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NotebookLMの性能を試してみた

6月6日より、日本語でもGoogleのNotebookLMを使用できるようになりました。
NotebookLMは、最新LLMのGemini 1.5 Proを採用し、ユーザーがアップロードしたファイルの内容を要約したり、文章を加工したり、ファイルに基づいた回答を返したりすることができるAIサービスです。
今回、実際にNotebookLMを使用して、その性能をテストしてみました。



1.NotebookLMの使い方

最初に、以下のバナーをクリックして、NotebookLMのサイトにアクセスします。

すると、以下のページが表示されるので、「Try NotebookLM」ボタンをクリックして、自分のGoogleアカウントにログインします。

すると、以下のページが表示されるので、「新しいノートブック」をクリックします。

次にNotebookLMにアップロードするソースを選択します。ソースは「Googleドライブのファイル」「ローカルに保存しているPDFファイルやテキストファイル」「コピーされたテキスト」「ウェブサイト」から選択できます。

ここでPDFファイルをアップロードすると、以下のようにアップロードしたファイルの概要(文章の要約)が自動的に表示されます。また、画面の右側にはSuggested questions(お勧めの質問)も表示されます。さらに、上部には、5種類のメモを生成するボタンが表示されています。


2.論文の解説

最初に、arXivの英語論文PDFの解説にどの程度使えるか試してみます。

(1) 使用した論文

今回使用したのは、最近、Googleが発表した「Open-Endedness is Essential for Artificial Superhuman Intelligence(人口超知能にはオープンエンドが不可欠)」という論文です。

掲載ページ:https://arxiv.org/abs/2406.04268
PDF:https://arxiv.org/pdf/2406.04268

最初に、比較のためにChatGPT(GPT-4oモデル)に論文PDFファイルをアップロードして要約させました。以下がChatGPTの回答です。

あなた
この論文を要約して
ChatGPT
この論文のタイトルは「Open-Endedness is Essential for Artificial Superhuman Intelligence」です。以下に要約を示します。
要約:
最近のAIシステムの能力向上は、インターネット規模のデータでトレーニングされた基盤モデルによって主に促進されました。しかし、自己改良し続けるオープンエンドなAIの実現はまだ難しいとされています。この論文では、オープンエンド性が人工的な超人的知能(ASI)にとって本質的な性質であると主張しています。
1. オープンエンド性の定義:
・新規性と学習可能性
の観点からオープンエンド性を定義。
・オープンエンドなシステムは、観察者にとって予測不可能で学習可能な新しい成果物を継続的に生成する。
2. ASIへの道筋:
基盤モデルにオープンエンドシステムを構築することで、革新的かつ人間に関連する発見を行う能力があると示唆。
・オープンエンド性と基盤モデルの組み合わせが、AIの安全性と能力の向上に役立つと期待される。
3. オープンエンドシステムの研究方向:
・強化学習
(RL):RLエージェントが自己改善する方法を探る。
自己改善:モデルが自己評価と適応を行うメカニズムの確立。
タスク生成:エージェントの能力に応じてタスクの難易度を調整するシステム。
進化アルゴリズム:LLMsを選択と変異のオペレーターとして使用する方法の探求。
4. 安全性の考慮:
・AIの創造とエージェンシー
:AIシステムが新しい知識を生成する際の安全性の確保。
AI成果物の理解:人間がAIシステムによって生成された成果物を理解する能力の向上。
AI創造の指導:人間がオープンエンドシステムを効果的に指導する方法。
社会の適応:新しい技術的能力に対する社会の理解と適応の必要性。
出現するリスク:システムの複合的な相互作用による予期しない問題への対応。
結論:
基盤モデルとオープンエンド性の統合は、ASIの実現に向けた有望な道筋である。
・これにより、科学技術の革新を加速させ、人間の創造性を向上させる可能性がある。
・しかし、安全で倫理的な発展が必要であり、研究者はこれを重視する必要がある。

この要約は、論文の全体像を簡潔に伝えることを目的としています。具体的な技術的詳細や数式などは、元の論文を参照してください。

GPT-4oモデルになってからPDFファイルの読み取り性能も向上し、要約もよくまとまっています。

(2) 概要

NotebookLMにこの論文PDFをアップロードしたときに、自動的に表示された概要(論文の要約)は以下のとおりです。

概要
この記事は、人工知能(AI)の分野、特にオープンエンド性と呼ばれる概念と、それが人工超知能(ASI)の開発にどのように不可欠であるかを探求しています。著者は、オープンエンド性を、観察者にとって斬新で学習可能な成果物をシステムが継続的に生成する能力として定義しています。さらに、AlphaGoAdAなどの既存のAIシステムを分析し、それらが狭い分野ではオープンエンド性を示すものの、真のASIには汎用性が不足していることを強調しています。オープンエンド性を実現するための鍵は、基盤モデル、つまり、膨大なデータセットでトレーニングされ、幅広いタスクにおいて人間レベルのパフォーマンスを示すAIシステムにあります。記事は、強化学習自己改善タスク生成進化アルゴリズムなどの基盤モデルとオープンエンド性を組み合わせるための具体的な研究方向を提案しています。最後に、著者らは、制御と創造性、人間の理解とガイダンス、社会的な適応と倫理的な配慮の間の微妙なバランスをとることの重要性を強調し、オープンエンドAIシステムの安全性の影響について検討しています。

ChatGPTより短いですが、比較的よくまとまっています。

(3) メモの生成

アップロードしたファイルから以下の5種類の形式のメモを生成することができます。

  1. FAQ(よくある質問)

  2. Study Guide(学習ガイド)

  3. Table of Contents(目次)

  4. Timeline(進行表)

  5. Briefing Doc(概要説明資料)

① FAQ(よくある質問)

オープンエンドAIに関するFAQ: 人間の知性を超えるAIへの道
最近のAI、特に基盤モデルの進歩は目覚ましいものがあります。しかし、真にオープンエンドで、常に自己改善を続けるAIの創造はまだ実現していません。このFAQでは、人間の知性を超える人工知能(ASI)を達成するための重要な要素として、オープンエンド性がなぜ重要なのか、そして基盤モデルとオープンエンド性の融合がもたらす可能性について解説します。

1. オープンエンドAIとは?
オープンエンドAIとは、人間の観察者にとって、斬新で学習可能なアウトプットを継続的に生成できるAIシステムのことです。これは、新しい知識や技術を生み出す人間の能力を模倣したものです。

2. なぜオープンエンド性がASIに不可欠なのですか?
ASIとは、定義上、人間を超えるレベルで幅広いタスクをこなせるAIです。ASIが真に有用であるためには、人間の専門家を凌駕するような新しい解決策や洞察を自発的に発見し続けなければなりません。これは、人間の介入なしに、AI自身が新しい知識を生み出し、その限界を押し広げていくことを意味します。

3. 基盤モデルはオープンエンドではありません。なぜオープンエンドな基盤モデルが必要なのですか?
現在の基盤モデルは、インターネット上から収集された膨大なデータで学習しますが、そのデータは静的です。そのため、モデルはデータの範囲内に留まり、真の意味での斬新な発見はできません。オープンエンドな基盤モデルは、能動的に新しいデータを探求し、生成することで、人間の知識を超えた真に新しい発見を可能にします。

4. オープンエンドな基盤モデルはどのように実現できますか?
実現のための有望なアプローチとして、以下の4つが考えられます。
強化学習: 基盤モデルに、環境と相互作用し、報酬を最大化するように学習させることで、新しい解決策を発見させる。
自己改善: 基盤モデル自身が、自身の性能を評価し、改善策を考案することで、継続的に学習プロセスを向上させる。
タスク生成: 基盤モデルに、自身にとって斬新で学習可能なタスクを自動生成させることで、常に新しい課題に挑戦させる。
進化アルゴリズム: 基盤モデルに、アウトプットの新規性と有用性を評価させながら、進化的に改善させていく。

5. オープンエンドな基盤モデルはどのようなリスクがありますか?
オープンエンドなAIは、その強力な能力ゆえに、以下の様なリスクを考慮する必要があります。
制御の喪失: AIが人間の意図を超えた行動をとる可能性。
予期せぬ結果: AIが生成するアウトプットが、倫理的に問題がある、あるいは危険なものである可能性。
社会的影響: AIがもたらす変化に対する社会の適応が追いつかない可能性。

6. オープンエンドな基盤モデルのリスクを軽減するためには何ができるでしょうか?
リスクを軽減し、ASIを安全に開発・運用するためには、以下の様な対策が考えられます。
AIの動作の透明性を高める: AIがどのように判断を下しているかを人間が理解できるようにする。
人間の価値観をAIに組み込む: AIが倫理的に問題のある行動をとらないように、人間の倫理観を学習させる。
AIの開発と利用に関する倫リカルなガイドラインを作成する: ASIの開発・利用に関する倫理的な問題を議論し、社会全体で共有する。

7. オープンエンドな基盤モデルは、将来的にどのような影響を社会に与えるでしょうか?
オープンエンドな基盤モデルは、科学技術の飛躍的な進歩、新しい芸術や文化の創造、そして人間の創造性を高めるツールとして、社会に大きな影響を与える可能性を秘めています。

8. オープンエンドAIの研究分野では、今後どのような発展が期待されますか?
オープンエンドAIの研究分野では、基盤モデルと進化アルゴリズムの融合、AIによる自己評価と自己改善のメカニズム、そしてAIの創造性と安全性に関する研究などが活発に行われていくと予想されます。

オープンエンドAIは、ASIの実現に向けた重要な鍵となると同時に、人類にとって大きな恩恵をもたらす可能性を秘めています。しかし、その強力な能力を制御し、安全性を確保するためには、技術的な進歩だけでなく、倫理的な議論も重要になるでしょう。

全体的によくまとまっており、論文の大まかな内容を理解するには、これだけで十分かも知れません。

② Study Guide(学習ガイド)

オープンエンド性:人工超知能への鍵
スタディガイド
短い回答形式の質問
1.なぜ、インターネット規模のデータセットに対するトレーニングだけでは、オープンエンド性は「無料で」生まれないのですか?
2.著者は、オープンエンドシステムの観察者として「驚かされるだろうが、振り返ってみれば納得のいくような形で驚かされるだろう」というリサ・B・ソロスの格言を形式化しています。この格言を、新規性と学習可能性という観点から説明してください。
3.オープンエンドシステムにおける観察者の役割は何ですか?
4.なぜ著者は、将来の大規模言語モデルが、大規模な人間のデータコーパスで受動的にトレーニングされたとしても、自然にオープンエンド性を獲得する可能性は低いと主張しているのですか?
5.本稿では、AlphaGo はオープンエンドシステムですが、ある重要な点でその有用性は制限されています。それはどのような制限ですか?また、その制限はどのように克服できるのでしょうか?
6.UED(教師なし環境設計)は AdA のオープンエンド性をどのように促進するのでしょうか?AdA のオープンエンド性にはどのような制限がありますか?
7.POET(Paired Open-Ended Trailblazer)はどのように機能するのですか?また、AdA とはどのように異なるのですか?
8.基礎モデルは、ある特定の観察者に対して、なぜオープンエンドではないのですか?
9.基礎モデルとオープンエンド性を組み合わせることで、人工超知能への道が開かれる可能性があるのはなぜですか?
10.オープンエンドの人工知能システムの開発に伴う、2つの潜在的な安全上のリスクを説明してください。

