【価格別】社内ヘルプデスクに最適なチャットボット 全13製品を比較
チャット形式でユーザーの質問に自動で答えるチャットボット、オペレーターがユーザーとやりとりできる有人チャットツール。情報システム部、総務、経理など、社内問い合わせ対応で導入する企業が増えています。
効果的なチャットツールの導入は、サポートチームでは「問い合わせの削減」や「問い合わせ対応の効率化」、社員・スタッフから見れば「困りごとのスムーズな解決」につながります。
そんな役立つチャットボット、有人チャットシステムを作成・公開できるシステムをどのように選べばよいでしょうか。
社内ヘルプデスク向きのチャットボット機能とは
社内サポートに向くチャットボットには、たとえば次のような機能があります。(すべての製品に備わっているわけではありません)
情シス、総務、経理など社内FAQのテンプレート機能(FAQをゼロから作成しなくても、ベンダーが用意したFAQセットをベースに作成できる)
社内チャットツール(Teams, LINE WORKS, Slackなど)との連携
現場でよく使われるエクセル形式でのFAQインポート・管理機能
チャットツールの情報が多すぎる?
ツール導入を検討していて、こんなことはないですか?
・広告や比較サイト、オウンドメディアの情報が多すぎて見切れない
・チャットツールが多すぎて、目的に合うものが探し出せない
・チャットボットを探したいのに、ヒットしたページの前置きが長すぎる
・社内向けの製品が欲しいのに、マーケや対外向けが出てきてしまう
・本導入を進めていたら、見つけられなかった別候補が出てきてしまった
中でも、当初見つけられなかった製品を後日発見し、「これもいい製品では?」となると困りますよね。
情報量より、一覧性を大事に
こちらの記事では、情報の量よりも、製品の一覧性を大事にします。また、可能な限り、製品カテゴリ・ジャンルに忠実に区分します。
リストに掲載していない製品
・マーケティング向けのチャットボット、チャットツール
・社内向けの機能やテンプレートが用意されていないチャットツール
製品の情報は、以下5項目と最低限に絞りました。
キャッチコピー(製品サービスの特徴を表すキーワード)
利用料金(初期費用、月額費用など)
提供元(ツールの開発・販売会社)
製品サイト(製品サービスの公式サイト)
製品公式の案内(特徴がわかりやすい、サイト概要文や説明文の引用)
興味のあるFAQシステムが見つかれば、製品サイト、レビューサイトで確認してみてください。
月額費用別 チャットボット・有人チャット
各社のチャットツールを月額費用の小さい順に、下記のような価格レンジごとにまとめています。また、個別見積もり・サイト上に料金の記載がないものは最後にまとめています。
無料~月額10,000円(税別)まで <0製品>
月額10,000円~50,000円(税別)まで <6製品>
月額50,000円(税別)以上 <3製品>
個別見積もり・要問い合わせ <4製品>
それでは、早速見ていきましょう。
チャットツール(月額10,000~50,000円)
1. RICOH Chatbot Service
キャッチコピー:Excelで作ったQ&Aデータを読み込むだけで、利用可能なチャットボット
初期費用:5,000円
月額費用:18,000円より
提供元:リコー
製品サイト:https://www.ricoh.co.jp/service/chatbot
2. AIさくらさん
キャッチコピー:自己学習AIと専属スタッフのサポートにより手間ゼロで運用可能
初期費用:10万円
月額費用:3万円より
提供元:ティファナ・ドットコム
製品サイト:https://www.tifana.ai/
3. My-ope office
キャッチコピー:社内問い合わせ対応チャットボット
初期費用:48,000円
月額費用:30,000円
提供元:mofmof inc.
製品サイト:https://www.my-ope.net/
4. ドコモAIエージェント チャットボット
キャッチコピー:簡単にチャットボットの作成・運用ができるサービス
初期費用:3,000円
月額費用:5万円より
提供元:ドコモビジネス
製品サイト:https://www.ntt.com/business/services/ai_agent_api/chatbot.html
チャットツール(月額50,000円以上)
1. helpmeee! KEIKO
キャッチコピー:AIチャットボット社員KEIKOにお任せください
初期費用:20万円
月額費用:10万円より
提供元:バリュエンステクノロジーズ
製品サイト:https://helpmeee.jp/
2. ASBOT
キャッチコピー:Teamsで利用できる社内向けAIチャットボット
初期費用:問い合わせ
月額費用:15万円
提供元:アルプス システム インテグレーション
製品サイト:https://portal.alsiasbot.com/
3. QuickQA
キャッチコピー:顧客サポート AIチャットボット
初期費用:100万円より
月額費用:30万円より
提供元:エーアイスクエア
製品サイト:https://www.ai2-jp.com/service-information/qqa/
チャットツール(個別見積もり・要問い合わせ)
1. KARAKURI chatbot
キャッチコピー:カスタマーサポート特化型AIチャットボット
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:カラクリ
製品サイト:https://karakuri.ai/
2. チャットディーラー
キャッチコピー:かんたん導入ですぐ使える! 社内向けAIチャットボット
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:ラクス
製品サイト:https://www.chatdealer.jp/
3. PEP(ペップ)
キャッチコピー:AIが問い合わせにおもてなし対応
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:ギブリー
製品サイト:https://pep.work/
4. HiTTO
キャッチコピー:AIチャットボット(社内DX特化型)
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:HiTTO
製品サイト:https://hitto.jp/
5. HRBrain AIチャットボット
キャッチコピー:社内向けAIチャットボット
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:HRBrain
製品サイト:https://www.hrbrain.jp/assistant
6. AI-Q(アイキュー)
キャッチコピー:探すをなくす
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:木村情報技術
製品サイト:https://www.k-idea.jp/product/ai/ai-q.html
こうして社内ヘルプデスク向けのチャットボット・有人チャットシステムを整理してみると、本当に多くのツールがあることがわかります。
チャットボット・有人チャットツールの比較ポイントとは
チャットツールを選ぶ上で、絶対的な正解はありません。ツールを導入する目的、課題、ニーズ、予算によって違ってきます。
また、チャットボットやチャットツールを選ぶ際には、どのチャットシステムベンダーを選ぶかということも大事になってきます。
なぜなら、チャットで成果を出すためには、ツールの機能はもちろん、導入や運用にあたっての支援も重要になってくるからです。
目的は、マーケティングか、カスタマーサポート、社内ヘルプデスクか
FAQやチャットボットのシナリオ作成から支援を受けるか、自社で行うか
チャットボットの更新・チューニング・分析を依頼するか、自社で行うか
自動応答のみか、有人チャット(オペレーター対応)が必要か
他のシステムとの連携は必要か
独自の追加開発が必要か
予算はどれくらいか(投資対効果を含め)
このあたりのことは、また別の記事でも書こうと思います。
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