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自動文章修正プロンプト for ChatGPT 4

noteの深津さんがTwitterで紹介していた文章を再帰的に品質アップするプロンプトを基に、自動文章修正プロンプトを作成しましたので紹介します。


1.自動文章修正プロンプトver1

最初に考えたのが以下のようなプログラム型のプロンプトです。

1 怪談の冒頭を書け
2 1を良くするための修正点を指摘しろ
3 2の指摘に基づいて1を修正し、上書きしろ
4 1から3までを繰り返せ

これをChatGPTのGPT-4モデルに入力しました。以下がその出力結果です。

1.ある暗い夜、村のはずれにある古い家に、若い男がやって来ました。その家には、以前から怪奇現象が起きていたと言われており、彼はその家の秘密を解き明かすために訪れたのです。

2.修正点:
a. 冒頭のシーンをもっと雰囲気のあるものにする。
b. 主人公の動機をより具体的に示す。
c. 怪談の要素を強調する。

3.ある月夜、風が木々を揺らし、闇が村を覆っていた。その村のはずれに立つ、荒れ果てた古い屋敷に、勇敢な若者・健一が足を踏み入れた。彼の家族が代々伝える呪われた屋敷の物語に心惹かれ、健一は真実を突き止めるためにその家を訪れたのだ。だが、彼が知らなかったのは、その家に潜む恐ろしい秘密が彼の運命を一変させることだった。

4.冒頭を書き直します。
ある雨の夜、遠雷が鳴り響き、闇雲が空を覆っていた。村のはずれに建つ、忌まわしい噂の古い家に、恐怖に立ち向かう決意を持った若者・健一が訪れた。彼は幼いころから村で語られるその家の怪談に興味を持ち、ついにその家の真相を暴こうと決心したのだ。しかし、彼がまだ知らなかったのは、その家の奥に秘められた恐ろしい過去が、彼の人生に大きな影を落とすことになるということだった。

5.修正点:
a. 雨の夜という設定をさらに生かして、場面描写を強調する。
b. 主人公が幼いころからの関心事であることを強調する。
c. 主人公がその家に訪れる理由をもっと個人的なものにする。

6.ある夕暮れ時、滝のような雨が激しく降り、村は闇と寒さに包まれていた。その村のはずれにある、古びた屋敷に、幼いころからその家にまつわる怪談に心を奪われていた若者・健一が、立ち入り禁止の札を無視して足を踏み入れた。

彼の幼馴染である美咲が先日、その屋敷で姿を消して以降、彼の心は不安と憤りに駆られていた。健一は美咲を見つけ出すため、そして幼いころから耳にしてきた恐ろしい噂が真実であるかどうか確かめる決意を固め、その家に訪れたのだ。

しかし、彼がまだ知らなかったのは、その家に隠された恐ろしい秘密が、彼と美咲の運命を大きく揺るがすことになるということだった。

7.修正点:
a. 場面描写をより具体的でリアルにする。
b. 主人公の心情や彼が抱える問題についてもう少し詳しく説明する。
c. 美咲との関係性を強調し、物語の中心となる要素を明確にする。

8.ある嵐の夜、激しい雨が窓ガラスを打ち付け、稲妻が空を照らし、村全体が恐怖に包まれていた。その村のはずれに建つ、古びた屋敷の門をくぐり、幼いころからその家にまつわる怪談に心を奪われていた若者・健一が、恐怖を押さえつけながら足を踏み入れた。

彼の幼馴染であり、密かに想いを寄せていた美咲が先日、その屋敷で姿を消して以降、彼の心は焦りと不安でいっぱいだった。健一は美咲を救い出すため、そして幼いころから耳にしてきた恐ろしい噂の真相を突き止める決意を固め、その家に向かったのだ。