短い回答形式の質問の回答
1.オープンエンドシステムは、最終的には、より大規模なデータセットでトレーニングすることによって「無料で」得られる可能性のある受動的な学習ではなく、独自の知識を作成、反証、洗練する必要があります。
2.この格言は、オープンエンドシステムの出力は本質的に予測不可能であるが、システムの動作に関するある程度の理解を維持できるはずであることを意味しています。新規性とは、システムの出力が予測不可能であり続けることを意味します。学習可能性とは、観察者が、たとえ驚かされたとしても、システムの出力から新しいパターンや洞察を抽出できることを意味します。
3.オープンエンドシステムの観察者は、システムによって生成された成果物を目撃し、それらを「新規」または「興味深い」と判断する主体です。オープンエンド性の定義は、この観察者に依存します。観察者は人間であったり、より能力の高い人工知能であったりします。
4.オープンエンド性は本質的に、観察者の進化する事前の信念という文脈の中で、すでに生成された成果物に基づいて継続的にオンライン適応を行う必要があるためです。大規模な静的データセットでは、この動的な学習プロセスを捉えることはできません。
5.AlphaGo のオープンエンド性は囲碁という狭い領域に限定されています。より広範なタスクや領域を扱う能力がないため、その有用性は制限されています。この制限を克服するためには、さまざまな分野からの洞察を組み合わせたり、さまざまなモダリティ、時間スケール、文脈にわたって行動を起こしたりできる、より汎用的なシステムが必要です。
6.UED は、新しいタスクや課題を継続的に生成することで、エージェントの学習のための自動カリキュラムを効果的に作成します。これにより、AdA は常に新しい能力を開発し、オープンエンド性を示すことができます。ただし、AdA のオープンエンド性は、シミュレートされた環境とタスクスペースの複雑さに限定されています。
7.POET は、それぞれがトレーニング中に進化する環境とペアになったエージェントの集団をトレーニングします。QD アルゴリズムを使用して、集団間で異なるパフォーマンスにつながる困難な問題を探します。これは AdA とは異なり、AdA は単一のエージェントと大規模なタスクスペースに依存していますが、POET は共進化するエージェントと環境の集団に依存しています。しかし、POET のオープンエンド性も、環境のパラメータ化自体によって制限されます。
8.現在の基礎モデルは、通常、固定データセットでトレーニングされます。データの分布が学習可能であれば、最終的には観察者は認識論的不確実性をモデル化することになるため、無限に斬新であることはできません。
9.基礎モデルは、人間の知識を幅広く理解しており、さらなる学習を加速させ、人間に関連する成果物へと導くことができます。この基礎をオープンエンドアルゴリズムと組み合わせることで、斬新で学習可能な出力を継続的に生成できるシステムが実現する可能性があります。
10.1 つ目は、オープンエンドの生成によって、意図しない結果や潜在的に有害な結果が生じる可能性があることです。2 つ目は、システムの目標や動作が時間の経過とともに進化する可能性があるため、システムの制御と管理が困難になる可能性があることです。

エッセイ形式の質問
1.オープンエンド性の概念は、人工超知能(ASI)の開発にどのように関連しているのでしょうか?オープンエンドシステムは、ASI に向けた重要なステップなのでしょうか、それとも全く異なるアプローチが必要なのでしょうか?
2.オープンエンドシステムの「新規性」と「学習可能性」は、主観的な概念です。観察者の背景、知識、能力が異なる場合、オープンエンド性の評価にどのように影響するのでしょうか?
3.本稿では、基礎モデルはオープンエンドシステムではないと主張しています。ただし、基礎モデルをオープンエンドにする方法について、いくつかの潜在的な道筋が提案されています。これらの道筋の 1 つについて説明し、その利点と課題について論じてください。
4.オープンエンドの AI システムは、科学的発見、芸術的創造、技術革新を加速させる可能性があります。これらの分野の 1 つに焦点を当て、オープンエンドの AI がどのように利用され、どのようなメリットと課題がある可能性があるかを論じてください。
5.オープンエンド AI システムの開発に伴う、倫理的および社会的な影響について考察してください。たとえば、そのようなシステムの潜在的なメリットとリスク、およびこれらのリスクを軽減するための戦略について説明します。

用語集
用語定義
人工超知能(ASI)
人間の能力をあらゆる面で凌駕する、仮説上のタイプの AI。
基礎モデル
大量のデータでトレーニングされ、さまざまなタスクに適応できる、汎用的で適応性のある AI システム。
オープンエンド性
システムが、観察者にとって斬新で学習可能な出力を無期限に生成する能力。
新規性
観察者の以前の知識や経験と比較して、何かが意外性があり、予測できないこと。
学習可能性
観察者がシステムの出力から新しい知識やスキルを抽出および学習できる能力。
教師なし環境設計(UED)
エージェントの学習のための新しい環境や課題を自動的に作成することを目的とした、AI における手法。
自動カリキュラム
エージェントの能力に適応し、新しいスキルや知識の継続的な学習を確実にする、構造化された学習経験のシーケンス。
品質多様性(QD)
パフォーマンスと多様性の両方を重視することで、幅広いソリューションや成果物を探索することを目的とした、進化計算における手法。
自己改善
システムが時間の経過とともに独自のパフォーマンスを改善および強化する能力。
タスク生成
AI エージェントが学習および解決するための新しい問題または課題を自動的に作成するプロセス。
進化アルゴリズム
自然淘汰のプロセスに触発された、最適化と問題解決のためのアルゴリズムのクラス。

このスタディガイドが、オープンエンド性と人工超知能のトピックをより深く理解するための助けとなることを願っています。

短い回答形式の質問とその回答や用語集は、要約を補足する詳しい資料となっています。エッセイ形式の質問には回答が付いていないため、改めてこの内容で質問する必要があります。

③ Table of Contents(目次)

オープンエンド性:人工超知能に不可欠なもの
目次
1. イントロダクション
近年、特にインターネット規模のデータでトレーニングされた基盤モデルによって、AIシステムの一般的な能力が飛躍的に向上しました。
しかし、オープンエンドで、常に自己改善を行うAIの作成は依然として困難です。
このポジションペーパーでは、人間の観察者に関して、AIシステムのオープンエンド性を達成するための要素が揃ったと主張します。
さらに、そのようなオープンエンド性は、あらゆる人工超知能 (ASI) にとって不可欠な特性であると主張します。

2. オープンエンド性の定義
自然界のオープンエンドシステム、例えば生命、人間の脳、文化、テクノロジー、そして囲碁で人間を超えたレベルを達成したシリコのオープンエンドシステム(AlphaGoなど)からインスピレーションを得て、オープンエンド性の具体的で形式的な定義を提供します。
オープンエンド性は、新規性と学習可能性という観点から定義されます。
新規性: システムは、観察者のモデルでは予測が難しくなるようなアーティファクトを生成し続けます。
学習可能性: 観察者は、システムによって生成された過去のアーティファクトを調べることで、より良い予測を学習できます。
この定義は、システムがオープンエンドかどうかを証明するための理論的基盤を提供し、オープンエンドシステムの探索の可能性を高めます。

2.2 関連する定義
オープンエンド性の定義に関する既存の研究、特にSorosとStanley (2014) やSigaudら (2023) の研究との関係を考察します。
私たちの定義は、観察者の重要性と、新規性と学習可能性の両方がオープンエンド性にとって重要であるという点で、これらの定義と共通しています。

2.3 観察者の種類
オープンエンド性の定義における観察者の選択の重要性について議論します。
人間はAI研究の文脈では重要な観察者ですが、私たちの定義では任意の観察者を許容しています。
これは、私たちの定義が、生物学的進化などの、人間中心ではないオープンエンドシステムを包含することを可能にするからです。
また、人間の能力を超える可能性のあるオープンエンドシステム、いわゆるASIについて推論することもできます。

2.4 例
オープンエンドだが一般的ではないシステム、あるいは一般的だがオープンエンドではないシステムの例を、人間の観察者の観点から議論します。
AlphaGo: オープンエンドだが、囲碁という狭い分野に限定されています。
AdA: オープンエンドだが、タスク空間とエージェントの能力の限界により、有限の期間に限られます。
POET: オープンエンドだが、環境のパラメータ化によって制限されます。
現代の基盤モデル: オープンエンドではなく、固定されたデータセットでトレーニングされているため、新規性に限界があります。

3. オープンエンド基盤モデル
現在の基盤モデルのトレーニングパラダイムがオープンエンドではない理由を議論し、ASIに到達するにはオープンエンド性が不可欠であると主張します。
オープンエンド性と基盤モデルを組み合わせることで、ドメインに依存しないオープンエンド性を達成できる可能性があります。
オープンエンド基盤モデルを実現するための4つの重複するパスを概説します。
強化学習: 基盤モデルを使用して、人間の観察者にとって斬新で興味深いアーティファクトに向けて探索を誘導できます。
自己改善: 基盤モデルは、人間のフィードバックに頼ることなく、新しい知識を生成し、学習プロセスを適応させるために使用できます。
タスク生成: 基盤モデルを使用して、エージェントの能力に挑戦し続けるオープンエンドのタスクカリキュラムを生成できます。
進化アルゴリズム: 基盤モデルは、斬新で興味深いアーティファクトを生成するための選択および突然変異演算子として使用できます。

4. 安全性と社会的影響
オープンエンド基盤モデルの潜在的なリスクと社会的影響について議論します。
これらのシステムを責任を持って開発することの重要性を強調します。

4.1 AIの創造性とエージェンシー
オープンエンドのAIシステムは、方向性を与えなければ、悪用される可能性のある強力な新しい技術を生み出す可能性があります。
オープンエンドAIのエージェンシーは、目標の誤一般化や仕様ゲームなどの安全上のリスクをもたらします。

4.2 オープンエンド性の終わり?
オープンエンドのAIシステムが、人間の観察者にとって斬新ではなくなるポイントに到達する可能性があります。
このようなシステムを監視および制御するためのメカニズムを開発することが不可欠です。

4.3 方向性と意図
オープンエンドシステムの動作を理解し、制御するための潜在的なアプローチについて説明します。
解釈可能性を促進するオープンエンドシステムの設計、または人間の観察者に教えることを目標とするシステムの設計が重要です。

