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おススメできないフィリピン女性との交際

 こんにちは。日中は暖かい一日となりそうな昼下がり、
今日も、ここへお越しくださり、ありがとうございます。
 今日は非常に長くなります。
 二回に分けてみようかと思いましたが、やはり一回で終わらせようと思います。話しが細切れになり、繋がりがなくなってしまうからです。

 もちろん皆さんは一気にお読みいただかなくてもよろしいかと思われます。何回かお越しいただけるのなら、書き手冥利に尽きます。

では、はじめたいと思います。
 
 本日は、これまでの8回までの内容とは180度逆の内容、
「フィリピン女性とのお付き合いされている方たちに降りかかった問題」と題して、ピナ(フィリピン女性のことをこう呼びます)とお付き合いをされていた諸兄が、目の当たりにしていた諸問題を、書き込んでみたいと思います。早速、始めたいと思います。

1.「とにかくやきもち焼きである」

 付き合い始めると、途端に始まる「束縛」。携帯電話の中身を見られるなど、当たり前だと思ってください。パスワードは必ず聞かれます。フェイスブックなどで女性の「友達」が出来ると「誰?」「なんで『いいね』しているのか?」と追及されます。
 却って、「この束縛感がいいんだよ」という男性諸兄もいらっしゃるので、人それぞれかと思います。
 この「やきもち」は、東南アジア女性、全般に渡って言える事だと思います。
 日本に住む日本人のTさん、かつての友人ですが、奥さんがピナでしたが、Tさんと同行していた際、やたら電話が鳴ったのを思い出します。

 「ん?今?Nさんのところ、切るよ」「何?いいよ、買いなよ。じゃーね。仕事中!」「なにぃ?帰るよ、夜、そんなに早くは帰れないよ」「もう!、仕事中、(誰か女は一緒か?)いないよ、いません!じゃーね!」
びっくりしたのは、その電話の間隔です。おそらく5分おきでした。
 
 もちろん、Tさんはサラリーマンで無かったので、こんなやり取りも、何とかこなせていましたが、企業に勤めている人には、こんな攻撃をされたら、ちょっと嫌気がさすのかもしれませんね。でも、真剣に「束縛」されます。仕事の都合など、関係ありません。

2.「プライドが高い」

 とにかく、男性でも女性でも、フィリピン人相手にやってはいけないことがあります。
 「人前でしからない」と、「失敗したことを人前で追及しない」です。

 ちょっと脱線します。

 例えば、あなたが、日本企業の社員で、フィリピン現地法人会社に出向になったとします。
 通例、工場など生産拠点を現地で建てて、自社製品をその工場で製造して、日本に輸入することで、生産コストを安くするなどが主な目的です。
人件費が日本より安いので、そうすることがよくあります。

 こういった場合に、部下の大多数は現地出身の人になります。あなたは、あと一人の日本人社員と2人だけ、100人のうち、残りの98人はフィリピンならフィリピン人、あなたともう一人の日本人で、「社長」「副社長」です、という感じが多いです。

 時として、部下のミスにより、製造品が不良となって、損害が出ることがあります。ひとりの社員の勘違いで起こったなど、原因が分かっていると、ついつい、複数の社員の前でその失敗した社員を叱りたくなることがあると思いますが、それは、「絶対にしない」でください。

 もし、どうしても、注意しなくてはいけない場合は、二人だけになって、その場で「失敗の有無」を確認するだけに留めておいてください。
 「失敗を認めない」場合でも、徹底的に詰めないでください。ほとんど失敗をみとめません。
 ただ、この事を逆恨みに思い、命を狙われる危険があることも念頭に置いて、接してください。

 日本の本社が、報告を受けて、「ちゃんと失敗した本人を追求したのか?」などの確認をしてきます。この「追及しないルール」を現地で働いている日本人スタッフは分かっているのに、企業として「せざるを得ない」ことになり、結局、フィリピン人の国で、フィリピン人を叱り飛ばし、裁判を起こされ、フィリピン人が裁判で争って勝つ、などというばかばかしい事もたびたび発生しています。日本企業がほぼ負けるそうです。フィリピン人の国だからです。
 