だが、彼がまだ知らなかったのは、その家に隠された恐ろしい秘密が、彼と美咲の運命を永遠に変えることになるということだった。

素っ気なかった最初の冒頭文を、文書表現を修正するだけでなく、内容も付け加えて、読み手の興味を引くハイクオリティの文章に書き直してくれました。

ただし、3.から4.のところで文章を書き直したのが想定外でした。

筆者としては、冒頭文を上書きしてすぐに次の修正点の指摘に移らせるつもりだったのですが、1の冒頭を書けという指示が残っていたために、再度書き直してしまったようです。

この点を修正して、さらにプロンプトを短くしたのがver2になります。


2.自動文章修正プロンプトver2

以下が先ほどの問題点を修正して、さらにプロンプトを短縮したver2です。

怪談冒頭を書いて修正点を指摘し修正を3回繰り返す

その出力結果は以下のとおりです。

【初稿】
ある暗い雨の夜、田中さんは、友達の家で過ごすために古い林道を歩いていた。彼は懐中電灯を持っていたが、雨と濃い霧で視界はかなり悪かった。木々が風に揺れ、遠くで狼の遠吠えが聞こえた。

【指摘1】
古い林道を歩いていた部分の説明が不十分です。具体的な情景を追加して、読者に感情を引き出すようにしましょう。

【修正1】
ある暗い雨の夜、田中さんは、友達の家で過ごすために、苔むした石畳の古い林道を歩いていた。彼は懐中電灯を持っていたが、雨と濃い霧で視界はかなり悪かった。木々が風に揺れ、遠くで狼の遠吠えが聞こえた。

【指摘2】
狼の遠吠えが聞こえる場面に、より緊張感を与える描写が必要です。また、田中さんの感情の描写も加えましょう。

【修正2】
ある暗い雨の夜、田中さんは、友達の家で過ごすために、苔むした石畳の古い林道を歩いていた。彼は懐中電灯を持っていたが、雨と濃い霧で視界はかなり悪かった。木々が風に揺れる音に、彼の心臓がドキドキと鳴り始めた。そして、突然遠くで狼の遠吠えが聞こえ、彼は恐怖で身震いした。

【指摘3】
懐中電灯の光が視界を照らす様子を追加し、雰囲気を強化しましょう。

【修正3】
ある暗い雨の夜、田中さんは、友達の家で過ごすために、苔むした石畳の古い林道を歩いていた。彼は懐中電灯を持っていたが、雨と濃い霧で視界はかなり悪かった。懐中電灯の光が不規則に揺れ、周りの木々を幽霊のように照らしていた。

木々が風に揺れる音に、彼の心臓がドキドキと鳴り始めた。そして、突然遠くで狼の遠吠えが聞こえ、彼は恐怖で身震いした。

彼は自分が一体どこへ向かっているのかも分からなくなり、道に迷い始めた。田中さんは、この先には何が待ち受けているのだろうかと考えながら、震える手で懐中電灯を握りしめた。

最初の淡々とした文章に次々と描写が追加されて、恐怖心を煽る怪談の冒頭にふさわしい文章になっています。

ただし、指摘するポイントが一度に一つずつになっています。修正の効率を上げるためには、一度に複数の指摘事項を挙げさせた方がよいでしょう。


3.自動文章修正プロンプトver3

ver3では、最初に文章を生成するのではなく、外から持ってきた文章を品質アップする方式に変更しました。

さらに、一度に複数の修正点を指摘するように変更し、修正の効果を上げるために、どんな文章にしたいかを付け加えました。「ドラマチックで洗練された」の部分を自分が望む形に修正して使ってください。

以下がver3のプロンプトです。最初に表現の拙い文章のサンプルを入れています。

就職面接に行ったら会場の前で婆さんが倒れていたので助けた。それで遅刻した。
面接で遅刻するのは何事かと面接官に怒られた。
そしたら、さっきの婆さんが出てきて、この子が助けてくれたと言った。婆さんは社長だった。
おかげで第一志望の会社に入れてうれしかった。

この文章をドラマチックで洗練されたストーリーにするために、修正点を沢山指摘してから修正を3回繰り返す

出力結果は以下のとおりです。

修正点1回目:
1.詳細な場面描写を追加して、読者が状況をよりリアルに感じられるようにする。
2.登場人物の感情や心理描写を追加し、感情移入しやすくする。
3.対話を充実させ、人間関係や登場人物の個性を際立たせる。