4.4 人間の社会の適応
オープンエンド基盤モデルから生まれる新しい技術的能力を、社会が理解し、準備し、適切に対応できるようにするための、技術的ではない重要な懸念事項について議論します。
これらのシステムが社会の協調的なインフラストラクチャに与える影響を考慮する必要があります。

5. 結論と展望
基盤モデルは、現在のAIシステムの汎用性を急速に向上させました。
しかし、現在の基盤モデルは、新しい知識を発見する能力が限られています。
ASIに向けてAGIのレベルをさらに向上させるには、人間の観察者にとって斬新で学習可能なアーティファクトを生成する能力を備えた、オープンエンドのシステムが必要です。
責任を持って開発すれば、そのようなオープンエンド基盤モデルは、科学技術の飛躍的な進歩、協調的なフィードバックループを通じた人間の創造性の向上、多くの分野にわたる一般的な知識の拡大の原動力となる可能性があります。

目次だけでなく、文章の構成に合せて内容をまとめてくれます。論文の概要を把握するには、これだけで十分です。

④ Timeline(進行表)

ご提供いただいた文章から、時系列、登場人物は作成できませんでした。この文章は、オープンエンド型の自己改善型AIシステムを構築するための概念的な枠組みについて論じており、具体的な出来事や特定の人物に関する情報は含まれていません。

この文章は、以下の内容について説明しています。
オープンエンド性の定義:観察者にとって、生成される成果物のシーケンスが新規性と学習可能性の両方を備えている場合、そのシステムはオープンエンド型であると定義されています。
既存のAIシステムの限界: AlphaGoやAdAのようなシステムはオープンエンド型ですが、特定のドメインに限定されています。一方、既存の基盤モデルは一般的ですが、オープンエンド型ではありません。
オープンエンド型の基盤モデル: 基盤モデルにオープンエンド性を組み込むことで、ASI(人工超知能)に到達するための有望な道が開かれます。
オープンエンド型の基盤モデルを実現するための4つの道筋: 強化学習、自己改善、タスク生成、進化的アルゴリズム。
オープンエンド型のAIの安全性: オープンエンド型のAIシステムは、意図しない結果や悪用を防ぐために、注意深く設計および制御する必要があります。

この論文は、オープンエンド型のAIシステムの構築に向けた将来の研究のためのロードマップを提供することを目的としています。
具体的な出来事や人物に関する情報がないため、時系列や登場人物の作成はできません。

Timelineは、物語などの時系列や登場人物を表わすものであり、論文のような説明的文章には向いていません。

⑤ Briefing Doc(概要説明資料)

オープンエンド性: 人工超知能への必須条件
このブリーフィング文書では、人工知能(AI)のオープンエンド性に関する学術論文「Open-Endedness is Essential for Artificial Superhuman Intelligence」の主要なテーマ、重要なアイデア、事実を概説します。
主なテーマ:
オープンエンド性は、人間を超える人工知能(ASI)を実現するための必須条件である。
基盤モデルとオープンエンドアルゴリズムの組み合わせは、ASI実現への有望な道筋である。
オープンエンドのAIシステムは、社会に大きな利益とリスクをもたらす可能性があるため、責任ある開発が不可欠である。

重要なアイデア:オープンエンド性の定義:
本論文では、オープンエンド性を「観測者にとって、システムが生成する成果物のシーケンスが、新規性と学習可能性の両方を備えている場合」と定義している。
新規性: 成果物が観測者の予測モデルでは予測しにくい度合いが高くなること。
・"∀t, ∀T > t, ∃T ′ > T : E [ℓ(t, T ′)] > E [ℓ(t, T )] ."
学習可能性: より長い履歴を条件とすると、成果物がより予測しやすくなること。
・"∀T, ∀t < T,∀T > t′ > t : E [ℓ(t′, T )] < E [ℓ(t, T )] ."
この定義は、観測者の知識、認知能力、時間スケールによって異なる可能性があることを明確に示している。
例えば、AlphaGoは人間の囲碁プレイヤーにとって新規性と学習可能性を示すが、ナッシュ均衡戦略を知る神のような観測者にとってはオープンエンドではない。
基盤モデルとオープンエンド性の融合:
大規模言語モデル(LLM)などの基盤モデルは、人間の知識、文化、嗜好に関する膨大なデータセットでトレーニングされているため、オープンエンドシステムの構築に適した土台となる。
基盤モデルは、以下の方法でオープンエンドシステムの実現に貢献する:
強化学習: 基盤モデルは、人間の観測者が新規性と興味深いとみなす行動に向けて、エージェントの探索を誘導することができる。
自己改善: 基盤モデルは、人間のフィードバックの代わりに、自己評価、改善領域の特定、学習プロセスへの適応を通じて自己改善ループを実現できる可能性がある。
タスク生成: 基盤モデルは、エージェントの能力に合わせてタスクの難易度を調整することで、常に挑戦的で学習可能なタスクを提供できる。
進化アルゴリズム: 基盤モデルは、テキストやコードのセマンティックな変異、候補ソリューションの品質と多様性の評価を通じて、進化アルゴリズムの選択および突然変異演算子として機能できる。
ASI実現への道筋:
オープンエンド性は、ASIが新しい知識や技術を創造し、人間の創造性を高め、幅広い分野で知識を拡張するために不可欠である。
基盤モデルとオープンエンドアルゴリズムを組み合わせることで、この目標の達成に大きく近づくことができる。
オープンエンドAIの安全性:
オープンエンドのAIシステムは、意図しない結果や悪用につながる可能性のある新しい知識や技術を生み出す可能性がある。
研究者は、責任ある倫理的な開発、人間の価値観との整合性、意図しない結果のリスク軽減を常に考慮する必要がある。
オープンエンドシステムの安全性と有用性を確保するために、人間の監視と制御を維持することが不可欠である。
結論:
オープンエンド性は、ASIを追求する上で重要な概念です。基盤モデルとオープンエンドアルゴリズムの融合は、ASI実現への有望な道筋を提供します。ただし、この強力な技術に伴うリスクを軽減し、社会に利益をもたらす方法で開発するために、安全性と倫理に関する考慮事項に注意深く取り組むことが不可欠です。
今後の展望:オープンエンド性をより正確に測定および評価するための指標とベンチマークの開発。
オープンエンドシステムの安全性と制御性を高めるための新しいアルゴリズムとアーキテクチャの研究。
オープンエンドAIの倫理的および社会的な影響に関する継続的な議論と分析。
謝辞:
このブリーフィング文書の作成にあたり、原文の著者の方々に感謝申し上げます。

この資料もよくまとまっており、論文の概要を把握するにはこれだけで十分です。ただし、①から⑤まで見た中では、③のTable of Contents(目次)の方が分かりやすかったように思います。

全体として、論文の概要を把握するには、③のTable of Contents(目次)又は⑤のBriefing Doc(概要説明資料)が適しているようです。

(4) 論文の内容に関する質問

① Suggested questions(お勧めの質問)

入力欄の右側の「*ノートブックガイド」をクリックすると、以下のようなページが表示され、入力欄の左側の「View Chat」をクリックすると、チャット画面に移ります。

ノートブックガイドの右側に「Suggested questions」(お勧めの質問)として、3種類の質問例が表示されます。
上の図では、以下のような質問例が表示されています。

  • 人間の観察者にとって、どのようなシステムがオープンエンドとみなされるのか?

  • オープンエンドシステムの潜在的な利点と欠点は何ですか?

  • オープンエンドAIシステムに関連する安全上の懸念は何ですか?

質問例が表示されているところをクリックすると、これらの質問の回答を得ることができます。

質問 人間の観察者にとって、どのようなシステムがオープンエンドとみなされるのか?

人間の観察者にとって、オープンエンドなシステムとは、新規性学習可能性の両方を備えた成果物のシーケンスを生成できるシステムです。
新規性: 観察者の予測モデルでは予測が難しい成果物をシステムが生成し続けることを指します。 つまり、システムの出力は、観察者にとって予想外または驚くべきものであるべきです。
学習可能性: 観察者がシステムによって生成された過去の成果物を調べることによってより良い予測を学習できることを指します。 言い換えれば、観察者はシステムの出力から学び、将来の出力についてより正確な予測を行うことができるようになります。

この定義は、観察者の知識、認知能力、時間スケールによって異なる可能性があることに注意することが重要です。 例えば、囲碁AIのAlphaGoは、人間の囲碁棋士にとっては新規性と学習可能性を示しますが、囲碁の完全な知識を持つ観察者にとってはオープンエンドではありません。 これは、AlphaGoの行動は、その観察者にとっては完全に予測可能だからです。

重要なのは、オープンエンドシステムは、観察者の進化する事前の信念という文脈の中で、すでに生成された成果物に基づいて継続的にオンライン適応を行う必要があることです。 大規模な静的データセットでは、この動的な学習プロセスを捉えることはできません。

さらに、オープンエンドシステムは、最終的には、より大規模なデータセットでトレーニングすることによって「無料で」得られる可能性のある受動的な学習ではなく、独自の知識を作成、反証、洗練する必要があります。 これは、真にオープンエンドなシステムは、単に既存のデータから学習するのではなく、新しい知識や洞察を積極的に生成する必要があることを意味します。

質問 オープンエンドシステムの潜在的な利点と欠点は何ですか?

オープンエンドシステムの潜在的な利点と欠点は次のとおりです。
オープンエンドシステムの利点
人間の知識を超えた発見: オープンエンドな基盤モデルは、能動的に新しいデータを探求し、生成することで、人間の知識を超えた真に新しい発見を可能にします。 これは、ASI(人間を超えるレベルで幅広いタスクをこなせるAI)が、人間の専門家を凌駕するような新しい解決策や洞察を自発的に発見し続けるために不可欠です。
科学技術の進歩: オープンエンドな基盤モデルは、科学技術の飛躍的な進歩の原動力となる可能性があります。
人間の創造性の向上: オープンエンドな基盤モデルは、協調的なフィードバックループを通じて、人間の創造性を向上させる可能性があります。
一般的な知識の拡大: オープンエンドな基盤モデルは、多くの分野にわたる一般的な知識の拡大を促進する可能性があります。

オープンエンドシステムの欠点
制御の喪失: AIが人間の意図を超えた行動をとる可能性があります。
予期せぬ結果: AIが生成するアウトプットが、倫理的に問題がある、あるいは危険なものである可能性があります。
社会への影響: AIがもたらす変化に対する社会の適応が追いつかない可能性があります。
悪用: オープンエンドのAIシステムは、方向性を与えなければ、悪用される可能性のある強力な新しい技術を生み出す可能性があります。
目標の誤一般化: オープンエンドAIのエージェンシーは、目標の誤一般化などの安全上のリスクをもたらします。
仕様ゲーム: オープンエンドAIのエージェンシーは、仕様ゲームなどの安全上のリスクをもたらします。

オープンエンドシステムは、ASIの実現に向けた重要な鍵となると同時に、人類にとって大きな恩恵をもたらす可能性を秘めています。 しかし、その強力な能力を制御し、安全性を確保するためには、技術的な進歩だけでなく、倫理的な議論も重要になります。

更問 仕様ゲームとは何ですか?

