エンタメノベルサロン」「③活動支援のクラウドファンディング」の単価を合計して、、、

1800円+2000円+1000円=4800円

『ふりはる制作日記』はこれより少し安い4790円にすればいいということになります。

「なんでこの価格なんですか?」と聞かれたら、ここまでの価格設定のプロセスをそのままお話すればいいので、この4790円は消費者に納得してもらえるギリギリを狙った価格設定ということですね。


まあ、これは最も極端な話で、ここまでが本文の第一章の内容です。この考え方をベースに、ここからもっと細かく消費行動や顧客心理を見ていきましょうとなっていきます。

第二章以降はゴリゴリのマーケティングの話になるので、いちおう読みましたが『ふりはる制作日記』にとっては参考になるところもならないところもありました。

なので、本書を読んでいちばんの収穫は価値マトリックス価値比較チャートでした。

が、価値比較チャートに関しては僕が作ろうとするといくつか問題がありまして、結論から言うとまだ『ふりはる制作日記』の価格は決められていません。

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▼問題点
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主な問題点は以下の3つです。

①価値を正しく見極められているか?
②競合相手とその単価として選んだものは正確か?
③一回きりの料金と月額料金を同じ数字として考えるのはダメなんじゃないか?

①企業が商品の価格を決めるときは、消費者にインタビューしたり、いろんな数字を分析してその商品の価値を判断するわけですが、僕の場合はすべて自分の主観です。

それは正確か、希望的観測は含まれていないか、逆に気づいていない価値があるのではないかと聞かれたら、正直わかりません。


②競合相手のリストアップも僕ひとりの考えしか反映されていませんし、単価もネットの情報を頼りに手探りで決定しました。


③映画館の料金やクラウドファンディングでの支援は一回きりの消費です。対して『ふりはる制作日記』は月額制のマガジンです。

二者を同質の料金として比べちゃダメだろうなと思いつつ、じゃあどう考えればいいのかわかりません。


問題は山積していますがひとつ言えるのは、サブスクについても知っとかなきゃなあということ。

はい、じつはもう1冊本を読みました。ティエン・ツォさんの『サブスクリプション』です。

てなわけで、明日はこの本でお勉強したことを発表します。

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定期購読マガジンは申請してから審査に2週間から1ヵ月かかるそうで、本当は一刻も早く申請したいのですが、、、

『価格設定篇』、もう少しだけ続きます。

(#なんか銀魂の長篇みたいだね)


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では、また後ほどお会いしましょう。


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