【感想】BPL S3 IIDX ファーストステージを終えて リーグ4位チーム Tradzとレジャーランド
BPLS3のファーストステージまでを見て、各チームの印象を振り返ります。今回は現時点で最下位の2チームを扱いますが、それぞれの置かれた状況は全く異なりそうです。
なお、ファーストステージ終了時点での他チームについても記事を出しています。合わせてどうぞ。
Bリーグ4位 Tradz
ここまで2敗1分とやや苦しんでいるTradz、"インベーダー"KKM*のコストを90残しており、セカンドステージの大将戦に3連投されることが確実でしょう。他のメンバーもコンスタントに勝ちを取っており逆襲の準備は整っています。
評価点
・☆12大将戦でKKM*をフル活用できる。
・KKM*の存在が”抑止力”となり、強いオーダーを当てられにくくなるかも。(現にアピナはKKM*にKENTANをぶつける決断をした。)
・8S.が強豪であるNIKE.やNUCHIOからポイントを取れている。
懸念点
・RIOOが6曲中3曲しかポイントを取れていないのがやや物足りないか。RIOOに2タテを取って欲しい場面も今後出てくるだろう。
・RAITO.の良さ、選手としての特徴がまだ見えてこない。出場機会がSOF-LANしかなかったのでやむを得ない。
・決勝トーナメント以降で中低難易度のSOF-LANが割り当てられたときに誰が担当するのだろうか?ジャンルの守備範囲にやや偏りがありそう。
私感
現状は最下位に甘んじるも、逆転ムードが漂いまくっています。KKM*以外の選手も被2タテが少ないため大将戦へのツナギもバッチリでしょう。一方で前半戦はややスロースタート過ぎたというべきか、トップを走るアピナを抜くことは難しいでしょう。
セカンドステージでTradzの真価が発揮されます。「俺のプレー見たいんだろ?」 はい!見たいです!
Wリーグ4位 レジャーランド
同リーグの他チームがそれぞれ2勝ずつする中で唯一の3敗と非常に苦しい状況です。すでに自力でのトーナメント進出は消滅しており、2勝はマストで3勝してもいくらかのお祈りが必要です。
なお、詳しい条件はいづさんの記事にまとめられています。リンク先で引用部分よりさらに詳しく解説されていますのでぜひご覧ください。
それではレジャーランドの戦いを振り返ります。
評価点
・1-PIN、DINASOのコストが50ずつ残っており、オーダーの柔軟性は相変わらず
・セカンドステージでレジャーランドにストラテジーカードを使うことができるのはゲームパニックのみ。U*TAKAがカードを持ってやってくる最悪の展開はない。
懸念点
・現状の状況は最悪に近い。とにかくもう負けられない。
・☆12で2タテを取れそうな選手がレジャーランドにはいない。
・トーナメント進出を確定させたいチームが強いオーダーをぶつけてくるかも。U*TAKAも怖いし、シルクはもう強いオーダーしか残っていない。
私感
崖っぷちとしか言いようがありません。先行逃げ切りの作戦が大成功した昨シーズンとは真逆の展開になってしまいました。
GiGOへの感想でも述べましたが、リーグ全体の実力水準が上がったためにメンバーチェンジをしないこと自体がハイリスクであったと思います。しかしレジャーランドはG*やU76NERといった下位指名選手の厚みが自慢のチームであり、メンバーチェンジをするとその強みを失うリスクも大きかったでしょう。BPLのドラフトの現行ルールは下層が厚いチームにとってジレンマが大きいルールだと言えます。
シーズン2を思い返すとG*がSEIRYUを2タテする、1-PINがPEACEを☆11で2タテするなどドラマティックな勝利がありました。今シーズンもそういった大衆の予想を裏切る大勝利が必要です。チームを窮地から救うスーパーヒーロの役割はやはりチームの顔である1-PIN選手に期待したいです。
文責:ユキジ X(Twitter) @isuzumi_BPLFan
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