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本田技研工業(7267) 87点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

ホンダは1948年に設立され、1957年に上場しました。主に二輪車、四輪車、金融サービス、パワープロダクツの製造と販売を行う輸送用機器メーカーです。特に二輪車の分野で世界首位、四輪では世界7位のシェアを持ちます。主要セグメントの売上比率は、四輪車が66%(利益率4%)、二輪車が16%(17%)、金融サービスが16%(8%)です。脱エンジン目標を掲げ、環境対応を強化しています。長期的な成長可能性を持ち、投資先としての魅力があります。

2. 安定した成長の有無

ホンダの財務状況は安定しており、自己資本比率は42.8%です。株主還元も積極的で、増配を継続しています。売上と利益は二輪車の成長と米国市場での好調に支えられており、安定した成長が期待されます。一方で、中国市場の不振が影響する可能性がありますが、環境対応と電動化の取り組みで将来の成長性を確保しています。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年3月期の売上高は20兆4,288億円、営業利益は1兆3,819億円で、過去数年間は増益傾向です。2025年3月期には売上高20兆8,000億円、営業利益1兆5,200億円が予測されています。現在の時価総額は8兆995億円、総資産は31兆3,197億円です。

4. 現在の株価

現在の時価総額は8兆995億円で、総資産は31兆3,197億円、自己資本は13兆4,111億円です。株価は最近、1,239円から1,959.5円の間で推移しており、安定した基盤を持っています。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは7,472億円と強固で、投資キャッシュフローは-8,672億円、財務キャッシュフローは9,186億円です。現金および現金同等物は4兆9,545億円あり、資金繰りに余裕がありつつも、投資活動が活発です。

6. 配当性向

過去の配当実績では、2023年度は1株あたり68円の配当があり、2024年度も同水準が見込まれています。将来的には電動化への取り組みが進むことで、さらなる増配の可能性があります。

7. 各ポイントでの評価(各20点満点)

  • 業績と財務 (17/20)
    売上と利益は堅調で、特に二輪車の好調が目立つが、中国市場の不振がリスク。

  • 株価の安定性 (16/20)
    株価は安定しているが、外部要因による影響が懸念される。

  • 成長性 (18/20)
    電動化や環境対応の取り組みで将来性があり、特に二輪車とEV市場の成長が期待される。

  • 業界地位と競争力 (19/20)
    二輪車の市場シェア世界首位を維持し、四輪でも存在感を持つ。

  • 配当性向と株主還元 (17/20)
    配当は安定しており、今後の増配が期待されるため高評価。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価: 87点
ホンダは強固な財務基盤と、二輪車および四輪車市場での確固たる地位を持つ企業です。環境対応と電動化の進展により、長期的な成長が期待されます。株主還元にも積極的であり、安定した投資先として魅力的です。

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