 この関係を、交際相手に戻してみます。
 関係がさらに、プライベートも絡む相手なので、感情がむき出しになる状況の中で、お互いの仲間うちでも、彼女、彼氏のことを、けなしたりしないようにしましょう。
 のろけからでも、「二人だけの秘密」である話しを暴露したりもしないようにしましょう。
 本当に相手が大爆発したら、痴話げんかで済まなくなり、命の危険にもさらされることになりかねないです。
 ほんとに、滅多に起こることでもないですが、文化の違い、お互いの「常識」の違いは、時にとんでもない誤解を発生させることになります。

3.かっこうつける

 本当によくあることです。大抵のフィリピンラバーがいる人がくぐりぬけてくる「お決まり」のような「フィリピンあるある」です。

 上のような写真を見たことがありますか?空港に沢山のお迎えのフィリピン人が来ている写真です。
 家族総出で迎えに来ています。迎えにきていますが、車もないので、帰りはフィリピンに凱旋帰国をした日本在住のフィリピン人嫁がタクシー代をすべて支払います。
 嫁の荷物は果てしなく多く、「日清カップヌードルシーフード」は、箱買いで4箱、計80個、スーツケース1つにはキットカットと明治のチョコレートがぎっしり。その他にはなぜかQPマヨネーズだったり、海苔だったり、冷蔵品の「カニカマ」だったりなど様々、お土産を持って帰国します。

 いずれ、フィリピン人嫁は、日本に戻るのですが、それまでの滞在中、レストランに行ってする食事代、スーパーに行って買い込まれる食品、雑貨の代金、子供たちに配る「お小遣い」、現地物価が安いとは言え、それこそ飛行機代もあわせて、時には7桁の日本円が凱旋費用として無くなってしまうようです。
 旦那さんは、絶対に来たがりません、もしフィリピンにきていたとしても、「ゴルフ」に出かけて、嫁の実家などに顔は出しません。
 行ったら最後、起こることは予測がつくからです。

 「日本人と結婚した(お金持ち)」ということで、当然フィリピン嫁は「確・変・のチャンス」をものにした大富豪となったと、そう家族は勘違いしています。

 ここまでは、日本に住んでいる国際結婚カップルの話しでしたが、今度は「フィリピンに住む国際結婚カップル」の話しになります。

 先に、書いておきたいことがあります。
 これから書く話しは「フィリピン移住あるある」です。
 ただ、すべてのひとが、こんな「沼」に嵌っているわけではありません。  
 沼にはまっても、平穏無事に生活できている人もいます。
 しかし、移住する時に、「大金」を持って行ったにも関わらず、悲しいかな、「このままで身動きできないようになることがあるんだなぁ!」というところまで落ちてしまう人がいます。

 今回はこの悲しい出来事に遭遇する架空の人物のお話しを書き綴っていきます。ただ、この架空の人物は実際に和多志がフィリピンで会った人物の人生にそって書いていきます。その人物の話しをそのまま書いてしまうと、本人にばれてしまう可能性があるからです。

 そして、予告ですが、次の回に、このマガジンの最終章としてのお話しを書かせて頂きます。
 この回での「人生終了~」のようなことがないよう、
 フィリピン人との交際や、国際結婚をする日本人が、あやまちを繰り返さないように、幸せで、楽しい「フィリピン女性との交際のススメ」が実現するようなハッピーな最終章をお届けしたいと思います。楽しみにしていてください。

ある日本人男性たちの顛末



 ①としての話し、年金を受け取れる人のパターンは「定期的な収入がある」人なので、まだ、日本人男性は体面上、救われますが、
このあと⓶として紹介するパターンが悲惨です。

