「個人的な話」地位向上宣言

阿部広太郎さんが主宰する「言葉の企画」第二回が終わりました。


強く心に残ったのが

「(企画書には)個人的な感情を出していい」ということ。

企画はたくさんのひとを捕まえるものだと思っている私には、衝撃的でした。


でも出発点がありきたりだと、ありきたりな企画にしかならない。

それをプレゼンするとき、どこまで本気で「やりましょう!」と言えるのか?


【個人的無意識】個々の人間に固有な無意識であり、人間の心的活動の大部分を支配する。個人の自我を不快な記憶や苦痛から防衛する機能を持っているうえ、自ら創造する機能も兼ね備えている。


個人的な話なんですが…」という前置きがあるように、

社会では「個人的な話」が一歩控えめに話されているような気がします。

(そこで行き場を失った話たちが、twitterやInstagramで「個人的な話」コミュニケーションとして昇華されたりして)


でも、わたしは野次馬なので、悩み事や噂話を聞きたい!と思ってしまいます。

「みんなたぶん、」より「わたし実は、」のほうに、人間味を感じます。


そう考えると、「個人的な話」ってもっと堂々と語られてもいいんじゃないか?

「わたくしめの個人的な話なんて興味ないでしょうが…」なんて手前味噌いらないんじゃないか?


結論「個人的な話なので言いますが」くらいな前置きがある社会になるといいなあ。

という個人的な感想でした。