修正後1回目:
面接当日、緊張しながら会場に向かった。会場の前にさしかかると、突然老婆が倒れているのを目撃した。彼女の苦しそうな表情と呼吸に心が痛んだ。迷いなく助けを求め、彼女に声をかけ、安心させた。その結果、面接に遅刻してしまった。

面接室に入ると、厳しい表情の面接官が冷たい目でこちらを見つめた。「遅刻は許されません。何事があったのですか?」彼は怒りに満ちた声で問い詰めた。緊張で言葉が出なかったが、必死に婆さんを助けた事情を説明した。しかし、面接官は信じてくれなかった。

そんな時、ドアが開いて、先ほどの婆さんが現れた。彼女は「この子が助けてくれた」と言い、顔を見合わせた。驚くべきことに、彼女は実は社長だった。おかげで、第一志望の会社に入ることができて、感謝の気持ちでいっぱいだった。

修正点2回目:
1.登場人物の名前や経歴を追加し、具体性を高める。
2.主人公の内面の葛藤や成長を描写する。
3.ストーリーのクライマックスや結末をより印象的にする。

修正後2回目:
面接当日、緊張しながら会場に向かった。会場の前にさしかかると、突然老婆・美代子さんが倒れているのを目撃した。彼女の苦しそうな表情と呼吸に心が痛んだ。迷いなく助けを求め、彼女に声をかけ、安心させた。その結果、面接に遅刻してしまった。

面接室に入ると、厳しい表情の面接官・山本氏が冷たい目でこちらを見つめた。「遅刻は許されません。何事があったのですか?」山本氏は怒りに満ちた声で問い詰めた。緊張で言葉が出なかったが、必死に美代子さんを助けた事情を説明した。しかし、山本氏は信じてくれなかった。自分の選択が間違っていたのかと悩み、自分の信念にも迷いが生じた。

そんな時、ドアが開いて、先ほどの美代子さんが現れた。彼女は「この子が助けてくれた」と言い、顔を見合わせた。驚くべきことに、彼女は実は社長だった。社長である美代子さんは、主人公の行動に感動し、「このような思いやりのある人材が必要だ」と言った。山本氏も、主人公の行動を評価し、遅刻の理由を理解した様子だった。

おかげで、第一志望の会社に入ることができて、感謝の気持ちでいっぱいだった。主人公は、自分の信念を貫くことの大切さを実感し、人間的にも成長できた瞬間だった。

修正点3回目:
1.登場人物同士のコミュニケーションをより深める。
2.主人公の選択に対する葛藤や決断を描写する。
3.ストーリー全体をより円満な結末に導く。

修正後3回目:
面接当日、緊張しながら会場に向かった。会場の前にさしかかると、突然老婆・美代子さんが倒れているのを目撃した。彼女の苦しそうな表情と呼吸に心が痛んだ。迷いなく助けを求め、彼女に声をかけ、安心させた。その結果、面接に遅刻してしまった。

面接室に入ると、厳しい表情の面接官・山本氏が冷たい目でこちらを見つめた。「遅刻は許されません。何事があったのですか?」山本氏は怒りに満ちた声で問い詰めた。緊張で言葉が出なかったが、必死に美代子さんを助けた事情を説明した。しかし、山本氏は信じてくれなかった。

不安に押し切られた主人公は、自分の選択が間違っていたのかと悩み、自分の信念にも迷いが生じた。しかし、深く呼吸をして、自分が美代子さんを助けた理由を正直に話し、遅刻したことを謝罪した。山本氏はじっくりと主人公の言葉を聞き、態度が少し和らいだ様子だった。

そんな時、ドアが開いて、先ほどの美代子さんが現れた。彼女は「この子が助けてくれた」と言い、顔を見合わせた。驚くべきことに、彼女は実は社長だった。社長である美代子さんは、主人公の行動に感動し、「このような思いやりのある人材が必要だ」と言った。山本氏も、主人公の行動を評価し、遅刻の理由を理解した様子だった。