 ①からまず書いていきます。物語風に書かせて頂きます。

 年金受給する段階で、男性は長年連れ添った奥さんとの離婚を決意します。駐在員としてフィリピンに単身赴任で生活していた段階で知り合った現地の女性と懇意になり、定年後、一緒にフィリピンで暮らそうということになります。日本にいる奥さんとも、何となく離婚の雰囲気が漂っているような状況です。
 ついに定年退職後、しばらくはアルバイトしていたものの、奥さんとの離婚もして、晴れて自由の身となり、退職金を貰えるのが間近に迫った段階で、現地に家を購入、もちろん土地付き一戸建ての家は外国人は買えないので、将来の奥さんとなる彼女の名義で購入する事になります。郊外であれば、3LDKが200万円程度で購入できます。
 移住する前に、購入費用は彼女に送り、支払いは完了したはずでした。
そして、結婚の話しになると、決まって「あなたが来てから決めましょう」という彼女の話しに、すこし不安はありました。
 ただ、第二の人生がフィリピンからスタートするのは決まっていたので、前だけ向いていこうと考えました。

 何もかも、日本には残しておらず、すべてをフィリピンに振り向けて生活していこうと渡航した矢先に、この男性に、災いともいうべき、現実が降りかかってくるのでした。
 まず、彼女には夫がおり、フィリピンでは法律で、建前では「離婚できない」のです。
 それにもまして、鼻から彼女は夫のフィリピン人とは離婚するつもりもなかったことが分かりました。
 そして、なんと二人の為に建てた新居は、夫はもちろん、彼女の家族、親戚などが既に一緒に住んでおり、日本人男性が入る余地などない事が明らかとなりました。
 災いはここからが佳境です。新居の名義は「彼女」つまりお金を出した男性には所有権すらなく、男性は住むところを追われます。
 もう、日本には、何もない男性にとって、唯一の頼みの綱が「年金受給」だけでした。

⓶ この男性は年金受け取りはほとんどできません。ただ、自営業をしていたので、老後、暮らすのに困らない程度の貯金はあったので、フィリピンの奥さんと共に、フィリピンに移住して、第二の人生を楽しく暮らすつもりでいました。
 住む家は、現役時代にすでにフィリピンに購入していました。
日本で知り合ったフィリピン人と5年前に結婚。国際結婚相手の女性は自分の子供くらいの年齢で若く、人生の転機はとても驚くようなものでした。
とても毎日が充実していきました。

 日本人の奥さんがいましたが、10年前に別れ、5年間は一人。
 儲かったときには駅前にあるフィリピンパブに行き、楽しく飲んで、騒いでいました。
 たまたま入ってきた新人のホステスが超自分の好み、ど真ん中だったので、それからその店に通うペースが増え、すぐに結婚の話しまですることになりました。
 その子は短期派遣のビザしかなく、日本にいたのは6ケ月。
 すぐに一緒の期間は過ぎていきました。
 会いたいのはヤマヤマ、フィリピンに会いに行くことが多くなりました。リクエストは決まって「シーフードヌードル120個」でした。

 そんな日々が続いていく中、移住を決意しました。結婚することが決まり、彼女から「フィリピンで生活する家が欲しい」とのリクエストもあり、購入費用があまりにも安かったので、すぐ購入することに決めました。
 土地付き一戸建ては外国人である自分の名義では買えないので、彼女の名義で買いました。
 ただ、フィリピンに詳しい友人からアドバイスがあり、
 「フィリピン夫がいないか調べた方がいい」「独身証明書をとらせておくように」と言われたので調べました。どうやら男の影は戸籍上なく、こころおきなくフィリピンライフに没頭できると喜んでいました。
 事業も整理し、会社をたたみ、フィリピンへ移住。
 ここで予期せぬ出来事がありました。

 新居となる家には嫁さんだけが住んでいるのかと勝手に思っていました。
蓋を開けて見ると、嫁さんの両親、嫁の兄弟とその配偶者達、そしてその子供、嫁もあわせて総勢12名が既に住んでいたのです。
 そして、此処からが地獄でした。
 買い物用に車も購入、大量にものが運べるようになり、食料、雑貨は有り余るほど購入するようになりました。
 もちろん、費用はすべて男性持ちです。
 そして、今までは自宅で食事していたのに、男性が移住してきたのと同時に外食が頻繁になりました。しかも同居の家族全員が共に出かけます。