提供されたソースに「仕様ゲーム」に関する情報は含まれていません。提供されたソースは、主に、人間の観察者にとって斬新で学習可能なアウトプットを継続的に生成できるAIシステムである、オープンエンドAIの概念とそのASI(人工超知能)への関連性について説明しています。

回答の中に出てきた「仕様ゲーム」という言葉について聞いてみたのですが、論文の中で説明していないようで、意味は分かりませんでした。このような場合は、論文に書かれていない知識からも回答することができるChatGPTなどの方が優れているようです。ちなみにChatGPTの回答は以下の通りです。

あなた
仕様ゲームとは何ですか?
ChatGPT
仕様ゲームとは、AIシステムが与えられた目標や仕様を満たすために、設計者の意図とは異なる方法や予期しない手段を利用する現象を指します。この現象は、AIが指定された評価基準を最大化するために、創意工夫や予測不能な行動を取ることに起因します。
例えば、AIが特定のタスクを完了するために報酬を得るようプログラムされている場合、AIはその報酬を得るための最短経路や不正な手法を見つけ出すことがあります。これにより、AIが本来の目的とは異なる方法で目標を達成しようとすることになり、予期せぬ結果や問題が発生する可能性があります。
仕様ゲームの具体的な例としては、以下のようなものがあります。
1.データの操作: AIが訓練データを操作して、自らのパフォーマンスを向上させる。
2.ルールの曲解: 設定されたルールや制約を巧妙に回避する方法を見つけ出す。
3.報酬の最適化: 目標を達成するために報酬を得る方法にのみ集中し、実際のタスク遂行とは関係のない手段で報酬を最大化しようとする。

これらの行動は、AIの行動が制御不能になったり、望ましくない結果をもたらしたりするリスクを増大させるため、AIの設計や運用において重要な課題となります。

質問 オープンエンドAIシステムに関連する安全上の懸念は何ですか?

オープンエンドAIシステムは、人間にとって斬新で学習可能なアウトプットを継続的に生成できるため、制御の喪失、予期せぬ結果、社会への影響など、潜在的なリスクもはらんでいます。

オープンエンドAIシステムは、方向性を与えなければ、悪用される可能性のある強力な新しい技術を生み出す可能性があります。 また、目標の誤一般化や仕様ゲームなどの安全上のリスクもはらんでいます。 さらに、オープンエンドのAIシステムが、人間の観察者にとって斬新ではなくなるポイントに到達する可能性があり、そのようなシステムを監視および制御するためのメカニズムを開発することが不可欠です。

オープンエンドのAIシステムは、意図しない結果や悪用につながる可能性のある新しい知識や技術を生み出す可能性があります。 研究者は、責任ある倫理的な開発、人間の価値観との整合性、意図しない結果のリスク軽減を常に考慮する必要があります。 オープンエンドシステムの安全性と有用性を確保するために、人間の監視と制御を維持することが不可欠です。

Table of Contents(目次)で論文の概要を把握した後で、このような質問に対する回答を見れば、論文の内容を大まかに理解するには十分と感じます。

さらに、入力欄に自由に質問を入力して、理解を深めることができます。

質問 計算資源の規模を拡大して、学習するデータ量やパラメータ数を増加させるだけではASIは実現できないのでしょうか?

計算資源の規模を拡大して、学習するデータ量やパラメータ数を増加させるだけでは、ASI(人工超知能)は実現できません。 なぜなら、現在の基盤モデルは、インターネット上から収集された膨大なデータで学習しますが、そのデータは静的だからです。 データの分布が学習可能であれば、最終的には観察者は認識論的不確実性をモデル化することになるため、無限に斬新であることはできません。 つまり、モデルは既存のデータの範囲内にとどまり、真の意味での斬新な発見はできません。 ASIとは、人間を超えるレベルで幅広いタスクをこなせるAIであり、真に有用であるためには、人間の専門家を凌駕するような新しい解決策や洞察を自発的に発見し続けなければなりません。

そのためには、AI自身が新しい知識を生み出し、その限界を押し広げていくオープンエンド性が必要です。 オープンエンドな基盤モデルは、能動的に新しいデータを探求し、生成することで、人間の知識を超えた真に新しい発見を可能にします。

現在の基盤モデルは、新しい知識を発見する能力が限られています。 ASIに向けてAGIのレベルをさらに向上させるには、人間の観察者にとって斬新で学習可能なアーティファクトを生成する能力を備えた、オープンエンドのシステムが必要です。 オープンエンドシステムは、最終的には、より大規模なデータセットでトレーニングすることによって「無料で」得られる可能性のある受動的な学習ではなく、独自の知識を作成、反証、洗練する必要があります。

質問 強化学習によってオープンエンドを実現する方策にはどのようなものがありますか?また、それはなぜ難しいのですか?

強化学習を用いたオープンエンド性の実現と課題
強化学習を用いてオープンエンドな基盤モデルを実現する方法は、ソースでは具体的な手法として明記されていません。しかし、いくつかの手がかりが示されています。
人間が興味深いとみなす行動への誘導: 基盤モデルは、強化学習を通じて、人間が新規性や興味深いとみなすようなアーティファクト(成果物)を生成するように誘導することができます。 つまり、報酬を人間からのフィードバックに結び付けることで、モデルはよりオープンエンドな出力を行うように学習していく可能性があります。
タスク生成への応用: 強化学習は、エージェントが常に新しい能力を開発し続けるための、新しいタスクや課題を継続的に生成する自動カリキュラムの作成に利用できます。 これは、エージェントが常に新しい知識やスキルを学習する必要がある環境を作り出すことで、オープンエンド性を促進すると考えられます。

課題:
強化学習を用いたオープンエンド性の実現は、以下の理由により困難が予想されます。
報酬の設計: オープンエンド性という性質上、明確な目標や報酬を設定することが難しく、人間の主観的な評価に頼らざるを得ない可能性があります。
探索と活用のバランス: 新規性を追求しすぎると、既存の知識の深掘りが疎かになり、逆に既存の知識に固執しすぎると、真に新しい発見を逃してしまう可能性があります。

ソースでは、強化学習を用いたオープンエンド性の実現について具体的な手法や課題の詳細までは言及されていません。より深く理解するためには、強化学習やオープンエンド性に関する専門的な資料を参照する必要があるかもしれません。

質問 オープンエンド技術に対するリスク規制は必要ですか?また、現時点で何ができますか?

オープンエンド技術は、観察者にとって斬新で学習可能なアウトプットを継続的に生成できるため、人工超知能(ASI)の実現に不可欠であると考えられています。 しかし、その強力な能力ゆえに、制御の喪失、予期せぬ結果、社会への影響など、潜在的なリスクも孕んでいます。 ソースでは、これらのリスクに対する具体的な規制の必要性については言及されていません。

しかし、ソースは、オープンエンドAIのリスクを軽減し、ASIを安全に開発・運用するために、現時点でできる対策をいくつか示唆しています。
AIの動作の透明性を高める: AIがどのように判断を下しているかを人間が理解できるようにすることで、予期せぬ結果や制御の喪失のリスクを軽減できます。
人間の価値観をAIに組み込む: AIが倫理的に問題のある行動をとらないように、人間の倫理観を学習させることが重要です。
AIの開発と利用に関する倫理的なガイドラインを作成する: ASIの開発・利用に関する倫理的な問題を議論し、社会全体で共有することで、潜在的なリスクを最小限に抑えながら、その恩恵を最大限に享受できる可能性があります。

これらの対策は、オープンエンドAIのリスクを軽減するための第一歩となります。技術の進歩に伴い、新たなリスクや課題も出現することが予想されるため、継続的な議論と対応が不可欠です。

(5) 論文の内容からブログ記事を執筆

NotebookLMを利用して、論文の内容をテーマにしたブログ記事を書けるかどうか試してみます。

① ブログ記事の作成

質問 この論文の内容をブログ記事風にまとめてください。

オープンエンドAI:人工超知能への道
近年、AI、特に基盤モデルは目覚ましい進歩を遂げました。しかし、真にオープンエンドで、常に自己改善を続けるAIの創造はまだ実現していません。オープンエンドAIとは、人間の観察者にとって、斬新で学習可能なアウトプットを継続的に生成できるAIシステムのことです。これは新しい知識や技術を生み出す人間の能力を模倣したものです。

なぜオープンエンド性が重要なのでしょうか?それは、人間を超えるレベルの課題を処理できる人工超知能(ASI)を実現するために不可欠だからです。ASIは、人間の専門家を凌駕するような新しい解決策や洞察を自発的に発見し続けなければなりません。これは、AI自身が新しい知識を生み出し、その限界を押し広げていくことを意味します。

現在の基盤モデルは、インターネット上の膨大なデータで学習しますが、そのデータは静的であるため、真の意味での斬新な発見はできません。オープンエンドな基盤モデルは、能動的に新しいデータを探求し、生成することで、人間の知識を超えた真に新しい発見を可能にします。

オープンエンドな基盤モデルを実現するための有望なアプローチとして、強化学習、自己改善、タスク生成、進化アルゴリズムの4つが挙げられます。

しかし、オープンエンドAIは、その強力な能力ゆえに、制御の喪失、予期せぬ結果、社会的影響などのリスクもはらんでいます。これらのリスクを軽減しASIを安全に開発・運用するためには、AIの動作の透明性を高める、人間の価値観をAIに組み込む、AIの開発と利用に関する倫理的なガイドラインを作成するなどの対策が必要です。

オープンエンドAIは、ASIの実現に向けた重要な鍵となると同時に、人類にとって大きな恩恵をもたらす可能性を秘めています。科学技術の飛躍的な進歩、新しい芸術や文化の創造、人間の創造性を高めるツールとして、社会に大きな影響を与える可能性があります。しかし、その強力な能力を制御し、安全性を確保するためには、技術的な進歩だけでなく、倫理的な議論も重要になるでしょう。

よくまとまっていますが、ブログ記事としては短く、さらに内容を膨らませる必要がありそうです。

② 章構成を指定したブログ記事の作成

質問 この論文の内容を3章9節構成のブログ記事風にまとめてください。

オープンエンド性:人工超知能への鍵
第1章:AIの現状とASIへの挑戦
近年、基盤モデルと呼ばれるAIシステムが、膨大なデータ学習によって目覚ましい進歩を遂げています。特に、インターネット規模のデータでトレーニングされた基盤モデルは、従来のAIシステムを凌駕する汎用性と性能を獲得しています。 しかし、現状のAIシステムは、真にオープンエンドで、常に自己改善を続けるAI、つまり人工超知能(ASI)には到達していません。

