ショートカットキーの導入でChatGPTの操作性をアップ!
ChatGPTのカスタム指示に、よく使う指示のショートカットキーを設定しておくと、とても便利で効率が上がります。
1.カスタム指示への設定方法
最初に、ChatGPTの操作画面左下のユーザー名をクリックして、「Customize ChatGPT」を選択し、以下のカスタム指示の設定画面を開きます。
次に、設定画面の下側の入力欄に以下のように入力します。
最後に、「Enable for new chats」のトグルをオンにして、Saveボタンを押すと、次のチャットセッションからショートカットキーが使えるようになります。
上に挙げたショートカットキーは筆者が自分用に使っている一例です。最初は、もっとキーの数を減らしても構いませんし、自分の憶えやすい文字や記号を設定してもらえば結構です。自分独自のショートカットキーを作って、ChatGPTを使いやすくカスタマイズしてください。
また、最後の「l:すべてのショートカットキーのリストを表示して」を設定しておくと、忘れたときに便利です。
以下は、ChatGPTに「l」と入力した時の出力結果とショートカットキーのアルファベット文字の由来です。
カスタム指示へのショートカットキーの設定は、以下のテツメモさんのX投稿を参考にして考案したものです。また、最初にメモリー機能にショートカットキーを導入することを発案したのはChatGPT研究所さんのようです。
2.ショートカットキーの使用例
① 英語訳と日本語訳
(e: 英語訳して、j: 日本語訳して)
② 要約、詳しく説明、添削
(s:要約して、d:詳しく説明して、r:添削して)
③ 画像生成
(i:画像を描いて)
④ 画像内の文字の読み取り
(t:画像内の文字を読んで)
画像を貼り付けて、「t」と入力します。
(t:画像内の文字を読んで、j:日本語訳して)
以下のように複数のショートカットキーを組み合わせて使用することもできます。
⑤ グラフの作成
(g:グラフを作成して)
⑥ コードの作成
(p:コードを書いて)
⑦ ショートカットキーの一覧表示
(l:すべてのショートカットキーのリストを表示して)
3.ショートカットキーの応用例
応用例として、もう少し複雑な指示をショートカットキーとして設定することもできます。
① ブログ記事の執筆
カスタム指示の下側の欄に、以下のような記述を追加します。
使い方:「b 」の後にテーマを入力します。
出力結果は以下の通りです。
② 画像の連続生成
カスタム指示の下側の欄に、以下のような記述を追加します。
使い方:「i4 」の後にテーマを入力します。
出力結果は以下の通りです。
プロンプト:i4 四神
出力結果:このプロンプトで出力した4枚の画像をまとめました。
一度の指示で4枚の画像を連続生成するのでとても便利です。同じプロンプトで4枚生成して、一番よいものを選ぶなどの使い方ができます。
4.まとめ
今回は、沢山のショートカットキーを紹介しましたが、沢山あっても憶えきれないので、自分が本当によく使うものだけに絞って設定すれば十分です。
カスタム指示は一つしか設定できないので、他の用途でカスタム指示を使う場合は書き換える必要があります。したがって、カスタム指示を他の用途で使うことが多い人は、メモリー機能でショートカットキーを活用してください。
文章作成用ショートカットキー集、画像生成用ショートカットキー集などのように、作業の種類ごとにショートカットキーをまとめたGPTsを作成するのもよいでしょう。ユーザーによって、十人十色の様々なショートカットキー集ができ上ると思います。
皆さんも、是非、オリジナルのショートカットキーを設定して、ChatGPTをより使いやすくカスタマイズしてみてください。きっと作業の効率が大きくアップするはずです。
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