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【復習:POOLO JOB】山越栞さんの「伝えるための文章術/取材力」

この記事は、POOLO JOBの講義の復習です。

5月2日にコンテンツ力を上げるための「伝えるための文章術/取材力」の講義がありました。
講師は山越栞さん、フリーランス編集者・ライターで、幅広いトピックを網羅されている方です。
座右の銘はラブリーに生きる」だとのこと。
記事を作る中で大事にしている「幸せになることに意思を持つ」ことを軽やかに言い換えたのだそう。たしかに講義中はずっとにこやかで、私も楽しい気分で講義を聴いていました。


いい記事ってどんな記事のこと?

まず、受講生に問いかけられたのが、「いい記事ってどんな記事のことなんだろうって考えたことありますか?」

山越さんはいくつか例をあげられましたが、一番大切なのは「いい記事を作るぞ!」という意識だとのこと。
ライターが考える“いい記事”への定義はどれも正解! それに、どんな記事を作りたいかというポリシーが、ライターの個性や強みにつながるので、各個人の定義は違っていて良いそうです。
その上で、根本的に大切なのが「自分の記事はいいものになっているか、常に心の片隅において書く」ということ。

私にとって“いい記事”とは、内容が伝わる記事であること。記事とは、情報や意見を文書化して共有するものなので、その中身が書き手の意志どおりに伝わってほしいと思います。
そういえば、私の本職でやってる3DCGも、建築家の頭の中のコンテンツをクライアントに伝わるようにビジュアル化することだなと気付きました。

書けるライターになるための第一歩は、いい記事のイメージを持つこと

続いて、書けるライターになるためのテーマに移りました。

記事が書けないという時は、そもそも記事のイメージが持てていないことが原因だと。書いている途中で迷子になってしまったり、何が言いたかったのかわからなくなったりすることは、講師の山越さんも新人時代にあったそうです。そういう時は、いい記事の構成が頭の中にイメージできていないとのこと。

そして、いい記事をイメージするには、他の記事を書き手目線で読むといいそうです。
駆け出しライターは、アウトプットに意識が向きすぎてしまいがち。読者として楽しむのもいいけど、自分が書きたいメディアやサイトの記事をライターとして分析しながら読んでいると、書くときにイメージを反映できるとのお話でした。

いい記事のイメージは、まだハッキリとはつかめていない私。
本職の3DCGにおきかえて考えると、事前に作りたいイメージを明確にしないと、モデリングできないです。記事を書くのも同じなんだろうけど、まだまだ修行が必要なようです。

対価が発生する記事で押さえるべきポイント

次のセクションでは、山越さんの編集者目線で、対価が発生する記事においてライターが押さえるべきポイントを詳しくお話してくださいました。

一人で記事を書き上げられる
山越さんも取材のディレクションができるようになって評価が上がったとのこと。
取材相手の言葉を咀嚼して要約できる
取材相手の“らしさ”を残しつつ、言いたかったことを抜き出す、わかりやすく言い換える。
参考記事と同等以上のクオリティの原稿が書ける
依頼相手が記事に期待していることを理解する。参考記事がない場合でも、自分から聞いてお互いのイメージをすり合わせる。

駆け出しライターには難易度が高く感じてしまうポイントばかりです!
山越さんは「対価をもらって依頼されるということは、自分はプロだということ、自信を持ってパフォーマンスを発揮しよう」とエールを贈ってくださいました。

取材現場におけるライターのgoodな振る舞い

講義のもう一つのテーマである取材、その現場でライターはどう振る舞えば良いのかとのお話になりました。

まず、他の取材メンバー記事の打ち合わせをすること。雑談程度でいいので話しておくと、自分がチームの一員として、安心して取材ができるようになります。
取材相手とも、どんな話がしたいのかなどのすり合わせをしましょう。
大事なお時間を割いてもらっている気持ちを忘れずに、時間配分や撮影可能な場所の確認をすることが必要です。
録音について、「録音していいですか?」と取材相手に許可を取り、レコーダーの位置を整えることも忘れずに(これ、特に大事!)。
山越さんは取材中はメモを取らず、相手と話すことに集中されるそうです。

取材は、質問内容と相手の答えが、そのままインタビューの質になります。相手の回答を深掘りしたり、エピソードがないか、具体例を引き出すのが大事。自分が読者だとしたらどんな質問がしたかいかという判断軸を持つのも良いとのアドバイスもありました。

今まで何度か取材をする機会がありましたが、参考になることばかり!
録音はできていないと不安なので、しっかりと確認しながらインタビューをします。メモに気を取られず、取材に集中することも実行しています。読者目線で判断するのは、まだ余裕がないです。

こんなに頭をあちこちに使うことを軽やかそうにこなす山越さん、本当にラブリーな方でした。
まずは、山越さんの記事を私の“いい記事”として、ライティングのスキルアップをしたいです。



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