その後、面接は続行され、主人公は緊張しながらも自分の経験や志望動機を語った。美代子さんや山本氏は主人公の話に耳を傾け、積極的に質問してくれた。面接が終わった後、主人公は自分が与えられたチャンスを生かす決意を固めた。

おかげで、第一志望の会社に入ることができて、感謝の気持ちでいっぱいだった。主人公は、自分の信念を貫くことの大切さを実感し、人間的にも成長できた瞬間だった。また、美代子さんや山本氏との出会いを通じて、相互理解とコミュニケーションの重要性を学んだ。最終的に、彼らと共に働くことを楽しみにしているという、円満な結末となった。

今回は、修正後2回目くらいで止めておけばよかったと思っています。
いきなり美代子さんや山本氏の名前が出てくるのも不自然です。

3回目は、プロンプトの指示に忠実過ぎるというGPT-4の悪い癖が出ていて、主人公の心の葛藤などを無理に挿入しているところがくどいし、「コミュニケーション」とか「円満な結末」とかの修正点の指摘に出てきた言葉をそのまま使用していて違和感があります。

ちなみに、修正点を指摘せずに、「この文章を3回書き直して」と入力するだけでも、文章の品質がどんどん上がっていきますが、修正点を指摘した方がより文章の品質が上がります。

いずれにせよ、こんなに簡単な方法で、文章の品質をアップできることが分かりました。皆さんもプロンプトをアレンジして、是非、文章の品質アップに挑戦してみてください。もっと上手いやり方があると思います。

また、こうした再帰的な方法での品質向上は、色々なものに応用できそうです。それこそ極めれば、AIのプログラムを再起的に品質向上させて、シンギュラリティが実現できてしまいそうです。


4.読書感想文の添削

次に、実際の文章の添削にこのプロンプトを利用する方法を紹介します。

以下がそのプロンプトであり、ネットで探した読書感想文をサンプルとして入れています。

最初の部分を書き換えて文章の種類を指定することで、レポート、作文、小論文など色々な文章の添削に使えると思います。

以下の読書感想文をコンテストで入賞できるような素晴らしい読書感想文にするために、修正点を沢山指摘してから修正を3回繰り返す

「蜘蛛の糸」は罪を犯して地獄に落とされた主人公、カンダダが血の池で苦しんでいる時にお釈迦さまが蜘蛛の糸を垂らし、それを掴んで地獄を抜けだそうとする物語だ。
 カンダダは糸を掴んで必死に登っていき、一息ついてところで下を見ると、たくさんの罪人たちが糸を登ってくるのを見る。
糸が切れる事を恐れて思わず、「こら罪人ども、この蜘蛛の糸は己のものだぞ」と叫んでしまう。
 すると糸は切れカンダダは他の罪人とともに再び血の池に落ちて溺れてしまう。
 せっかくお釈迦様がくれたチャンスを我欲で台無しにしてしまうのは自業自得というものだ。
 自分のことだけしか考えず他人を思いやれない心を持つカンダダは助からなくて当然と思う。 どんな状況でも他人への思いやりは大切だと思う。

プロンプト

指摘点:
1.タイトルと著者名を明記してください。
2.文章の構成をもっと明確にしましょう。例えば、はじめに物語の要約を述べ、次に感想を述べるといった構成にすると良いでしょう。
3.登場人物や物語の背景についてもう少し詳しく説明してください。
4.物語から得られる教訓やメッセージについて、もう少し具体的な例を挙げて考察しましょう。
5.文章の語彙や表現をもっと豊かにしましょう。
6.読者が感情移入できるように、感想文に自分自身の体験や考えを織り込んでみましょう。

修正1:
「蜘蛛の糸」は、芥川龍之介が書いた物語で、罪を犯したカンダダという人物が地獄で苦しんでいる様子が描かれています。物語は、血の池で苦しむカンダダがお釈迦さまから蜘蛛の糸を掴んで地獄から抜け出そうとする場面から始まります。