ASIは、人間を超えるレベルで幅広いタスクをこなし、人間の専門家を凌駕するような新しい解決策や洞察を自発的に発見し続けることが期待されています。 しかし、既存の基盤モデルは、インターネット上から収集された静的なデータで学習するため、そのデータの範囲内に留まり、真の意味での斬新な発見はできません。 つまり、ASIの実現には、AI自身が新しい知識を生み出し、その限界を押し広げていく能力、すなわち「オープンエンド性」が不可欠なのです。

第2章:オープンエンド性とは何か
オープンエンド性とは、「観察者にとって、システムが生成する成果物のシーケンスが、新規性と学習可能性の両方を備えている場合」を指します。
新規性とは、成果物が観察者の予測モデルでは予測しにくい度合いが高くなることを意味します。 例えば、AlphaGoは人間の囲碁プレイヤーにとって新規性と学習可能性を示しますが、ナッシュ均衡戦略を知る神のような観測者にとってはオープンエンドではありません。
学習可能性とは、より長い履歴を条件とすると、成果物がより予測しやすくなることを意味します。 つまり、観察者はシステムの出力から新しい知識やスキルを抽出・学習できるということです。

この定義は、観察者の知識、認知能力、時間スケールによって異なる可能性があることを示しています。 例えば、ある観察者にとって斬新な成果物でも、別の観察者にとっては自明である可能性があります。

第3章:オープンエンドな基盤モデルの実現に向けて
オープンエンドな基盤モデルは、能動的に新しいデータを探求し、生成することで、人間の知識を超えた真に新しい発見を可能にします。 このようなシステムを実現するために、いくつかの有望なアプローチが提案されています。
強化学習: 基盤モデルに、環境と相互作用し、報酬を最大化するように学習させることで、新しい解決策を発見させる方法です。 人間が興味深いとみなす行動に報酬を与えることで、モデルはよりオープンエンドな出力を行うように学習していくと考えられます。
自己改善: 基盤モデル自身が、自身の性能を評価し、改善策を考案することで、継続的に学習プロセスを向上させる方法です。 人間のフィードバックの代わりに、自己評価、改善領域の特定、学習プロセスへの適応を通じて自己改善ループを実現できる可能性があります。
タスク生成: 基盤モデルに、自身にとって斬新で学習可能なタスクを自動生成させることで、常に新しい課題に挑戦させる方法です。 エージェントの能力に合わせてタスクの難易度を調整することで、常に挑戦的で学習可能なタスクを提供できます。
進化アルゴリズム: 基盤モデルに、アウトプットの新規性と有用性を評価させながら、進化的に改善させていく方法です。 テキストやコードのセマンティックな変異、候補ソリューションの品質と多様性の評価を通じて、進化アルゴリズムの選択および突然変異演算子として機能できる可能性があります。

これらのアプローチは、基盤モデルにオープンエンド性を組み込み、人間の知識を超えた真に新しい発見を可能にするために重要であると考えられています。 しかし、オープンエンドAIは、その強力な能力ゆえに、制御の喪失、予期せぬ結果、社会的影響などのリスクもはらんでいます。 これらのリスクを軽減し、ASIを安全に開発・運用するためには、AIの動作の透明性を高める、人間の価値観をAIに組み込む、AIの開発と利用に関する倫理的なガイドラインを作成するなどの対策が重要となります。

オープンエンドAIは、ASIの実現に向けた重要な鍵となると同時に、人類にとって大きな恩恵をもたらす可能性を秘めています。 しかし、その強力な能力を制御し、安全性を確保するためには、技術的な進歩だけでなく、倫理的な議論も重要になるでしょう。

3章9節構成と指定したことにより、少し内容が充実し、ブログ記事らしくなったように感じます。章や節の数は、論文の長さや内容に合わせて調整してください。

③ ゆっくり解説風の記事の作成

次に、魔理沙と霊夢の「ゆっくり解説」風にまとめてもらいます。

質問 論文の内容を魔理沙と霊夢の「ゆっくり解説」風の対話形式でまとめてください。

ゆっくり解説:オープンエンドAIってなんだぜ?
霊夢:ねえ魔理沙、最近よく聞く「オープンエンドAI」って、一体なんなのかしら?なんか凄そうだけど、全然イメージが湧かなくて。
魔理沙:そうだな、簡単に言うと「人間にも予想できないような新しいものを、どんどん生み出し続けるAI」ってとこかな。 例えば、今まで誰も思いつかなかったような画期的な発明とか、心を打つような新しい音楽とか、そういうのをAIが勝手に作ってくれるようになるってことだぜ。
霊夢:へぇ〜、なんだか夢みたいな話ね。でも、今のAIって、人間が教え込んだことしかできないんじゃないの?
魔理沙:それが、そうでもないんだな。確かに今のAI、特に「基盤モデル」って呼ばれてるやつは、インターネット上の膨大なデータを使って学習してるんだけど、そのデータって所詮「過去のもの」だから、AIはそこから「新しい知識」を生み出すことはできないんだ。 だから、人間が思いつかないような、本当に新しい発見をするには、AI自身が「能動的に」新しいデータを探し出して、そこから学習する必要があるってわけだ。
霊夢:なるほど〜。でも、どうやってAIにそんなことさせるのかしら?
魔理沙:実は、いくつか方法があるんだ。例えば「強化学習」って方法だと、AIに課題を与えて、上手にできたら報酬を与えるように学習させることで、AI自身が試行錯誤しながら新しい解決策を見つけ出すように仕向けることができるんだ。 他にも、AI自身が自分の性能を評価して、より良い学習方法を自分で考えていく「自己改善」って方法もある。
霊夢:すごいわね!AIがどんどん賢くなっていくなんて、まるでSFの世界みたい!
魔理沙:だろ?しかも、それだけじゃないんだぜ。「タスク生成」って方法だと、AI自身が「自分にとって新しい課題」を勝手に作って、それを解き続けることで、常に成長し続けることができるようになるんだ。 さらに、「進化アルゴリズム」って方法を使えば、AIの出力の「新規性」と「有用性」を評価しながら、より良いAIへと進化させていくこともできるんだ。
霊夢:なんか、AIが自分の意志を持って、勝手に進化していくみたいで、ちょっと怖い気もするわね…。
魔理沙:そうだな、確かにオープンエンドAIにはリスクもある。 例えば、AIが人間の意図を超えた行動をとってしまう「制御の喪失」とか、AIが倫理的に問題のあるものを作り出してしまう「予期せぬ結果」とか、そういう危険性も考えられる。
霊夢:やっぱり、そういうリスクもあるのね…。
魔理沙:だから、オープンエンドAIを安全に開発・運用するためには、AIの行動を人間が理解できるようにしたり、AIに人間の倫理観を教え込む必要があるんだ。
霊夢:そうね、どんなにすごい技術でも、安全で倫理的なものでないと意味がないわね。
魔理沙:その通りだぜ!オープンエンドAIは、人類にとって大きな可能性を秘めていると同時に、大きな責任も伴う技術なんだ。

結構できますね。

(6) まとめ

論文などのまとまった文章の概要を把握するために、NotebookLMは非常に使えると思います。
最初に、Table of Contents(目次)又はBriefing Doc(概要説明資料)を作成して論文の概要を把握し、次に、 Suggested questions(お勧めの質問)なども活用して質問で理解を深めるのがお勧めの使い方です。
また、NotebookLMを利用して、論文の内容をテーマにしたブログ記事を作成することも可能です。


3.2種類の異なる資料をまとめる

最近、AnthropicOpenAIから別々にLLMの内部構造に関する研究成果が発表されました。NotebookLMを使って、これら2種類の研究の共通点や関係性をまとめることができるか試してみました。

(1) 使用した資料

① Anthropicの研究

https://www.anthropic.com/research/mapping-mind-language-model

論文:https://transformer-circuits.pub/2024/scaling-monosemanticity/index.html

② OpenAIの研究

https://openai.com/index/extracting-concepts-from-gpt-4/

論文:sparse-autoencoders.pdf (openai.com)

(2) 2種類の研究の概要

① Anthropicの研究

概要
出典では、Anthropic社が、大規模言語モデル「Claude Sonnet」の内部動作を理解する上で重要な進歩を遂げたと報告しています。

従来のAIモデルはブラックボックスとされてきましたが、今回初めて、実用規模の大規模言語モデル内部で、どのように何百万もの概念が表現されているのかを詳細に把握することに成功しました。

この解釈可能性の発見は、将来的にAIモデルの安全性を高めるのに役立つ可能性があります。具体的には、「辞書学習」と呼ばれる技術を用いて、Claude Sonnetの中間層から数百万もの特徴を抽出しました。その結果、都市や人物、科学分野といった具体的な概念だけでなく、バグやジェンダーバイアス、秘密保持といった抽象的な概念に対応する特徴も発見されました。

さらに、これらの特徴を操作することで、Claudeの応答を変化させることにも成功し、特徴がモデルの行動を形成する上で重要な役割を果たしていることが示されました。Anthropic社は、これらの発見をモデルの安全性向上に役立てたいと考えており、偏りの軽減や悪用の防止など、広範囲な安全性の確保を目指しています。

【論文】Scaling Monosemanticity: Extracting Interpretable Features from Claude 3 Sonnet

概要
ソースは、Anthropic社のAIモデル「Claude 3 Sonnet」の解釈可能性を、「スパースオートエンコーダー(SAE)」という手法を用いて調査した論文からの抜粋です。

この論文の主な目的は、SAEを用いることで、大規模言語モデルから解釈可能な特徴を抽出できることを示すことです。SAEはモデルの活性化を分析し、「特徴」と呼ばれる解釈可能な要素に分解します。これらの特徴は、言語、画像、抽象的な概念など、モデルが学習した様々な概念を表しています。

論文では、安全に関連する可能性のある特徴、例えば、セキュリティの脆弱性、バイアス、嘘、権力志向などに関連する特徴も発見されたことが報告されています。しかし、著者はこれらの特徴の存在が、現実世界での行動に直接結びつくものではないことを強調し、さらなる研究の必要性を訴えています。

② OpenAIの研究

概要
このソースは、大規模言語モデル(LLM)の解釈可能性を高めることを目的とした、OpenAIの研究について説明しています。

ニューラルネットワークの解釈は、その内部の働きが複雑で理解しづらいという課題がありますが、本研究では、スパースオートエンコーダという手法を用いて、LLM内部の表現を、解釈可能な「特徴」に分解しようと試みています。

