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Copilot Pro登場!利用前に確認したい注意点


Copilot Pro登場!

2024年1月、MicrosoftがCopilot Proを発表されました。
これによって、従来無料で使用することができた後、Copilotが強化されるほか、Word Excel PowerPoint等の中でAIを使用できるようになりました。
そのため、YouTube等では、Copilot Proの登場が注目され、早速解説されているものも見受けられます。

推測ですが、おそらくCopilot Proにより強く興味をもつ方は、Word、Excel、PowerPoint等の中でAIを使用できる点を魅力に感じているのではないかと思います。
しかしながら、利用に際しては注意をしたほうが良い点があるので、今回はそのことについてお話ししたいと思います。
*2024年1月21日時点の情報をもとに作成しています。

Copilot Proの注意点

多くの方がCopilot Proは 個人向けのサービスであることはわかっていると思います。
個人向けのサービスというのは何を意味しているのでしょうか。
ビジネス向けのものと何が違うのでしょうか。
実は、利用規約(契約内容)に違いがあるのです。
しかし、この点があまり意識されていないように感じます。

Copilot Proに適用される規約等

実際に、Microsoftのウェブサイトを見ると、Copilotプロについては、個人版のMicrosoft 365(Microsoft 365 Personal,Microsoft 365 Familyのこと。以下同じ)に適用されるサービス規約が適用されるとの記載がありました。

個人版のMicrosoft 365のサービス規約には、概ね次のような記載が書かれています。

「お客様のコンテンツ」より一部抜粋

Microsoftが顧客データを利用できると思われる

若干の感想を述べると、本サービスをお客様に提供するためという目的はまだ理解できますが、本サービスを他のユーザに提供するためという目的はこれがなぜ必要になるのか、Microsoft側で何をするためなのか、よくわかりません。
Microsoftの製品及びサービスを改善するために、お客様のコンテンツを使用することができるというのは、AIのトレーニングに使用することができるという意味を含んでいるように読めます。
実際に、AIのトレーニングに使わないという記載は、私が探した限り、発見できませんでした。

入力できる情報が限られる

このような内容からすると、Copilot Proに、個人情報やプライバシー情報、秘密情報などを入れるのは適切ではないと思われます。
自分自身のビジネスに関する情報で、AIのトレーニングに使われたり、その結果として第三者のところに出力されても、問題がないものに関しては、入力しても良いと思いますが、自分のお客様の情報を入力するのは、控えた方が良いと思われます。

ビジネス版の規約は?

他方で、ビジネス版は個人版とは異なる内容となっています。
ビジネス版のウェブサイトを見ると、以下のような記載があります。

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/business/copilot-for-microsoft-365

一般法人向けのものはCopilot Proと区別されています。
顧客がMicrosoft 365 の中で設定したセキュリティー、プライバシーのポリシーが継承されるとのことです。
顧客データが安全なパーテーションの外に移動することがなく、AIのトレーニングにも使用されないとのことです。

さらに詳細な内容については、このページの下の方の以下の部分から、データ、プライバシー、セキュリティについての内容を確認できます。

詳細情報をクリック(タップ)すると、以下のページに飛びます。
LLM(Large Language Model,大規模言語モデル)のトレーニングに使用されないとのことです。
データがMicrosoft365から外に出ないということを言いたいのだと思われます。
データがMicrosoft365の外に出る場合が記載されています。
保存されるデータは暗号化され、LLMのトレーニングに使用されないとのことです。

わかりにくい内容となっていますが、今回のテーマに特に関係しそうな部分を抜き出しました。
概ね、上記で紹介したWebページと同趣旨のことを言っているように思われます。

まとめ

このように、Copilot Proは、個人版のMicrosoft 365に適用されるサービス規約が適用される点で、入力しても良い情報が限られるという注意点があります。

Word、Excel、PowerPoint等の中で、Copilotを使いたい思う方の中には、ビジネスで利用したいと思う方も少なくないと思います。
しかし、その場合には、どの情報を入力してよくて、どの情報は入力すべきでないかをきちんと意識した上で使用することが重要になってくると思われます。

こういったことを気にするのが面倒だと言う方は、ビジネス版のMicrosoft 365(Microsoft Business Standard,Microsoft 365 Business Premium)を契約した上で、Microsoft Copilot for Microsoft 365を使用するのが良いでしょう(もちろん、その場合に適用される規約関係はきちんと確認をすることが必要です)。

*この記事は生成AIの支援を受けて作成しました。

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