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制作日記No.110〈ダイアローグ①〉

2021年8月2日(月)

お疲れ様です。いたがきブログです。

乃木坂46メンバーの卒業後をテーマに、僕の妄想を短篇小説集にしようと企んでいます。
タイトルは短篇小説集『振り向けば青春 ~あの後の彼女たち~』です!

(略して #短篇小説集ふりはる  )


ようやくその第一作目となる松村沙友理篇が完成しました! 無料で公開しています。

引き続き『車輪の再発明篇』をお届けします。本日の教材は、ロバート・マッキーさんの著書『ダイアローグ』です。

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▼「会話」について勉強したい
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『ダイアローグ』というイマイチ聞き馴染みのない単語がタイトルになっていますが、この本にはこんな副題がついています。

小説・演劇・映画・テレビドラマで効果的な会話を生みだす方法

要するに、さまざまな表現形態に共通する「会話」という要素にフォーカスを当てた本ってことですね。

短篇小説集『ふりはる』松村沙友理篇の執筆中、登場人物のセリフを書くのにかなり苦心しました。ぜんぜん上手くいかなくて悔しかったし、もっと理解を深めたいなと思いました。

ロバート・マッキーさんの著書『ダイアローグ』では、そんな「会話」について小説だけでなく映画や演劇やテレビのそれぞれで掘り下げているらしいということで、今回の教材に選ばせていただきました。

本書ではまず、タイトルにもなっている「ダイアローグ」について独自に定義づけるところから始まります。


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▼ダイアローグの定義
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マッキーくんは「ダイアローグ」をこう定義します。
(#急に馴れ馴れしいな)

あらゆる登場人物が、あらゆる人物に対して発する、あらゆる言葉。

漠然とした感じがぬぐえませんが、実はこの範囲の広さが「ダイアローグ」の本質とも言えるのです。

登場人物の語りは、他者に話す、自身に話す、読者や観客に話すという、明確に異なる3つの流れに分かれるそうです。

ということは、「自分に言い聞かせる」とか「見ている観客に向けて話す」などもダイアローグに含まれるわけですね。

次にマッキーくんは、なぜこの3つの語りの形式をまとめて「ダイアローグ」と呼べるのかについて2つの理由を提示します。

①ある登場人物が、いつ、どこで、誰に対して語るにせよ、作家はその役柄に個性を与えるために、その人物ならではの声を言語化して示さなくてはいけないから。

②心中のつぶやきであれ、音を伴う声であれ、脳裏の思考であれ、世間に向けた発言であれ、語るという行為はすべて、内なる活力が外へ発せられたものだから。

さらにこう続きます、、、

(#引用多いな)

語りはどれも、必要を満たし、目的を持ち、行動を引き起こす。 どんなにあいまいで空疎に見えても、他者に対して、いや、自身に対してさえ、目的も理由もなく語りかける登場人物はいない。だから作家は、登場人物の発言ひとつひとつの裏に、欲求と意図と活力を組みこまなくてはならない。そしてその活力が、ことばの駆け引き、 すなわちダイアローグになる。

導入からシビレますねぇ! まだ「ダイアローグ」の定義づけの段階ですが、ワクワクが止まりません。

引用内の太枠にしたところは、僕が特に響いた箇所です。

このペースだと前・中・後に分けても終わらなそうですが、めっちゃ面白くてメモが止まらないので、何回にも分けてじっくりお話しようと思います


【出典】著者ロバート・マッキー『ダイアローグ 小説・演劇・映画・テレビドラマで効果的な会話を生みだす方法』(フィルムアート社、2017年、一部改変あり)

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公開が遅くなってゴメンナサイ。

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では、また後ほどお会いしましょう。


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