見出し画像

海外大生の商社就活

1. はじめに

21卒海外大生のいたちです。総合商社複数社から内定をいただきました。非常に簡単ですが身バレ防止のため、自己紹介はこれくらいに留めておきます。

商社の国内選考について書かれた記事は沢山ありますが、海外大生の商社選考について網羅的に説明された記事は無く、私自身手探りで商社就活を進めました。海外大生ですと同じ大学に就活友達や先輩があまりおらず、情報集めに苦労しているという声も聞きます。私も1年前はボスキャリに商社が参加することはなんとなく知っていましたが、どのような選考フローなのかは理解していませんでしたし、またキャンパスリクルーティングや夏期選考は存在すら知りませんでした。

海外大生が総合商社の選考を受ける場合、基本的に以下の2つルートがあります。

1. キャリアフォーラム
2. 夏期選考(7月)            

以下ではそれぞれのルートについて掘り下げて説明していきます。このnoteは商社就活のノウハウをお伝えするものではなく、海外大生が商社就活の全体感を把握することを目的としています(夏期選考のパートについては交換留学生にも当てはまります)。22卒はコロナの影響で一部の選考がオンラインに移行するなど変更点は出てくると思いますが大枠は変わらないと思います。商社就活のスケジュール感を頭に入れ、戦略的に就活を進めていく助けになれば嬉しいです。

2. キャリアフォーラム

画像1

2-1. 概要

21卒選考ではボストンキャリアフォーラム(2019年11月)、ロンドンキャリアフォーラム(2020年4月)、東京サマーフォーラム(2020年6月)に三菱商事と三井物産が参加していました(東京サマーのみ伊藤忠商事も参加)。2020年ボスキャリには伊藤忠商事も参加していますが、オンラインだからなのか、あるいはこれからは参加する方針に変えたのかは正直分かりません。私はこの中でボスキャリにしか参加していないので、2019年ボスキャリにフォーカスして説明していきます。

キャリアフォーラムルートではキャンパスリクルーティングが重要です。
基本的に、「1次選考@キャンパスリクルーティング→2次選考@ボスキャリ→最終選考@ボスキャリor国内選考と同じタイミングの翌年6月」という流れになっています。キャンパスリクルーティングには参加せずボスキャリ当日に1次選考を受けるケースもあるかもしれませんが、上記のフローが一般的だと思います。2019年度は三菱商事、三井物産、伊藤忠商事の3社がキャンパスリクルーティングを行っていました。

2-2. 各社の選考ステップ

ここから先は

5,330字 / 1画像

¥ 950

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?