死に際(Dragon Age: Origins)

これは全員生存ENDを妄想していたときのやつだな。全員生存ENDでの死に際を妄想していたときのやつ。
2014/6/23の朝5:43に書いてたらしい。おまえ通勤中やないか。
グレイ・ウォーデン(デフォルトネーム)全員が同時に存在している世界線。私の脳内にしかないコンビが罷り通っている。DA:I? そんなゲームは知らん。

これ他のやつらも書いてほしいんだけど。
デュランとハブレンは想像つくわ。アリムとドラゴン教団は考えるのつらい。いよいよ狂ったキャロルと相討ちしそうではある。
ナティアとバレルもつらい。でもナティアもダリアンと同じく長生きしそう。ソロナはグレゴーに殺されて本懐を遂げろ。
ネリアとアリスターはアリスターの望み通りに。リナは当時だとロゲインと組ませてたが最期ならザスリアンかな。ロゲインが先に地底回廊へ行ってそう。
セレダ……セレダさん、誰とコンビ組ませてたんだっけ……。今ふと浮かんだのはレヴィ。でもそこに行くとアヴァナスがいるので死ねないな。ありじゃん。


ハウとエリッサ

エリッサは事故死。信じられないくらいあっさり、戦いと関係ないところで死ぬ。
最初こそ「ハウを殺すまで死ねない!」と息巻いているがそのうち「私が死んだらハウが後始末をすべきだ」になり「ハウに看取ってほしい」に変化。最後まで生き足掻いてハウの目の前で死ぬつもりだった。
ウォーデンのしきたりに則って地底へ行く気は更々なく自分の死体はアヴァナスの研究に役立てるつもりでいたが、思いもよらないところでうっかり死。通りすがりに子供を庇ってとか、ならず者に刺されて、崖から落ちて、とか。
連絡を受けたハウも「そんな可愛いげのある死に方する奴じゃない」って確認しに来るがどう見ても死んでる。んなアホな。もっとドラマチックな死が似合うはずだ。しかし死んでいる。
二三時間ほど茫然としたのち、不意になんか納得して笑ってしまう。「よっぽどウォーデンらしく死ぬのが嫌だったのか」ソルジャーズ・ピークに連れて行く約束を無視してエリッサの死体をハイエヴァー城門前に放置。遺体はファーガスによって焼かれ、骨壺はクーズランド家の墓に安置された。
ハウはこれ以降アマランシンの統治に裏から口出ししてたなど噂されつつも目撃談はなく、いつどこでどうやって死んだか誰も知らない。後世ではやっぱり内乱のとき既に死んでいたのではという説が優勢となっている。


ケイランとセロン

オスタガーを生き延びたものの、ケイラン・セイリンは死んだままでいた方が残されたアノーラもやりやすいだろうと、名乗り出ることなくセロンにくっついてたケイラン。
出会い頭から八つ当たりで罵倒してしまった罪悪感もあり彼の同行を受け入れていたセロン。性格軽すぎと若干引きつつも単なる仲間として一緒に過ごす分には悪い奴じゃないとも思う。
部族との繋がりを断ったウォーデンに憎悪を抱いていたが、ケイランの影響で嫌悪感も多少は薄れ、死ぬ頃合いには地底回廊へ行く気分になってる。
ついてこようとするケイランを一蹴。「それはあんたらしくない。身分を捨てて自由になったんだろう。あんたの代わりに責任を背負う人のためにまだできることがあるなら、最後までやるべきだ」ケイランを王宮に送り返してセロンは一人で地底へ。グレイ・ウォーデンとしての名誉ある死を、不思議と抵抗なく受け入れた。


エイデンとアノーラ


汚染が進行し、ほとんど気が狂いつつあるのに子供ができないのが心残りで辛うじて踏み留まっているエイデン。夫婦の尽力の甲斐なく癒し手にも妊娠は絶望的とみなされる。
そこへ現れたのは、かなり様相が変わったものの間違いなくどっかで見た顔した謎の男。躊躇するアノーラと決断するエイデン。
「どうしても君の子供が欲しい。このままでは生きることも死ぬこともできない」「あなたの弱音を聞くのはこれが最初ですね」そして最後になるだろうと思いながらアノーラはケイランとの間に一子をもうける。
出産ぎりぎりまで粘ったもののすでに限界を越えていたエイデンは待ちきれず、生まれたばかりの赤ん坊を見せようと侍従が呼びに来たときには王宮から姿を消していた。
エイデンはアヴァナスを生かすことに反対だったが、約束を守れなかったエリッサの身代わりを果たす決心をする。実験後に残された体は老魔道士の手で丁重に火葬されハイエヴァーに送られた。城の墓地に姉よりもやや小さな骨壺が並ぶこととなる。
またも未亡人となり、夫が遺した子を一人で育て上げる女王の傍らには素性不明の戦士がいた。公の場で声さえ発しないその男は、亡きエイデンの遺体をブラッドマジックによって甦らせたものではないかという噂も流れたが、真相は定かでない。