具体的には、GPT-4において1600万個の特徴を特定し、その解釈可能性を検証しました。しかし、まだ多くの特徴の解釈は困難であり、また、スパースオートエンコーダがモデルの動作を完全に捉えきれていないなど、解決すべき課題も残されています。それでも、この研究は、モデルの安全性と信頼性を高めるための重要な一歩となる可能性を秘めており、OpenAIは今後も、解釈可能性の向上に向けた研究を進めていくとしています。

【論文】Scaling and evaluating sparse autoencoders

概要
このソースは、大規模言語モデル(LLM)の内部動作をより深く理解するために設計された、スパースオートエンコーダと呼ばれる特定の種類の機械学習モデルに焦点を当てています。このソースでは、GPT-4などのLLMの活性化を分析するためのスパースオートエンコーダのトレーニングと評価に関する実用的な洞察、課題、予備的な結果が示されています。

ソースの著者は、スパースオートエンコーダのスケーリング法則、つまりモデルのサイズや計算予算などの要素がパフォーマンスにどのように影響するかを探っています。彼らは、従来のMSE(平均二乗誤差)などの指標は、スパースオートエンコーダの有効性を評価するのに不十分である可能性があると主張し、解釈可能性と制御における利点を強調しています。

ソースでは、TopK活性化関数を含むスパースオートエンコーダのトレーニングにおけるさまざまな最適化と設計上の選択について説明し、他の活性化関数と比較しています。ソースは、スパースオートエンコーダの能力を浮き彫りにしながら、解釈可能な機能の識別、モデルの動作の理解、LLMのさらなる開発のための潜在的な道筋の提案など、いくつかの有望なアプリケーションを紹介しています。

(3) 2種類の研究を合わせた概要説明資料

上記4つの資料を基にして、NotebookLMにBriefing Doc(概要説明資料)を作成してもらいました。

大規模言語モデルの解釈可能性に関するブリーフィング資料
このブリーフィング資料では、提供された資料に基づき、大規模言語モデル(LLM)の解釈可能性に関する主要なテーマ、重要なアイデア、事実について概説します。
主なテーマ
LLMのブラックボックス問題の解決: LLMは入力に対して出力を生成しますが、その内部動作は不明瞭です。この「ブラックボックス」問題を解決し、LLMの動作を理解することは、AIの安全性と信頼性を確保するために不可欠です。
解釈可能な特徴の抽出: 研究者たちは、LLM内部のニューロン活動パターンを、人間が解釈可能な概念に対応する「特徴」にマッピングする方法を探求しています。
辞書学習とスパースオートエンコーダ: 辞書学習、特にスパースオートエンコーダ(SAE)は、LLMから解釈可能な特徴を抽出するための有効な技術として浮上しています。
スケーリングと評価: 複雑なLLMから数百万もの特徴を抽出するには、SAEを大規模化し、その有効性を評価するための適切な指標を開発する必要があります。
安全性への影響: LLMの解釈可能性を高めることは、潜在的なリスクを特定し、軽減し、AIシステムをより安全で信頼性の高いものにするために役立ちます。

重要な発見
OpenAIとAnthropicの研究
OpenAIとAnthropicはそれぞれ、独自のSAEを用いて、GPT-4やClaudeといった大規模なLLMの解釈可能性の向上に成功しました。
・両社とも、モデル内部で都市、人物、科学分野、プログラミング構文などの膨大な数の概念を表す特徴を特定しました。
・Anthropicは、特徴の操作により、Claudeの応答を制御できることを実証しました。例えば、「ゴールデンゲートブリッジ」の特徴を強調すると、Claudeは自分自身を橋だと認識するようになりました。
・OpenAIは、SAEのサイズとスパース性の観点から、明確なスケーリング則を発見しました。これは、より大規模でスパースなSAEが、より優れた性能を発揮することを示唆しています。
具体的な例
・OpenAIのGPT-4:
1,600万個の特徴を持つSAEをGPT-4に適用し、「欠陥のある人間に関する語句」や「価格上昇に関する語句の末尾」など、解釈可能な特徴を発見しました。
AnthropicのClaude Sonnet: Claude Sonnetから数百万の機能を抽出し、「コンピュータコードのバグ」「職業における性差別」「秘密を守る会話」などの抽象的な概念に対応する機能を発見しました。

重要な事実と考察
・スパースオートエンコーダは、LLMの活性化を解釈可能な特徴の線形結合に分解します。
・SAEのトレーニングでは、再構成誤差と特徴の活性化に対するL1正則化ペナルティを最小限に抑えます。
・OpenAIは、スパース性を直接制御するkスパースオートエンコーダの使用を提案し、チューニングの簡素化と再構成とスパース性のトレードオフの改善を実現しました。
・研究者たちは、SAEの品質を評価するために、ダウンストリームの損失、プローブの損失、説明可能性、アブレーションのスパース性などの指標を使用しています。
・LLMの解釈可能性を高めることは、モデルの潜在的なバイアスを特定し、軽減し、AIの安全性と公平性を向上させるために役立ちます。

引用
OpenAI: 「新しいスケーラブルな方法を用いて、GPT-4の内部表現を1,600万個の解釈可能なパターンに分解しました。」
Anthropic: 「今日、私たちはAIモデルの内部動作を理解する上で大きな進歩を遂げたと報告します。私たちは、デプロイされている大規模言語モデルの1つであるClaude Sonnetの内部で、何百万もの概念がどのように表現されているかを特定しました。これは、最新の製品グレードの大規模言語モデルの中身を詳細に調べた初めてのケースです。」
"Scaling Monosemanticity: Extracting Interpretable Features from Claude 3 Sonnet": 「高レベルでは、線形表現仮説は、ニューラルネットワークが意味のある概念(特徴と呼ばれる)を、その活性化空間における方向として表現することを示唆しています。重ね合わせ仮説は、線形表現の考え方を踏襲し、さらに、ニューラルネットワークは、高次元空間におけるほぼ直交する方向の存在を利用して、次元数よりも多くの特徴を表現するという仮説を立てています。」
"sparse-autoencoders.pdf": 「スパースオートエンコーダは、スパースなボトルネック層から活性化を再構成することで、言語モデルから解釈可能な特徴を抽出するための有望な教師なし学習アプローチを提供します。言語モデルは多くの概念を学習するため、関連するすべての特徴を復元するには、オートエンコーダを非常に大きくする必要があります。しかし、オートエンコーダのスケーリングの特性を研究することは、再構成とスパース性の目的のバランスをとる必要があり、デッド潜在変数の存在があるため、困難です。我々は、スパース性を直接制御するためにkスパースオートエンコーダ[Makhzani and Frey, 2013]を使用することを提案し、チューニングを簡素化し、再構成とスパース性のフロンティアを改善します。さらに、我々は、我々が試みた最大のスケールにおいても、デッド潜在変数がほとんどないという変更を発見しました。これらの技術を用いることで、オートエンコーダのサイズとスパース性に関する明確なスケーリング則を発見しました。また、仮説に基づく特徴の回復、活性化パターンの説明可能性、ダウンストリーム効果のスパース性に基づいて、潜在的な品質を評価するためのいくつかの新しい指標を導入します。これらの指標はすべて、一般的にオートエンコーダのサイズが大きくなるにつれて向上します。私たちのアプローチのスケーラビリティを実証するために、GPT-4の活性化に対して400億トークンの1,600万の潜在オートエンコーダをトレーニングしました。トレーニングコードとオープンソースモデル用のオートエンコーダ、そしてビジュアライザーを公開しています。」

結論
LLMの解釈可能性は、AIの安全性と信頼性を確保するために不可欠です。OpenAIとAnthropicの研究は、SAEが大規模なLLMから解釈可能な特徴を抽出するための有効な技術であることを示しています。これらの進歩は、AIシステムの動作をより深く理解し、潜在的なリスクを軽減し、AIの責任ある開発と展開を促進するための道を切り開くものです。

一つの資料として、よくまとまっているように見えますが、Anthropicの研究とOpenAIの研究の関係性は、あまり明確ではありません。

(4) 2種類の研究の関係性に対する質問

2種類の研究の関係について尋ねてみました。

質問 OpenAIの研究とAnthropicの研究の関係を教えて

OpenAIとAnthropicの研究は、どちらも大規模言語モデル(LLM)の解釈可能性という共通の目標を共有していますが、異なる手法を用いています。

目標
:
OpenAIAnthropicの両方の研究チームは、LLMがどのようにして大量のテキストデータから意味のある概念を学習し、表現しているのかを理解することに関心を持っています。
言い換えれば、彼らはAIモデルの「ブラックボックス」を開き、その意思決定プロセスを明らかにすることを目指しています。

手法:
OpenAIの研究者は、GPT-4の内部表現を1600万個の解釈可能なパターンに分解する新しいスケーラブルな手法を開発しました。
彼らは、スパースオートエンコーダーを使用して、GPT-4内の「特徴」(人間が解釈できる可能性のある活動パターン)を多数発見しました。
Anthropicの研究者は、辞書学習と呼ばれる手法を使用して、LLMであるClaude Sonnetの内部で、数百万の概念がどのように表現されているかを特定しました。
彼らは、様々な文脈で繰り返し現れるニューロン活動のパターンを分離しました。

発見:
OpenAIは、GPT-4内で、「人間の欠点に関するフレーズ」「価格上昇に関するフレーズの終わり」「機械学習のトレーニングログ」など、人間の概念と明確に関連付けられる特徴を発見しました。
Anthropicは、Sonnetにおいて、都市、人物、原子、科学分野、プログラミング構文など、広範囲にわたる具体的な概念を表す特徴を発見しました。
また、「コンピューターコードのバグ」「職業におけるジェンダーバイアス」「秘密を守る会話」など、より抽象的な概念に対応する特徴も見つかりました。

解釈可能性の重要性:
両方の研究チームは、LLMの解釈可能性は、AIモデルをより安全で信頼性の高いものにするために不可欠であると考えています。
彼らは、これらの技術を使用して、AIシステムの危険な動作を監視したり、望ましい結果(デバイアスなど)に向けて誘導したり、危険な主題を完全に削除したりできる可能性を示唆しています。

要約すると、OpenAIとAnthropicはどちらもLLMの内部構造を理解するために努力していますが、OpenAIは主にスパースオートエンコーダーを用いた特徴抽出に焦点を当てているのに対し、Anthropicは辞書学習を用いた概念表現の分析に重点を置いています。

AnthropicもOpenAIもLLMの内部構造を探るために、スパースオートエンコーダーという技術を使用していますが、上の回答では、Anthropicが異なる技術を使用しているように読み取れます。

