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いろいろ試してみてもいいじゃない、企業内診断士だもの

2回目の登場です。

前回は最初ということで自己紹介的なものを書いてみましたが、今回からは自分が4年前に中小企業診断士(企業内診断士)になって考えていたことや、チャレンジしていたことを書きたいと思います。因みに当時のスペックとしては、「中小企業診断士試験には合格したものの、周りに同じようにやっていた人もおらず、合格の先に独立以外に何があるのかも全く知らない当時30代半ば」でした。

目次
■ 診断士としての志とかはなかったけど、色々チャレンジ
■ 外の世界には、今まで見たこともない人種がいた
■ で、どうする?

■診断士としての志とかはなかったけれど、色々チャレンジ

合格してみるとわかるのですが、この試験を通過して診断士になった方ってもの凄い志が高い人が多いです(優秀なだけじゃなくて)。そんな中、そこそこ診断士になるための時間はかけたので合格はしたかったけど、その先に見るものが全くと言っていいほどなかった私は、それはそれはカルチャーショックを受けました。

「この人達なんでこんなにアクティブなの!?」といった感じです。そもそも独立のドの字も考えおらず、「この辺の知識が豊かになったら色々と会社で使えるな~」くらいにしか考えておりませんでした。


たぶんあのまま特に何もしなかったとしても、それなりの期間は学習をしてきたので、ある程度会社ではうまく活用できたのかなと思ってはいるのですが、そのあまりのカルチャーショックに当時の私は突き動かされたのか、「よくはわかってないけれど、取り敢えず何か得るものはあるかもしれないからやってみるか」と、特に1年目は色々なことに手を出していたような気がします(同時に、交際費もいっぱい出ていきました…)。

一例を挙げると、

・受験系の書籍(雑誌)の執筆
・診断協会としての活動
・研究会(結構な数)
・プロコン塾(今に至るまで、毎年何かやっていたような気がします)

こんな感じでしょうか。我ながら、実に節操のない状況でした(汗)

ただ、確かに診断士≒経営コンサルタントとしての経験ゼロの自分として、試験では見えなかった知識を得るということも諸々の活動であったのですが、この色々雑多なチャレンジで見えた(経験できた)こととしてあるのが、

「実は世間一般では当たり前のことだったことを改めて学ぶことができた」

ではと思っております。どこに行ってもそうだったのですが、皆さん基本的な部分のスキルが非常に高かったのを覚えております。

それこそ、打ち合わせの進め方や資料の作成方法、フレームワークを使ったコミュニケーションなどといった「基礎の基礎」のスキルが高く、今だから言えますが、会社でもあまり学べたとは言えず我流でやってきたことがこの1年間で改めて学び直せたのではないでしょうか。出ていったお金はとても多かったような気がしますが、それに余りある果実を手に入れることができました。

■ 外の世界には、今まで見たこともない人種がいた

転職もしたことがないイチ会社員だったから強くそう思えたかもしれませんが(笑)

中小企業診断士を目指す人自体が、色々なバックグラウンドから来ることが多いからこそだとは思うのですが、「こんな人いたんだ」と思うことが最初の頃は毎日のようにありました。

私は今、製造業(の、ビジネスサービス子会社)にいるのですが、そこ一つ取っても様々な業種、専門性、経験、こんなことやっていたんですかという驚きの連続です。

転職もされた方が多く、多面的な視点でビジネスパーソン人生を歩まれたことにも起因するのかもしれませんが、それよりも共通するんだろうなという点が、

「とにかく目の前で起こっていることや変化していくことに対しての肉食感がハンパない」

ということでしょうか。何にでも興味を示すし、それに対してのアクションも積極的に行う。こういう人が多かったことが、「外の世界を見るって大事だな、加えて、見るべき人が集まるところにいるって結構大事だな」という今の自分の価値観につながっていったのではないでしょうか。

■ で、どうする?

4年程度経ったものの、確たる方向性がまだできていないのが実情です(汗)

ただ一方、こうした人達の中で、普通に会社にいたのでは絶対に味わえないような経験はかなり積むことができた(会社で働いている時よりしんどいことも度々…)のは、企業人としてかなりアドバンテージになるのではないかと思っておりますし、これからも企業内診断士として体験できるもの使えるものは肉食的に飛び込んだり活用していきたいと考えております。

あとは、もし企業内診断士になってなかったら今では絶対なれてはいなかったマネジメントに思っていたより早くなることができたということもありますので、この管理職経験もかけ合わせながら、企業内診断士の成功事例の端くれくらいには最終的にはなっていきたいなという小さな野望を持ちつつ、これからも経験を積んでいきたいと思っている次第です。

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