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【番外編】停滞原因は割と技術じゃない話

旧来の知人である経営者からの
ふとした相談のような雑談の話。

その経営者 Aさんは、
 2ケタ億円台の売上で、
 100人程を雇用する企業経営者。
 業種は技術サービスだがITではない。

対して私は、
 4ケタ万円の売上で、
 若干名を抱える零細企業代表者。
 業種はITっぽいがIT専業でもない。

そして仕事上は
恒常的な利害関係はない。

そんな間柄の
Aさんからこんな質問があった。

Aさん
「5年ほど前から
 デジタル化云々で
 開発部を立ち上げて
 取り組んでるけど」

「まったく成果が出ない
 これはなぜだと思う?」


「それは、、そもそも私が
 成功してる訳じゃないんで
 難しい質問ですけど」

「私の話でいいんですか?」

Aさん
「成功と言わないにしても
 銀行とかから借入れ無しで
 続けていられるということは」

「大赤字じゃないだろうから
 ウチの開発部よりマシだよ」

ということで、
不遜ながら話を聞いてみると、

開発が停滞する主な要因は、

・ゴールの設定があいまいである
・ゴールの設定が柔軟さに欠ける

そんな矛盾するような、
よくある話に帰結したが、

Aさんにとっては
意外な回答だったようで、
(Aさんは技術面だと想像していた)

話を続けてみると


「ゴールの設定は、
 仕様書とかじゃなくて」

「開発の目的と
 それを達成するための
 機能や性能のことで」

「それを最低限まで
 絞り込むほど楽になるから
 必然的に達成し易くなって」

「そこがあいまいなら
 本来はAさんが主導して
 決める必要はあっただろうし」

「あと、
 そこがあいまいだったり
 散らかってたりすると、
 普通は開発に困るんだけど」

「実務側にその意識が無いか
 黙って従事している感じか」

「ゴールを明確にしようとか
 無理なゴールは動かそうとか」

「そういう意識が働かない点が
 停滞の主な原因ではないか?」

と、話すと、
さすが経営者らしく、

Aさん
「たしかに、
 そういわれると。。」

「要するに自分が、
 開発部で何をやっているか
 具体的にはみえてないし、
 代わりにみる者もいないから」

「目が行き届かない地域に
 支店出す時にありがちな問題が
 目の前で起きてる感じか?」

そうなるとここから先は、
Aさんの専門領域なので話は終わり。

結局のところ、

ハマってる時は
なかなか答えが見えにくいから、

雑談でもして視点を変えると良い。
どの分野でもよくある話だ。

-この記事は、アプリ開発経験はあるけどPython未経験という非ITエンジニアが、Android Studio環境でPythonプログラミングを始めるためのステップを紹介しようと思いつつ、時々蛇足の話を書いたりしています。

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