「うち」ブランディング

一人称を変えた経験、きっと誰しもあるのではないでしょうか?


「あたし」が「うち」に変えたのは小学校一年生のとき、

第一次大人ブランディングでした。


言葉の企画第3回目の講義で印象的だったのは、

言葉は概念をつくり、概念は行動をつくる」ということ。


「あたし」から生まれ変わった「うち」は、いいこではなくなりました。

学校帰りに寄り道して、家に帰るようになりました。

親の言葉に、友達の話で反抗するようになりました。

「うち」は、はじめて自分で選択した一人称で、

そのときから、親ではなく自分で選択するということを学び始めたのです。


哲学において私とは、全ての事物を意識するその始まりである。これにより、物事は一歩を歩み始める。(Wikipedia引用)


あのとき「うち」にふさわしい自分像をつくり、

「うち」らしい行動を振る舞うことで、

親の言うことを聞くしかないいいこから脱却したかったのかもしれません。


つまり「あたし」のままだったら、親孝行娘に育っていた可能性が高い。

それを今年の言い訳として、今から父の日のプレゼントを探します。