"貴方"に向けて、書きたい。
私は文章を書く時に意識して書いている言葉がある。
読んでくれた人のことを"貴方"と書くことだ。
読んでくれた方でもなく、読んでくれた人でもない。
"貴方"に向けて読んでくれてありがとうの気持ちを綴る。
"貴方"という言葉の響きが好きなのはもちろんだが、
こう書き綴るきっかけとなったのはsumikaというバンドの影響である。
多くのアーティストはライブのMCなどで
「〇〇のファンのみんな!」とか、「来てくれた人たちに向けて」とか、あるいはちょっとガサツに「お前ら!お前達!」などと声を掛ける。
しかし、sumikaのライブのMCは一味違う。
「出逢ってくれた貴方に」とか、「来てくれた貴方達のために」など、いつも一人ひとりの"貴方"に向けて言葉を投げかける。
ライブのMCの言葉はなんだって嬉しいのに、何故か"貴方"という言葉は他のどの言葉よりも心にしみる。
そしてなんだか本当に自分に向けられているようで、凄く温かみを感じるのだ。
だから私はこれからも"貴方"と言う言葉を使いたいし、大事にしていきたい。
そして、私の投稿もいつしか読んでくれている"貴方"の心に届くことを願って。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?