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自転車のメンテナンス

先日、中古でMTB(マウンテンバイク)を購入しました。
購入までの道のりはコチラで詳しく買いてます。


中古MTBを購入したものの、油汚れやらブレーキやら色んな箇所の状態が気になりました。
私は自転車のメンテナンスについては全くの無知で素人ですが、全くの素人がどこまでメンテナンスできるか挑戦したいと思います。

擦ってしまうディスクブレーキを調整しよう


まずは購入時から気になってたブレーキ。リアのブレーキが最初から擦っていて、空回りさせても3回転くらいで止まる状態。

直し方は、「ブレーキパッドを車体と固定しているネジを緩め、ちょうどいいところで締め直す」という作業。

正式な手順は次の通り。

  1. タイヤを外す

  2. ブレーキパッドを取る

  3. 油圧で出てきているパーツを押し込む

  4. ブレーキパッドを取り付ける

  5. タイヤをはめる

  6. ブレーキのネジを緩める

  7. 専用の道具を差し込む

  8. ブレーキバーを握る

  9. ネジを締める


それにはこんな道具が必要です。

早速ネットで道具を買って調整しました。

が、できませんでした。。。

手順通りに調整したのに擦れてる状況に変化無し。

なので今度は道具を使わずに、目検討で調整しました。

ブレーキパッドとディスクとの間は紙数枚入る程度のミリ単位の調整。

ディスクの両側の隙間から向こうの景色が見えるかどうかを確認しながら調整しました。

道具を使わずに目検討で調整した結果、、、

パッドが擦らなくなりました。

ディスクがセンターに来ていて、調整は成功のようです。

正直、センター出しツールは私には必要なかったようです。

ギア・チェーン回りを洗ってみよう


次は洗浄です。

全体的にホコリがスゴいですし、ギアやチェーンが油でギトギトになっていたので、洗ってみました。

まずはホームセンターでチェーンクリーナーを買ってきて洗いました。

ブラシでゴシゴシしても、なかなか頑固で全部は落ちませんでした。でも真っ黒だったチェーンがところどころシルバーになりました。

ギアやディレーラーなどもこれで一緒に洗いましたが、チェーンと違い、みるみる汚れが落ちていくので気持ちよかったです。

車体を洗ってみよう


今度は車体を洗います。中性洗剤ならなんでも良さそうなので、家にあった車用の洗剤を使いました。

シャワーの水を満遍なくかけて、中性洗剤で洗い、泡を流す。そして拭く。これだけです。

気をつけることはシャワーの勢いくらい。強すぎると水が内部に入り込んでサビの原因になるようなので、ジョウロで花に水をあげるくらいの水圧で洗いました。

ギア・チェーン・車体を洗うだけでとてもキレイになりました。

可愛がってる感があって楽しいです。

チェーンに注油しよう


汚れと共に潤滑剤が取れてしまったので、チェーンの動きが悪いです。ペダルを回すとシャリシャリ鳴ります。

そこで、滑りが良くなるよう注油します。使ったのはコチラ

気をつけなければいけないのは、潤滑剤の種類。

吹きつけた時に垂れるような柔らかいものは、すぐにどこかへ行ってしまいます。室内ならいいけど、屋外の環境は思ったより過酷です。

吹きつけたらそこに留まる粘度の高いものを選びました。

ペダルをゆっくり回しながら、チェーン全体に行き渡るようにスプレーしました。

チェーンに付いた油が自然とギアにも付くから、ギアにスプレーは不要らしいですが、不安だったのでギアにも少しスプレーしました。

軽快に回転するようになりました。

ハンドルグリップを替えてみよう


ハンドルにラップが巻いてあり、購入時には気づきませんでしたが、ラップを剥がすとハンドルグリップがベタベタでした。

「ベタつきがある」とかいうレベルではなく、触るのもイヤなくらいベタベタでしたので、こちらも早速交換。

とりあえず早く乗り回したかったので、安い適当なものを買いました。

着け外しは簡単。
六角レンチでグリップを緩めて、抜く。
新しいものを差し込んで、六角を締める。
以上。

たまに抜けにくいグリップがあるみたいなので、そういう時はグリップとハンドルバーの隙間に潤滑剤を吹き込むと良いらしいです。

泥除けを外してみよう


前の持ち主が付けたであろう泥除け。
デフォルトでは付いていないようなので外しました。
インシュロックで取り付けてるだけだったので簡単に外せました。

ディスクブレーキのオイルを交換してみよう

一番楽しかったのが、ディスクブレーキのオイル交換です。

一度覚えればメンテナンス方法はとても簡単なんですが、画像少なめな当記事では伝えるのが難しいので、詳細は省きます。

簡単に言うと、ブレーキバーとブレーキパッドを繋ぐコードの中をオイルで満たし、コード内に入り込んだ空気を抜く作業になります。

使うのはこんな道具です。


コード内のオイルを全部入れ替える場合、セットの容量では少ない可能性があるので買い足したほうがいいと思います。

こんなんでブレーキの効きが良くなるのか半信半疑だったのですが、ビックリするほど格段に良くなりました。

ハンドルにブレーキレバーがくっつくぐらい握らないとブレーキが効かなかったのですが、ちょっと握ったらキュッと止まるようになりました。

ディスクブレーキの自転車は初めてでしたが、性能の良さにビックリしています。ブレーキの操作が非常に繊細になり、人差し指1本でスピード調整しています。

メンテナンスの楽しさ


以上が、とりあえず私が行ったメンテナンスです。

全くの素人でも、意外とメンテナンスできるものです。
買った時より見た目も性能も格段に良くなり、早くも愛着を持てるようになりました。

調子が悪くなった時も、自分でメンテナンスできる自信が安心に繋がります。

また、ちょっとした不調にも気づけるようになりますし、どこに不調の原因があるか分かるようになると対処が早くなります。

新車を購入していたら、不調があってもそのままにしたり、修理屋に頼っていたと思います。中古車を買ったことでメンテナンスの楽しさを知れたので、中古車で良かったと思います。

今後も、新たなメンテナンスした際はご報告しようと思います。

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