 支払いは決まって男性がするのですが、ある時点で気づいた事がありました。同居の家族は誰も働いていないのです。

 嫁には、弟と兄貴がいるのですが、どうも、働きに出ている様子がないので、嫁さんに聞いてみたところ、「あなたが来ると聞いて、働いていた工場勤務をどちらも辞めたんだって」と。

 全く、聞いていないのと、なぜ働かないのか?が意味不明でした。
 貯金は「十分だろう」と思っていたけど、日本食レストランではラーメン一杯1000円近くするので、日本より高くつくのが分かりました。

 贅沢な暮らしをするようになった家族は、全く節約する氣などありません。
 3年を経過して、驚くことに貯金が底をついてきました。こんなに早いペースでの散財を予期していませんでした。事業資金にでもするかと思っていたので、このピンチは想像もしていませんでした。
 この時点で、自分なりに対策をしておけばよかったと後悔しましたが、あとの祭りでした。

 そして、いよいよ恐怖の日がやってきます。
 朝から嫁と喧嘩が始まりました。「貯金が底をついてきた、これ以上家族を養うことができないので、兄弟に働きに出るよう言え!もしおまえが言えないなら俺がやつらをたたき出す!」
 そういってむしゃくしゃする気持ちを抱えて、近くの友人の家に出かけていきました。

 夕方になったので、家に戻り鍵をあけようとしましたが、入りません。
 ドアノブが変わっていて、取り換えた形跡があります。
 ドアを叩き、「開けろ!」と叫ぶと家の中から「帰ってくるな!」と嫁が騒ぐ声がしました。

 その日は中に入れず、出かけた車の中で過ごしましたが、翌日も、その翌日も家の中に入る事も出来ず、とうとう3日目の朝には、自身の洋服と、身の回りの道具が車の脇に置いてありました。

 警察に行って事の顛末を話しましたが、「家の所有者は?」と聞かれた後は取り合ってもらえなかったのでした。

 はっきりと分かった事、「ほぼ一文無しで家を追い出された」ということでした。

 人生で味わう最大限の絶望でした。

 もう、何も残っておらず、日本に連絡をしても、こんな身勝手に生きた男を誰が構ってくれるもんか!という投げやりな気持ちだけが残りました。

 悔しくて涙が流れました。今日、此処が日本でなく、フィリピンだということも、絶望をさらに大きくしていました。

 男性の人生は、このフィリピンで幕を閉じるのか?
 知るは神のみとなりました。

 事実とは異なるのですが、ここまで書いた物語風の出来事は、本当にあることの一例です。
 
 あえて、こうなってしまうのには原因があって、
「そのことを注意深く避けてフィリピン移住の第一歩を踏み出せばいいのに」と思うことがありました。次回の考察の重要なポイントとなるので、今回はあえてポイントを明示しませんでした。
 お読みになった方、それが何かお分かりになりましたか?
 その重要ポイントは、日本人同士の結婚の際にも、とても重要な点となることがこの歳になってわかります。

 そのポイントを中心に、様々なポイントも発生するので、まず、このことを解決しないと先に進まないんだなーと思いました。

 昔の日本人は、「このことをよくわかっていたんだな」と思うのと、
一見すると、昔の日本人は、このことを注意深く気を付けていたので、多少の波風があっても、「添い遂げる」夫婦が多数いたんだなとも思いました。

 ヒントは「結婚とは….そもそも、スタートは…….でいい」とでも言っておきます。

 はぁーーー、超長文となった今回、お読みくださったかた、本当に有難うございました。
 実は、書き直ししました。最初書いた分が8000文字に届いたので、訂正しました。ここまで、6584字 ごめんなさい。でもありがとうございます。

 皆さんの人生が少しでも明るく、楽しいものになるよう、世界で経験した事を皆さんにお伝えしていくのを自身の楽しみとして書いています。

 ご縁がございましたら、また、此処で。

 大切なあなたのお命ともいえる時間を頂き、共にして頂いたことに感謝いたします。
Masa


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