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肋骨が歪むと肩がこる?!

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猫背になると肩こりになる事は広く知られていますね
実は肋骨が歪む事も肩こりの原因になるのです
「そもそも肋骨って歪むの?!」
はい、歪みます

厳密に言うと”本来ある位置からずれる”というのが正しいです
肋骨にも多くの筋肉が付いています
例えば肋骨を挙げる筋肉もいれば下げる筋肉もいます
基本大部分の筋肉は骨に付着するので骨を引き寄せる作用があるとも言えます

過剰に緊張した筋肉は過剰に骨を引き寄せようとします
骨が過剰に引き寄せられた位置で、長時間の同一姿勢を続けていると
そのずれた(歪んだ)姿勢の状態を定着しようと働いてしまうのです
脳が勘違いしてしまうんですね

筋肉は伸び縮みする性質がありますが、
過剰に縮み過ぎ、伸び過ぎの状態になると機能不全になるという特性があります
特に伸ばされ過ぎの状態になると痛みやコリといった不快症状を発しやすくなります

人の筋肉は単独で動いているわけではなく、
筋肉を包む筋膜の影響でひとつの歪みが全身に波及してしまう性質があります
肋骨の歪みは肩(僧帽筋)の筋膜を過剰に伸張方向に引っ張るので肩こりの痛みが出やすくなるのです

また肋骨が囲む鳥籠の状のアーチを胸郭といいます
この胸郭の中には肺があります
肋骨が歪むという事は肺を圧迫し機能を低下させてしまう事にもつながります

肺が圧迫された状態だと呼吸がしづらく酸素が全身に行き渡りにくくなります
酸素の巡りが悪いという事は血流不全、細胞の栄養不足、老廃物の除去がうまく回らなくなり
これも肩こりの原因に拍車をかけてしまうでしょう

肋骨が歪む最大の原因は普段の姿勢です
普段の姿勢は止まった姿勢より、むしろ動的姿勢がよい状態を作る事が重要です
日常生活動作が機能良い動きになれば不良姿勢による痛みが、今後も発生しにくい体質に改善していく事が出来るのです

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