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朝ドラ「らんまん」の主人公は小学校中退だけど、近代植物分類学の権威。

主人公の万太郎の子ども時代には、まだ小学校がなかった。
私塾に通い読み書き、英語を習ったんだそう。
辞書さえあればどんな書物も読んでしまう小学生。

そんなあるとき、小学校が出来ることで私塾は廃止になってしまう。

小学校に通った万太郎は、
「いろはにほへと」と音読をしている授業が、退屈でしかたない。

先生から「出ていきなさい!」と言われると、喜んで廊下へ出ていく。壁にかかっている植物図に興味をもち、描き写す。庭に出て草花に語りかける。

ついには先生、首根っこをつかまえて
「お前は何故、皆の邪魔をする。お前の声が聞こえてくるから皆の気が散る。きちんと座れ。」と。

「わからないことがあるなら質問しなさい」という先生に対し、万太郎は英語で「私にはここの授業は退屈だ。もっと面白いことが知りたい、好きな本を読んではいけないのでしょうか。私は真剣に学びたい。小学校の勉強では足りない。私はどうしたらいいですか。」と言ってのけた。

わからない英語でまくしたてられた先生から「馬鹿にしているのか!出ていけ!」と言われ、万太郎は「わかりました!辞めます!勉学はどこでも続けられる。」と、嬉しそうに小学校を辞めたのでした。

植物の本を取り寄せて、家で勉強する日々。その本に書いてある名前を頼りに、研究機関をたずねる。自分のつくった植物標本を見てもらい、ついには東京大学の教授あてに紹介状をかいてもらい、研究室に出入りできるようになる。東京大学に通うわけではないから、授業も試験もない。大好きな研究だけをひたすら行う日々。

まぁ、冷静に考えれば、お金はどうしたの?って話。
資金援助してくれる方があったからこそ、研究が続けられたってことなのでしょうね。


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