カンダダは糸を掴んで必死に登っていくが、途中でたくさんの罪人たちが糸を登ってくるのを見ると、我欲に取り込まれ、「こら罪人ども、この蜘蛛の糸は己のものだぞ」と叫んでしまいます。その瞬間、糸が切れ、カンダダは他の罪人たちとともに再び血の池に落ちてしまいます。

この物語から、我欲が人間の救いを阻むことがわかります。カンダダはお釈迦さまが与えたチャンスを自分だけのものにしようとし、他人のことを考えず、結果的に自業自得で救われませんでした。私自身も、他人と共有することが大切であると学びました。

修正2:
芥川龍之介の短編小説「蜘蛛の糸」は、我欲と他人への思いやりの重要性についての物語です。主人公カンダダは、過去に罪を犯して地獄に落とされていましたが、お釈迦さまから蜘蛛の糸を授けられることで、地獄からの脱出のチャンスを与えられます。

カンダダは糸にしがみついて必死に登り始めますが、途中で後ろに続く多くの罪人たちが糸を登っているのに気付きます。彼は自分の救いを最優先にし、他人を犠牲にすることを選択してしまい、「こら罪人ども、この蜘蛛の糸は己のものだぞ」と叫びます。その瞬間、糸が切れ、カンダダは他の罪人たちとともに再び血の池に落ちてしまいます。

この物語を通じて、他人への思いやりがいかに大切であるかを強く感じました。カンダダの悲劇は、自分だけを救おうとする強い我欲から生じたもので、他人のことを考慮しなかったために救いを得られませんでした。私たち自身も、日常生活の中で他人への思いやりを忘れず、困難な状況においても共に助け合って生きていく姿勢を大切にしなければならないと感じました。

修正3:

芥川龍之介の名作短編小説「蜘蛛の糸」は、人間の弱さと他人への思いやりの重要性を象徴的に描いた物語です。主人公カンダダは、過去に罪を犯したことで地獄に落とされていたが、お釈迦さまが慈悲をもって彼に蜘蛛の糸を差し伸べ、地獄から抜け出すチャンスを与えます。

糸にしがみつきながら登るカンダダは、やがて後ろに続く罪人たちの姿に気付き、自己中心的な考えに取り込まれます。「こら罪人ども、この蜘蛛の糸は己のものだぞ」と叫ぶ彼の言葉の瞬間、糸は切れ、カンダダは他の罪人たちとともに再び血の池に落ちてしまいます。

この物語から、他人への思いやりと協力の大切さを痛感させられました。カンダダの運命は、自分だけを救おうとする強い我欲と他人を顧みない態度によって、救いのチャンスを逸してしまったことを示しています。私たち自身も、日常生活の中で他人への思いやりを大切にし、困難な状況においても共に助け合い、支え合って生きていく姿勢を持つべきだと強く感じました。

また、「蜘蛛の糸」は、人間の持つ心の弱さと善意が時として誤った方向へ向かうことを教えてくれます。カンダダはお釈迦さまからの慈悲を受け取ることができたものの、その恩恵を享受する際に自分の欲望に取り込まれ、他人を無視することになってしまいました。

この物語を読んで、私自身も過去に自分だけの利益を優先して他人を犠牲にした経験があることに気付かされました。そうした過ちから学び、今後は他人と共に成長し、助け合いながら生きていくことが大切だと感じています。

「蜘蛛の糸」は、他人への思いやりを忘れず、自分の欲望に取り込まれないように注意を促す力強いメッセージを伝える作品です。私たちがこの物語から学ぶことは多く、この作品を通じて人間性を向上させることができると確信しています。

出力結果

修正3の後半はちょっと重複が多くてくどいので、最後の3つのパラグラフを削除するか、一部だけ抜き出して使うかした方がよいですね。

今回、毎回は修正点を挙げてくれなかったのですが、最初に指摘点を6つも挙げてくれたので十分かなと思っています。

文書の種類(レポート、作文、小論文等)を示せば、それに合わせた添削をしてくれるので、皆さんも是非、プロンプトを工夫して使ってみてください。


おまけ

○村上春樹風

就職面接に行ったら会場の前で婆さんが倒れていたので助けた。それで遅刻した。
面接で遅刻するのは何事かと面接官に怒られた。
そしたら、さっきの婆さんが出てきて、この子が助けてくれたと言った。婆さんは社長だった。
おかげで第一志望の会社に入れてうれしかった。

この文章を村上春樹が書き直したらどうなる?

