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頂2024、廃油ブースの頂アタマより

はじめに、
頂2024ファイナル、廃油回収にご協力頂いた全ての皆様に心から感謝致します。

また、
昨年の頂で惚れ込んでから、大好きなフレアテントさん、
淡路から参戦した、遊びバイブスありながら、仕事に対する姿勢がビッグリスペクトなhitotoチームさん、ムーンステージなどの装飾も手がける素敵なお花屋さんThe Bulb Bookさん、昨年の頂から仲良くして頂いているグッドバイバス兄貴、ゆうじくん、ろうくん、そして、回収に会場まで来て頂き、工場への運搬をしてくださった静岡油化さん、このシステムを創り上げてくださった、アクティオの石田さん。

尊敬し、大好きな人たちと共にブースを創り上げられたこと、本当に感謝します。
とってもとっても幸せでした。光栄でした。少年心滾りました。

「バイオディーゼルとは廃油から精製されるクリーン燃料です。頂 -ITADAKI-では、ステージ照明/音響、出店テント電気、会場内の全ての電力をバイオディーゼル発電でまかなっています。」

ー頂公式HPより
https://www.itadaki-bbb.com/2024/bdp/


「最高のシチュエーションで、最高の音楽を」

この、頂のコンセプトをボスが突き詰めた結果辿り着いた、地球環境への負担も最大限減らす取り組み、廃油から精製されるバイオディーゼル、発電によるビッグパーティー。

昨年、スタッフのいぶきくんから「一緒に頂やろう!」と誘ってもらった時、担当させてもらうことになったのは、この廃油チームでした。

それまで廃油チームを担当していたのは、
りゅうくんとがくくん。

この2人から、廃油回収システムに対する気持ち、
どうやってこのシステムが出来上がったのかというストーリーを聴かせてもらいました。

これは、ぜひ記事で見て欲しいです!!
https://note.com/itadaki_shizuoka/n/n4310a9c2c75c

昨年、頂は台風で中止。
でも、ボス、そして急遽演奏してくれるという渋さ知らずオーケストラにより、駐車場スペースにて、臨時パーティーが開催されました。

「きっと廃油を持ってきてくれる人たちがいるはず」

と、廃油ブースも設置。

すると、本当にたくさんの人が、
頂用に溜めてくれた廃油を持ってきてくれました。

沢山の言葉をもらいました。
廃油ブースは、会場に来て、色んな想い持ってるお客さんと、1番最初にコミュニケーション取れる場所だったんです。

「悔しいですね、、っ」
「設営お疲れ様でした!」

その中で、廃油を入れた紙袋に書かれた、
「また来年」という言葉。

頂に関わったのは初めてだったのに、
涙が止まらなかった。

日常の中で、ずっと頂のことを想いながら、
コツコツと廃油を溜めてくれている人たちがいるんだ。

それはもう、愛という言葉以外で表現することはできず、
なんて素敵な仕組みなんだろう、と心底感じました。

そして今年、頂2024ファイナル、雨天を乗り越え開催。

やっと本番の廃油ブースだ。

りゅうくんから、
「廃油持って来てくれる人たちは、いわずもがな頂のことが大好きな人たち。それを忘れずに臨んで欲しい」
と。

本当にそうだ。

日常の中で、廃油を溜めておくことって、
実際にはかなり面倒なことだと思う。

それでも、頂のことを思ってコツコツと集め、持って来てくれる。

その人たちが廃油を渡す時、一体どれくらいの気持ちなんだろう。

一人一人、その4倍はバイブスを込めて返すんだ!って決めました。

土曜日、駐車場オープンしてからすぐに沢山の人が、入場列に並ぶ前に、廃油ブースに来てくれました。

「やっとですね!!」
「これ、2年分チャージしました!!」

「頂は初年度から来てる。なんで終わっちゃうんだろう。寂しい。」

廃油と共に、どれだけの言葉を頂いたんだろう。
重かった。全てが重く、暖かかった。

このブースに立ち、この言葉を受け取るのが果たして自分でいいのか。

そう思いながならも、廃油と共に溜まりに溜まったお客さんたちの言葉を、頂で代表して自分がもらってるんだ、と思うと、
そりゃ気持ちも引き締まるし、何より、集まる廃油の量と比例して、どんどんバイブスもチャージされまくりでした。

「俺頂に初めて行った時、グラビティフリーさんの絵に出会って、それで絵を初めて、今なんと絵で食えてるっすよ!!!」

そんな言葉ももらいました。
自分のことのように嬉しかった。いやぁ、上がりますよそりゃあ。

他のスタッフとか、お客さんに、グッドバイバスと言ってもらうことが沢山あり嬉しかったけど、
それは、僕から湧き出たものじゃなくて、
ずっと、廃油ブースで供給されていたものです。

「17年間ありがとう」
の手紙、メッセージが沢山。

子供たちが頑張って背伸びして手を伸ばして、僕に廃油を渡してくれた。

みんなのおかげで電気がつき、音がなり、あのパーティーが出来てたんだよ。本当だよ。
本当に本当にありがとう。

あの2日間、廃油ブースに立つ時間が大好きでした。
ワクワクした表情で入場口に吸い込まれていく人たち、
満足した表情で入場口から出てくる人たち、
丘の上を無邪気に走り回る子供たち。

世界では争いとか、まだまだ悲しいこともあるけど、

「平和ってあるじゃん!!これが平和じゃん!!」


って本当に思いました。なんて美しい景色だったんだろう。

会場撤収で、廃油ブースのテントが畳まれる時は、
それはもうあまりにもあっという間で、
廃油ブースという空間を作ったテントの布は大きな枕ほどの大きさになり、
そこはイベントが始まる前の駐車場に戻っていた。

あの瞬間、寂しかったなあ。本当に寂しかったなぁ。
一生忘れない感覚です。
それくらい、みんなと一緒に作り上げた廃油ブースは最高でした!!最高中の最高!!

そして、さらにアツかったのは、
休憩中フロアに遊びに行った時に、
一緒に踊ったお客さんたちとの、廃油ブースでの再会!!

「あれ!!お兄さんスタッフだったの!?」

と廃油ブースで声をかけてもらいました。

GOMA & The Jungle Rhythm Section、モッシュ最高でしたね!!ぶっとばされましたね!!
ずーーっと音楽の現場で遊んできたであろう先輩世代と爆踊りした時、
楽しいだけじゃなく、ぶつかる体から色んなことを感じました。

この人も本当にずっと音楽が好きなんだろうなあ。

あ、この人絶対頂終わるのめっちゃ寂しいんだろうなあ。

日常で色んなものが溜まってるんだろうなあ。

遊び玄人たちが生み出すモッシュエネルギーは半端なさすぎて、
20分そこにいるのが限界でした。笑


2日目の、「もうそろそろファイナルも佳境だよ」って時間の思い出野郎Aチーム、
沁みたなあ。。

「今夜あの日の歌でどこかの誰かも踊ってる気がする」

みんなで肩を組んで踊った瞬間、最高だったなあ。

一番前でずっと、感情を噛み締めてステージを見てたお客さんの表情、
あれは言葉には出来ないなあ。


頂2024廃油ブースの頂アタマから皆様へ。

本当に、本当に、本当に最高でした!!

本当に「みんなで」あのパーティーを創ったんだ!!

一生忘れない記憶、一生僕に力をくれるエネルギーをもらいました。

またどこかで会ったら乾杯しましょう!!

僕はこれからも踊り続けます。

この地球という大きなダンスホール、青空の下、
どうかこれからも、みんなと一緒に、元気に踊り続けられますように。

ありがとうございました。

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