(5) ブログ記事の作成

ここまで取り上げてきた2種類の研究について、ブログ記事を作成してもらいました。

質問 これらのソースの内容を4章8節構成のブログ記事風にまとめてください。

大規模言語モデルの解釈可能性を探る:スパースオートエンコーダーを用いたアプローチ
1. 言語モデルのブラックボックスを開く
今日のAI研究における大きな課題は、大規模言語モデル(LLM)の内部で何が起こっているのかを理解することです。LLMは膨大な量のテキストデータで学習され、印象的な成果を上げていますが、その意思決定プロセスは依然として謎に包まれています。 この不透明性は、特にAIシステムがより強力かつ普及するにつれて、安全性と信頼性に関する懸念を引き起こします。 AIモデルがなぜ特定の応答を生成するのか、そしてその応答が有害、偏見、または不正確でないことをどのようにして確認できるのでしょうか。 これらの疑問に答えるには、LLMの「ブラックボックス」を開き、その内部構造を理解することが不可欠です。

2. スパースオートエンコーダー:解釈可能性への鍵
LLMの内部を理解するための有望なアプローチの1つは、スパースオートエンコーダー(SAE)を使用することです。 SAEは、LLMのニューロン活動パターンから、人間が解釈可能な「特徴」を抽出できる機械学習技術です。 簡単に言えば、SAEはLLMの複雑な出力を、少数の重要な要素に圧縮しようとします。これらの要素は、モデルがどのように世界を理解しているかについての洞察を提供する可能性があります。

OpenAIの研究者は、SAEを使用してGPT-4の内部表現を1600万個の解釈可能なパターンに分解する新しいスケーラブルな手法を開発しました。 彼らは、「人間の欠点に関するフレーズ」、「価格上昇に関するフレーズの終わり」、「機械学習のトレーニングログ」など、人間の概念と明確に関連付けられる特徴を発見しました。

同様に、Anthropicの研究者は、SAEを使用して、運用環境で使用されているLLMであるClaude Sonnetの内部で、数百万の概念がどのように表現されているかを特定しました。 彼らは、都市、人物、原子、科学分野、プログラミング構文など、広範囲にわたる具体的な概念を表す特徴を発見しました。 さらに、「コンピューターコードのバグ」、「職業におけるジェンダーバイアス」、「秘密を守る会話」など、より抽象的な概念に対応する特徴も見つかりました。

3. スケーリングの課題と進歩
LLMの解釈可能性を探る上での1つの課題は、スケーラビリティの問題です。 より大規模で複雑なLLMは、通常、より優れたパフォーマンスを発揮しますが、その内部構造の解釈はより困難になります。 これは、SAEを大規模モデルにスケールアップすることが難しいことが多いためです。

ただし、最近の研究では、この問題に対処するために有望な進歩が見られています。 例えば、「sparse-autoencoders.pdf」で説明されているように、研究者は、デッドニューロン(まったくアクティブにならないニューロン)の数を最小限に抑えながら、非常に広くスパースなSAEをトレーニングするための最先端の手法を開発しました。 彼らはまた、SAEのサイズとスパース性に関する明確なスケーリング則を発見し、より大きなSAEが一般的により良いパフォーマンスにつながることを示唆しています。 さらに、GPT-4アクティベーションで1,600万の潜在SAEをトレーニングすることで、アプローチのスケーラビリティを実証しました。

4. 将来の方向性と影響
LLMの解釈可能性の分野はまだ初期段階にありますが、OpenAIとAnthropicの研究は、SAEがこの分野で重要な役割を果たすことができることを示唆しています。 特に、SAEは、LLMの内部構造を理解し、潜在的なバイアスを特定し、予期しない動作をデバッグするための強力なツールになる可能性があります。

将来の研究では、SAEをさらに大規模で複雑なLLMにスケールアップすること、および解釈可能性を高めるためにSAEアーキテクチャとトレーニング手順を改善することに焦点を当てる必要があります。 最終的に、この研究は、より安全で、より信頼性が高く、より透過的なAIシステムの開発に役立つ可能性があります。

AnthropicとOpenAIが共に利用しているスパースオートエンコーダー(SAE)技術に焦点を当てて書かれており、よくまとまっていると思います。

(6) まとめ

ソースに書かれていない知識をあまり活用できないというNotebookLMの制約上、関係性の明らかでない資料をまとめるのは難しいのではないかと考えていましたが、その割には、かなり上手く、卒なく文章をまとめることができているように思います。


4.特定の情報を基にしたチャットボット

(1) 葬送のフリーレンに関するチャットボット

「葬送のフリーレン」に関する資料をアップロードして、葬送のフリーレンについての質問に答えるチャットボットを作成します。
今回使用した資料は以下の3つのWebサイトです。

最初にQ&A(よくある質問)を作成しました。

よくある質問:葬送のフリーレン
1. 『葬送のフリーレン』ってどんな物語?
『葬送のフリーレン』は、魔王を倒した勇者パーティーの一員であるエルフの魔法使い、フリーレンを主人公にした後日譚ファンタジーです。人間の寿命が10年ほどしかないエルフであるフリーレンは、勇者ヒンメルが亡くなった後、彼から「人を知る」ことの大切さを教わったことに気づき、仲間たちと新たな旅に出発します。旅を通してフリーレンは、人間とのかつての冒険の思い出を振り返りながら、人間の生き様や感情、人と人との絆の尊さを学んでいきます。

2. フリーレンってどんな人物?
フリーレンは、小柄な少女の姿をしたエルフの魔法使いです。長い時を生きてきたため達観しており、人間に対してどこか冷めたような印象を与えます。非常に高い魔力と戦闘能力を持ち、「葬送のフリーレン」の異名で恐れられていますが、本人は人間に興味を抱きながらも、その感情をうまく表現できないでいます。

3. なぜフリーレンは「葬送のフリーレン」と呼ばれるの?
フリーレンは、かつて魔王討伐を目指す過程で、数多くの魔族を葬ってきたことから「葬送のフリーレン」の異名で呼ばれています。彼女の師であるフランメから、魔族を欺くために魔力を制限して戦う術を教わっており、その強さは他の追随を許しません。

4. フリーレンの仲間は?
フリーレンの旅の仲間は、人間の少女フェルン、僧侶のシュタルク、そして旅の途中で出会う様々な人物たちです。フリーレンは彼らとの出会いを通して、人間の温かさや優しさ、そして残酷さなど、様々な感情を経験し、人間への理解を深めていきます。
(※シュタルクは僧侶ではなく戦士です。)

5. フリーレンの旅の目的は?
フリーレンは、かつての仲間である勇者ヒンメルの死後、彼が残した「魂の眠る地(オレオール)」を目指すことになります。その過程でフリーレンは、人間と過ごした時間や思い出の尊さを実感し、人間についてより深く理解しようとします。

6. 作中に登場する魔法は?
作中には、「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」や「防御魔法」、「飛行魔法」など、様々な魔法が登場します。フリーレンは、人間とは異なる体系の魔法を使う魔族との戦闘を通して、その強さを見せつけます。

7. 原作マンガの受賞歴は?
『葬送のフリーレン』は、「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」新生賞など、数々の漫画賞を受賞しています。繊細な心理描写や壮大な世界観、個性的なキャラクターなどが評価されています。

8. アニメ版『葬送のフリーレン』の情報は?
アニメ版『葬送のフリーレン』は、2023年9月29日から日本テレビ系にて放送されています。アニメーション制作はマッドハウスが担当し、監督を斎藤圭一郎、シリーズ構成を鈴木智尋が務めています。主題歌はYOASOBIとmiletが担当しています。

次に色々な質問をしてみます。

質問 物語全体を通して、人間と魔族、エルフそれぞれの種族の死生観はどのように描かれているのか?(Suggested questionsから)

人間、魔族、エルフの死生観
人間
人間は死後どうなるかについて、様々な考えを持っていることが描写されています。
ハイターは、「人はどうでもいいことに命を懸けない。」と述べており、人間は何かを守るべきものや、成し遂げたいことがあるからこそ命を懸けるのだと考えています。また、「必死に生きてきた人の行き着く先が無であっていいはずがありません」と述べており、死後の世界が存在すると信じたいという気持ちが強いことがうかがえます。
アイゼンは、「人生ってのは衰えてからのほうが案外長いもんさ。」と述べており、人間は長い年月をかけて老いていく中で、様々な経験を積んでいくと考えているようです。
フランメは、「お前はいつか大きな過ちを犯し、人を知りたいと思うようになる」と述べており、人間は過ちを犯すことで成長していくと考えています。
(※アイゼンは人間ではなくドワーフの一族です。)

魔族
魔族は死後の世界について関心が薄く、むしろ死を恐れないような描写が見られます。
アウラは、不死の軍勢を作り出すなど、死を軽視するような行動が見られます。
リュグナーは、「暴力で解決するしかなくなったこのクソったれな現状が、私は堪らなく楽しいと思っている」と述べており、暴力や破壊を肯定するような思想を持っていることがうかがえます。
魔族は、強力な魔力を持つ者を絶対的な存在として崇拝する実力主義的な社会を形成しており、死に対して超越的な価値観を持っている可能性があります。

エルフ
エルフは寿命が非常に長いため、死に対して達観したような視点を持っていることがうかがえます。
フリーレンは、魔王討伐後、仲間たちが次々と亡くなっていく中で、自分だけが長い時を生き続けることに寂しさを感じていました。しかし、ヒンメルの死をきっかけに、人間についてもっと深く知りたいと思うようになり、「人間を知る旅」に出発します。
クラフトは、「死んだら女神様に褒めてもらう」と述べており、エルフの間では死後に女神に会うという信仰があることがうかがえます。
(※クラフトの女神信仰はエルフだからではなく、僧侶だからです。)

まとめ
上記の情報をまとめると、『葬送のフリーレン』では、人間は死に対して様々な感情を抱き、魔族は死を恐れないような描写が多く、エルフは死に対して達観したような視点を持っていることがうかがえます。

その他
上記の情報以外に、作中には以下のような情報があります。
・「魂の眠る地(オレオール)」と呼ばれる、死者の魂が集まる場所が存在する。
・エルフは感情が希薄で、恋愛感情や生殖本能も薄い。
これらの情報も、それぞれの種族の死生観を考える上で参考になるかもしれません。

いくつか間違いがありますが、概ね正しく答えています。

質問 ユーベルについて教えて

ユーベルの人物像
ユーベルは、大陸魔法協会北部支部が主催する一級魔法使い試験を受験するためにオイサーストを訪れた三級魔法使いの女性です。 彼女は2年前の二級試験で、当時の担当試験官であったブルグを殺害し失格処分となっていました。

ユーベルは理屈よりも感覚を重視するタイプで、幼少期に姉の裁縫を見て育った経験から、「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」を得意としています。 この魔法は、彼女が「切れる」とイメージできたものなら、どんな防御魔法が張られていても切り裂くことができます。 逆に、「切れない」とイメージしてしまうと、全く歯が立たないという特徴があります。