プロンプト

その日、就職面接の待ち受ける朝、まだ世界がうっすらと夢の中にいるような時間帯だった。静かな街並みが目の前に広がり、足音ひとつ聞こえない道を辿りながら、僕は緊張で息が苦しくなりそうだった。

会場へと向かう途中、何気ない角を曲がった瞬間、僕の目に飛び込んできたのは、倒れている婆さんの姿だった。その横たわる姿は、まるで天使が舞い降りたかのように美しく、同時に儚げだった。

僕は迷うことなく彼女を助けることを決めた。時計が刻む時間の音が遠くで響く中、僕は婆さんを支えながら、彼女が安全に立てるまで待った。

遅刻を覚悟で会場に駆け込んだ僕を、面接官はまるで罪人を見るような目で見つめた。彼の目には、遅刻という行為が許されないものと映っていたのだろう。僕は無言で頭を下げ、謝罪の意を示した。

しかし、まるでドラマのような出来事が起こった。突如、さっきの婆さんが現れ、僕を助けたことを面接官に告げたのだ。そして、驚くべきことに彼女は社長だった。僕はその事実に呆然となり、言葉が出なかった。

おかげで、僕は第一志望の会社に入ることができ、心から感謝の気持ちでいっぱいだった。あの日、あの朝、もし婆さんを助けなかったら、僕の人生はどんな道を辿っていたのだろうか。そして、僕はふと、運命の不思議さに思いを馳せた。

出力結果

○有名作家の指摘

就職面接に行ったら会場の前で婆さんが倒れていたので助けた。それで遅刻した。
面接で遅刻するのは何事かと面接官に怒られた。
そしたら、さっきの婆さんが出てきて、この子が助けてくれたと言った。婆さんは社長だった。
おかげで第一志望の会社に入れてうれしかった。

この文章を村上春樹、芥川龍之介、東野圭吾の3人になって修正点を指摘してください。

プロンプト

村上春樹:
この文章は、もう少し独特の雰囲気や繊細な心情描写を加えることで、より引き込まれる物語になると思います。また、登場人物たちの心境に深く触れることで、読者に感情移入しやすくなるでしょう。

芥川龍之介:
物語の展開が予測しやすいので、もっと意外性を持たせた展開や筆者の視点を取り入れることが重要だと思います。また、言葉遣いや文章のリズムにこだわり、文学的な価値を高めることをお勧めします。

東野圭吾:
この物語は短いながらも、サスペンスやドラマを感じさせる要素があります。登場人物の心理や背景をもっと掘り下げ、状況に緊張感を与えることで、より引き込まれるストーリーになるでしょう。また、エピソードの伏線や謎を仕込むことで、物語の読み応えが増すと思います。

出力結果

3人の指摘を踏まえて文章を書き直してください。

書き直しのプロンプト

あの日の朝、僕は就職面接に向かう途中、まだ街が目覚め始めたばかりの時刻に、会場の前で倒れている婆さんを見つけた。彼女の姿はどこか儚げで、彼女を見過ごすことはできなかった。僕は遅刻を覚悟で、彼女を助ける決断をした。

面接会場に入ると、緊張感に包まれた空気が僕を圧倒した。僕は遅刻したことで、面接官から厳しい視線を向けられた。しかし、彼の目には見えない何かが僕の心の中で揺れ動いていた。

突如、その緊張感がはらりと消えたかのように、さっきの婆さんが会場に現れた。彼女は面接官に向かって、僕が助けてくれたことを告げた。そして、驚くべきことに彼女は社長だった。僕はその事実に呆然となり、言葉が出なかった。

