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制作日記No.113〈ダイアローグ④〉

2021年8月5日(木)

お疲れ様です。いたがきブログです。

乃木坂46メンバーの卒業後をテーマに、僕の妄想を短篇小説集にしようと企んでいます。
タイトルは短篇小説集『振り向けば青春 ~あの後の彼女たち~』です!

(略して #短篇小説集ふりはる


ようやくその第一作目となる松村沙友理篇が完成しました! 無料で公開しています。

今日も今日とて、ロバート・マッキーさんの『ダイアローグ』を読んで学んだことを受け売りでご紹介します。

本日のテーマは「ドラマ型のダイアローグ」と「ナレーション型のダイアローグ」です。

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▼ドラマ型のダイアローグ
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「ドラマ型のダイアローグ」は、シーン内で演じるという意味です。主な特徴はこんな感じ、、、

・それぞれのセリフには具体的な意図を持ったアクションが含まれ、シーン内のある時点で反応(リアクション)を引き起こす。

・登場人物が話すときは、つねに誰かに向かって話す。相手がもうひとりの場合もある。

まあ要するに、語る相手が自分であれ他の登場人物であれ、物語の中で完結した語りが「ドラマ型のダイアローグ」です。


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▼ナレーション型のダイアローグ
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「ナレーション型のダイアローグ」は、シーン外で語るという意味です。こちらの特徴はと言うと、、、

・現実と虚構を隔てるいわゆる第4の壁が消え去り、登場人物がドラマの枠から外へ飛び出す。

なんかうまいこと噛み砕いて説明できないんですが、一人称の主人公が急に読者に向けて訴えかける感じを想像していただければわかると思います。


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▼間接的なダイアローグ
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・作家は過去のできごとを説明するか、読者や観客の前にそのまま提示するかを選ぶことができる。説明を選ぶ場合、ドラマ型のダイアローグになりえたものは間接的なダイアローグに変わる。

・間接的なダイアローグは読者に情景を想像させるので、白熱してメロドラマ風になりかねない直接的なダイアローグを親しみやすくして、説得力のある形で読者に訴えかけることができる。

間違ってたらごめんやけど、たぶんまとめるとこういうことだと思います。

【直接的なダイアローグ】
直接的・白熱して感情が乗りやすい
↑↑
↓↓

【間接的なダイアローグ】
俯瞰的・親しみやすく説得力がある


松村沙友理篇はなるべく少ない文章量で登場人物の背景を説明しようとした結果、間接的なダイアローグを多用しました。

それが良くなかったのはわかりますが、じゃあどうすればよかったのでしょう。その答えがこの本をもっと読み進めていけば見つかりそうな気がします。

と、ここまで(ダイアローグ①~④まで)が本書の第一章チャプター1の内容です。つまりまだ導入部分です。

なんと400ページ弱あるうちのたった40ページ分の内容を、4日に渡って制作日記に綴りました。

このペースで行くと1ヵ月くらいかかる可能性もありますが、まあいいか?

てなわけで、明日も続きます。


【出典】著者ロバート・マッキー『ダイアローグ 小説・演劇・映画・テレビドラマで効果的な会話を生みだす方法』(フィルムアート社、2017年、一部改変あり)

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今日は一人暮らしのために内見に行ってきました。初めての経験で楽しかったけど、ありえないほど暑かったです。


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では、また後ほどお会いしましょう。


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