【感想】BPL S3 IIDX ファーストステージを終えて リーグ1位チーム編


ファーストステージを終えて

 BPLS3 IIDX部門のレギュラーステージはファーストステージが終了し、次回から☆12が課題曲に入るセカンドステージが始まります。
 ここで各チームへの個人的な感想を記すことにしました。今回は1位チームについてです。当然、明るい話題が多いでしょう。

Bリーグ1位 アピナ

UCCHIE&WELLOWの二枚看板が順調に機能しています。2タテが期待できる両エースに加え、新戦力CHP*1Eと”いぶし銀のベテラン”KENTANの働きもここまで良好です。

評価点
・コスト管理が順調で、おそらく大将WELLOW中堅UCCHIEのゴールデンコンビで残りの2試合を戦えそう。
・UCCHIEが☆11にかなり強くなっており、決勝トーナメントでWELLOWと役被りしてしまう心配もなし。
・昨シーズンの不調が心配されたKENTANであったが、”復活”という言葉にとどまらず進化すらしているように思える。

懸念点
・あまり無い。シーズン2ではSCRATCH要員がやや薄いように思えたが、今シーズンは的確なチーム編成でSCRATCHもSOF-LANも問題なさそう。

私感
 シーズンを超えて進化し続けるスーパーエースのUCCHIE選手ですが、シーズンごとに役割が変わりつつあるのが興味深いです。初年度は高難度の鍵盤系を担当していました。シーズン2ではそれに加え☆10のSCRATCHやSOF-LANを担う試合もありました。(DOLCE.選手脱退の影響でしょう)シーズン3は☆12を担当せずにレギュラーステージを終える可能性が高く、☆11でのポイントゲッターとしての地位を確立しています。試合にとどまらず喋りの技術やカメラアピールも進化し続けており(まさか変顔まで見せてくれるとは思わなかった)、今後どんな姿を見せてくれるのか注目です。
 また、時折ベンチに他機種のアピナ所属選手の姿が見えるのがチームの絆を感じられて嬉しいですね。応援してえらい。

Wリーグ1位 ゲーパニ

 MIKAMO&PEACEは☆11までを対象とするルールでは独占禁止法違反の最凶コンビと言っても差し支えありません。特にPEACE選手は手のつけようがない怪物となっており、勝ち負けの計算がしにくい中~低難度の試合においてゲーパニが大きく優位を取れる要因となっています。

評価点
・なんと言ってもPEACE選手の圧倒的で凶悪な精度。☆11以下の比重が高いBPLで今後も脅威でありつづけるに違いない。
・Wリーグは2勝に3チームが並ぶ混戦となっているが、獲得ポイントが多いので勝利数が並んでも競り負けない。

懸念点
・MIKAMOとPEACEのコストをかなり消費している。とはいえ☆12パワー型のTAKA.Sのコストを大量に残しているのでこれも計算内か。
・TAKA.Sは多くの☆12大将戦に登板することが予想される。BPLの舞台でどのような力を発揮するか未知数な上、一般的に下位指名選手の大将戦はストラテジーカードをもらいやすいがどうなるか。
ファーストステージではストラテジーカードを1枚も受けておらず、他チームにゲーパニはセカンドステージで狙ったほうが良いと思われているかも。

私感
 今シーズンは初めてメンバーを入れ替えを経験したゲームパニックですが、メンバーが変わってもチームの設計思想が変わっていないのが好感が持てます。すなわち、低難度試合でリードを作り、高難度は自選曲を取って勝つというプランを実行しやすいチームです。TAKA.S選手の試合はまだ未知数な部分が多いですが、非公式大会でも自選曲には異常に強いこと、BPLではSCRATCHやSOF-LANは隔離されているためTAKA.S選手に対抗する武器曲が考えにくそうであることを考えると、セカンドステージも非常に楽しみなチームです。


文責:ユキジ X(Twitter) @isuzumi_BPLFan

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