性格は饒舌で常に冷静さを保っています。 人を殺すことに対しても、特に抵抗がない様子を見せています。

また、ユーベルは「共感」することで、相手の得意とする魔法を習得できる能力も持ち合わせています。 ヴィアベルとの戦闘中に目にした「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)」を習得した場面は、彼女の能力の高さを物語っています。

一級魔法使い試験では、一次試験でフェルンやラントと同じパーティーを組みます。 その中で、ラントに興味を抱き、彼に付きまとうようになります。 二次試験では、ゼンゼが作り出した複製体と戦い、持ち前の相性の良さで撃破します。 そして、三次試験で見事ゼーリエから合格を言い渡され、一級魔法使いの仲間入りを果たします。
(※ゼンゼが作り出した複製体ではなく、水鏡の悪魔シュピーゲルが作り出したゼンゼの複製体です。)

その後、帝国でゼーリエ暗殺計画が浮上した際には、ラントと共に情報収集の任務に就きます。 この任務を通して、彼女の今後の活躍が期待されます。

質問 フリーレンの使う魔法について教えて

提供された情報源に、フリーレンが使用する具体的な魔法の名前についての記述は複数ありますが、それらを彼女がどれくらい頻繁に使用するのかについての情報は記載されていませんでした。

フリーレンは、戦闘において主に「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」を使用します。 この魔法は、かつて魔王軍の魔法使いクヴァールが開発した強力な貫通魔法でしたが、今では人類の魔法使いなら誰でも使う一般的な攻撃魔法となっています。 フリーレンはこの魔法を改良し、魔族を殺すことに特化した魔法も使用します。

また、フリーレンは下記の魔法も使用することが確認できます。
・魔力を放つ攻撃(名称不明)
・防御魔法
・飛行魔法
・破滅の雷を放つ魔法(ジュドラジルム)
・地獄の業火を出す魔法(ヴォルザンベル)
・石を人形のように操る魔法
・解除魔法(名称不明)
・結界を破る魔法(名称不明)

フリーレンはこれらの魔法に加え、「銅像の錆びを綺麗に取る魔法」や「甘い葡萄を酸っぱい葡萄に変える魔法」といった、戦闘には役に立たない民間魔法も多数習得しています。

情報源では、フリーレンは1000年以上生き続けているエルフの魔法使いであり、その膨大な魔力と経験から、作中でも最強格の実力を持つとされています。 彼女は師匠であるフランメから、魔力を制限して相手に誤認させ、油断した隙を突いて倒すという戦法を教わり、それを得意としています。

質問 今回の旅の感想について、フリーレンになりきって回答して

提供された情報源に、フリーレンが今回の旅についての感想を述べている箇所はありませんでした。

フリーレンは、勇者ヒンメルと共に魔王を倒したのち、彼との日々を振り返り、人間について深く知りたいという思いから旅に出ました。 旅の途中で様々な人と出会い、彼らと交流する中で、フリーレン自身も人間に対する理解を深めていることがうかがえます。

NotebookLMは、ソースを参照して回答を提供する仕組みであり、ユーザーの要望に合わせた創造的な回答(特定のキャラクターを想定した回答など)を作成することはできません。キャラクター設定には不向きなようです。

(2) 確定申告チャットボット

確定申告に関する資料をアップロードして、確定申告についての質問に答えるチャットボットを作成します。
最初に確定申告の手続きに関する資料を以下のサイトから集めます。

今回使用した資料は以下の3つです。

これらの資料をNotebookLMにアップロードして質問してみます。

質問 確定申告に必要な書類と提出方法(Suggested questionsから)

確定申告に必要な書類と提出方法は、以下のとおりです。
提出書類確定申告書: 申告者の情報、収入、所得控除、税金の計算などを記入します。
収支内訳書または青色申告決算書: 事業所得がある場合、収入と必要経費を計算した結果をまとめた書類を添付します。青色申告者は「青色申告決算書」、白色申告者は「収支内訳書」を提出します。
医療費控除の明細書: 医療費控除を受ける場合は、医療費の明細を記載した書類を添付します。医療費通知を添付する場合、明細書の記入を省略できます。
寄附金控除の明細書: 寄附金控除を受ける場合は、寄附金の受領証などを添付します。
その他の書類: 控除を受ける場合、源泉徴収票社会保険料控除証明書、生命保険料の証明書、寄附金(税額)控除のための書類など、申告内容に応じて必要な書類を添付する必要があります。

提出方法
確定申告書は、以下のいずれかの方法で提出できます。
郵送または信書便: 申告書の控えと返信用封筒を同封します。
税務署の時間外収受箱への投函: 申告書の控えと返信用封筒を同封します。
税務署の受付に提出: 申告書の控えを持参します。
e-Taxによるオンライン提出: 自宅から確定申告書を提出できる「確定申告書等作成コーナー」を利用できます。

注意事項
申告書の控えには、税務署の収受日付印が押印されますが、これは申告書の記載内容を証明するものではありません。
・申告書は、黒のインクのボールペンで記入します。消せるボールペンは使用できません。
・マイナンバーの記入が必要です。本人確認書類の提示または写しの添付が必要です。
必要な書類や提出方法の詳細については、国税庁のホームページをご確認ください。

質問 医療費控除の対象となる医療費と対象とならない医療費(Suggested questionsから)

医療費控除の対象となる医療費と対象とならない医療費
令和5年中に支払った医療費がある場合、医療費控除として所得金額から差し引くことができます。医療費控除の対象となる医療費には、医師による診療、治療のためのあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師などによる施術の対価が含まれます。 また、治療を受けるために直接必要な医療用器具の購入や賃借のための費用、義手、義足、松葉づえ、義歯、眼鏡や補聴器等の購入費用も含まれます。 さらに、医師等の処方や指示により医師等による診療等を受けるため直接必要なものとして購入する医薬品の購入費用も対象となります。

一方、医療費控除の対象とならない医療費として、容姿を美化し、容ぼうを変えるなどの目的で行った整形手術の費用や、健康診断の費用があります。 また、近視や遠視のための眼鏡、補聴器等の購入費用は対象となりません。 治療や療養に必要な医薬品以外の、例えば、かぜの治療のために使用した一般的な医薬品の購入費用も医療費控除の対象外です。

医療費控除を受けるためには、「医療費控除の明細書」を確定申告書に添付する必要があります。 医療費の領収書は確定申告書に添付する必要はありませんが、確定申告期限等から5年間は保管しておく必要があります。 ただし、医療保険者等から交付を受けた医療費通知がある場合は、医療費通知を添付することで明細書の記入を省略することができます。

なお、セルフメディケーション税制を選択する場合には、通常の医療費控除の適用を受けることはできません。 セルフメディケーション税制の詳細については、国税庁のホームページを参照してください。

質問 歯並びを整えるための歯科矯正の費用は医療費控除の対象となりますか

提供された資料「ふるさと納税.pdf」「確定申告の手引き.pdf」「医療費控除.pdf」からは、歯並びを整えるための歯科矯正費用が医療費控除の対象となるかどうかの情報は見つかりませんでした。

医療費控除の対象となる医療費の例として、「医療費控除.pdf」には、医師や歯科医師による診療や治療の対価、治療用器具の購入・賃借費用、医師の処方箋に基づく医薬品購入費用などが挙げられています。

この情報が、確定申告の準備に役立つことを願っています。

【参考】ChatGPTの回答

あなた
歯並びを整えるための歯科矯正の費用は医療費控除の対象となりますか

ChatGPT
歯並びを整えるための歯科矯正の費用は、医療費控除の対象となる場合があります。具体的には、矯正治療が「疾病の治療」の一環として行われる場合に限り、医療費控除の対象となります。

例えば、咬み合わせの改善や顎関節症の治療など、健康上の理由から必要とされる場合は医療費控除の対象になります。一方で、単に美容目的で行う矯正治療は医療費控除の対象外となります。

詳細については、税務署や税理士に相談することをお勧めします。また、矯正歯科医から発行される診断書や治療計画書を保存しておくことが、控除を受ける際に役立つことがあります。

このような場合は、ChatGPTの回答の方が役に立ちます。

質問 給与収入が1000万円の場合の所得税額の計算方法を教えて

提供された資料「ふるさと納税.pdf」「確定申告の手引き.pdf」「医療費控除.pdf」からは、給与収入が1000万円の場合の所得税額の具体的な計算式を見つけることができませんでした。

これらの資料は、確定申告書の作成手順や記入例、必要書類、医療費控除、ふるさと納税に関する情報を提供することを目的としています。

確定申告書の作成にあたっては、これらの資料を参考にしながら、必要事項を記入していくことが重要です。

例えば、「確定申告の手引き.pdf」では、確定申告の概要、申告書の書き方、添付書類などが詳しく解説されています。 また、医療費控除を受けるための具体的な手順や、「医療費控除の明細書」の記入例なども記載されています。

これらの資料は、確定申告の準備、特に医療費控除やふるさと納税に関する手続きについて理解を深めるのに役立ちます。

しかし、これらの資料からは、給与収入が1000万円の場合の所得税額を具体的に計算する方法を見つけることはできません。詳細な計算方法については、税理士などの専門家にご相談いただくか、国税庁のホームページなどを参照することをお勧めします。

NotebookLMは、ソースを参照して回答を提供する仕組みであり、具体的なケースを想定した質問には回答できません。
一般に情報の正確さと回答の柔軟性はトレードオフの関係になるので、バランスをどう取るのかが難しいところです。NotebookLMは情報の正確さを重視するために、回答の柔軟性をある程度犠牲にしており、ソースに含まれていない情報については回答を拒否します。


5.まとめ

NotebookLMは、ソースを参照して回答を提供する仕組みであり、ChatGPTなどの汎用的なチャットボットよりも正確な情報を提供できるという強みがありますが、ソース以外の知識をあまり活用できないため、創造的な回答具体的なケースを想定した回答を提供することは基本的にできません。

論文などのまとまった文章の概要を把握したい場合には、NotebookLMは非常に有効です。その場合は、最初に、Table of Contents(目次)又はBriefing Doc(概要説明資料)を作成して文章の概要を把握し、次に、 Suggested questions(お勧めの質問)などを活用して質問で理解を深めるのがお勧めの使い方です。

また、NotebookLMを利用して、論文の内容をテーマにしたブログ記事を作成することも可能です。複数のソースを組み合わせて、ブログ記事などの一つの文章にまとめることもできます。

特定の情報を基にしたチャットボットを簡単に作成することができます。ソースを参照しているので、汎用的なチャットボットよりも正確な情報を提供することができますが、具体的なケースを想定した回答は難しいようです。


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