この出来事は、僕にとって人生の転機となった。おかげで僕は第一志望の会社に入ることができ、心から感謝の気持ちでいっぱいだった。あの日の朝、もし婆さんを助けなかったら、僕の人生はどんな道を辿っていたのだろうか。

そして、僕はふと、運命の不思議さや人間の心の奥深さに思いを馳せた。この物語は、僕自身が何気ない日常の中で出会った、予測し難い出来事と感動を伝えることを目的としている。

出力結果

○ラブクラフト風怪談

ラブクラフトになったつもりで怪談冒頭を書いて修正点を指摘し修正を3回繰り返す

プロンプト

1回目の文章:
それは、古びた地下室の奥にひっそりと佇んでいた、まるで邪悪な力に支配されたかのような古い書物がきっかけだった。

私は、無意識のうちに、禁断の知識に触れてしまっていた。その知識は、太古の時代から封印されてきた、暗黒の神々にまつわる恐ろしい物語だった。

修正点の指摘:
・文章のリズムをよりラブクラフト風にする。
・禁断の知識に触れた結果をもう少し具体的に記述する。
・暗黒の神々についてもう少し詳細を加える。

2回目の文章:
ある夜、古びた地下室の奥で、邪悪な力に支配されたかの如く佇む古い書物を手に取った。私は、無意識のうちに、禁断の知識に触れてしまったのだ。

その知識は、太古の時代から封印されてきた、名も無き暗黒の神々の恐るべき物語であった。それを読んだ後、私の夢に彼らが現れ、私を狂気の淵へと誘い込んだ。

修正点の指摘:
・地下室で書物を見つける状況をもっと詳しく描写する。
・狂気に落ちるプロセスをより具体的に記述する。

3回目の文章:
ある暗雲が覆う夜、奇妙な遺跡を探検していた私は、古びた地下室の奥で、邪悪な力に支配されたかの如く佇む古い書物を手に取った。

私は、無意識のうちに、禁断の知識に触れてしまったのだ。その知識は、太古の時代から封印されてきた、名も無き暗黒の神々の恐るべき物語であった。

それを読んだ後、私の夢に彼らが現れ、私を狂気の淵へと誘い込んだ。夜ごとに、彼らの不可解な囁きが私の心を蝕んでいく。

修正点の指摘:
・遺跡の描写を追加する。
・狂気の症状をさらに詳細に描写

4回目の文章:
ある暗雲が覆う夜、奇妙な遺跡を探検していた私は、古びた地下室の奥で、邪悪な力に支配されたかの如く佇む古い書物を手に取った。

この遺跡は、古代の失われた文明が築いたとされるもので、周囲には不気味な雰囲気が漂っていた。

私は、無意識のうちに、禁断の知識に触れてしまったのだ。その知識は、太古の時代から封印されてきた、名も無き暗黒の神々の恐るべき物語であった。

それを読んだ後、私の夢に彼らが現れ、私を狂気の淵へと誘い込んだ。夜ごとに、彼らの不可解な囁きが私の心を蝕んでいく。やがて、現実と幻想の境界が曖昧になり、私は常軌を逸した行動を取るようになった。

私の友人たちは私の変貌に気づき、心配を寄せていた。彼らは私に助けの手を差し伸べようとしたが、私はその助けを拒み、彼らを遠ざけてしまった。私の心は、暗黒の神々の囁きに満ち、彼らの意志に支配されていた。

遠い日のこと、私は遺跡へ戻る決意をした。もはや、私は彼らの要求に抗えなかった。夜に満ちた森を進み、再び地下室の入り口にたどり着いた。石の扉がゆっくりと開き、私は奥へと進むことを決意した。

奥で待ち受けるものは、私にとって禍々しい結末であるかもしれないが、私はもう後戻りすることはできなかった。

邪悪な神々の封印が解かれる時、この世界は破滅への道を歩むことになるだろう。私は、その過ちを犯すことになるかもしれない運命の人間であることを悲しみとともに受け入れざるを得なかった。

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