ダリアンとヴォーン

とにかく自分が先に死ぬ可能性がほぼ100%な現状、ヴォーンを野放しにするわけにはいかない。手綱を握ってくれる人が必要だ。でもこいつと結婚してくれる奇特な女なんかいるはずないと悩んでいたところへファーガス公爵からまさかの縁談。
「ってアムシーン!? 駄目だろ!!」「でも本人が大丈夫だって言い張るんだなあ、これが」イオナもランドラ夫人もローレン男爵も死んでハイエヴァーに引き取られたのだが、なんせ黄色ネームのアムシーン、侍女として以上にファーガス公爵の護衛として飛躍的成長を遂げていた。
エルフの美少女を相手にヴォーンが嗜虐欲求を爆発させても余裕の返り討ち。これにはダリアンも一安心してあとはハイエヴァーの異民族区に移り住み、自分の最後を待つばかり。が、一向に寿命が訪れる気配なし。
なんか普通に年食っていく。思ったより余裕あるのか、ならばと気紛れにネシアラの親戚と結婚して「ひどい嫌味ね」と怒られる。夫婦仲は良好、ネシアラとは腐れ縁のよき友人に落ち着いた。
シアニは王宮入りし、ソリスとは家族ぐるみの付き合いが続き、なんやかんやダリアンにも子供が生まれ、シリオンを看取り、中年に差し掛かってもまだグール化の兆候なし。
「あれ…俺って本当にウォーデンになったよな…いつ地底に向かえばいいんだろう?」と思ってる間にまさかの老衰による安楽死。自分の妻子とヴォーンの子供たち(母親似の兄妹)と従兄弟やネシアラの家族に看取られる大往生だった。


ダンカンとカリアン

ブライトの終結も見届けたダンカンは予定通り地底に向かう。黙って行こうとするが野性の勘で看破するカリアン。「もしかして生きてるかもって思ったら探したくなる奴もいるんだぞ。お別れはちゃんとしておく方がいい」「……そうだな。すまない」まさかカリアンに諭されるとは。
二人でアリスターを探し出して最後の挨拶。その場で踵を返し「それじゃ、またな」と振り向きもせず明るく去って行く。彼女らしいと苦笑してオーズマーに向かうダンカン。
数年後、フェレルデンだけに留まらず各地でグレイ・ウォーデンとして多くの活躍を残したカリアンは、たくさんの土産話を抱えて仲間の待つ地底に旅立った。


デイレンとカウスリエン

尊敬する者たちの後に続きたくて洗礼の儀に志願するというカウスリエンに断固として大反対のデイレン。「自分らしくあれって言っただろう。あなたは騎士、それが一番似合ってる。ウォーデンなんてダメだ」
デイレンはグレイ・ウォーデンである身を恥じてはいない。が、名誉の形は人それぞれであり、カウスリエンは今すでに素晴らしい存在なのだから、別の何かに変わるべきではないと考える。
「騎士になったのは誇りのためだ。そして今や、私の誇りはお前なんだ、ウォーデン」「ダメダメダメ。私はねカウスリエン、いつか邪悪な呪いにかけられて素敵な騎士に助けられるのが夢だったんだ。あなたには守るための騎士でいてほしい。怪物退治よりも誰かを助けるために」
翌朝、デイレンはデネリムから姿を消していた。あれは別れの挨拶だったのかと驚愕のカウスリエン。ひとまず引き継ぎ作業その他のすべてを放ったらかして消えたデイレンの尻拭いをする。女王への報告。部屋の片付けもしてやる。
一方の地底ではダークスポーンに取り囲まれたデイレンが常時ブラッドマジック発動中。瞬間的に無双乱舞するものの持久力が皆無であるため、ああこれあっさり死ぬわーというところで素敵なナイトさま登場。大剣振り回してダークスポーンを一掃し、デイレンが回復する隙を作る。
「ウォーデンになっちゃったのか…?」「いや、残念だが悲劇の魔道士を救うためには儀式をする時間がなかった。私は騎士としてここにいるんだ」無私の精神で国に尽くすのがあなたらしさではなかったのかと問うデイレンに、これも己の心に従った結果だと真顔で答えるカウスリエン。やっぱ格好いいなあ、ふにゃふにゃ!
名は伴わないがその実はウォーデンとして二人でダークスポーン狩りに励む。互いの支援に全力を尽くし、わりと長持ちしたらしい。


ファレンとアリーナ


墓碑銘も残さず岩の中で朽ちる必要はない、デネリムの要人として葬儀を行うつもりだと言い張り、てきぱき準備を整えるアリーナ。ひねくれてるので悲しい素振りは決して見せない。
ファレンもオーズマー式の葬儀に拘りがあるわけでもなかったので唯々諾々と従っていたが、土壇場になって地底に行こうとする。自分でも心変わりに驚いていた。
荷造りするほど荷物もなくほぼ手ぶらの旅路。復興の進むフェレルデンを観光がてら気ままにオーズマーを目指すファレンのあとを慌てて追ってくるアリーナ。
「地表で貴人みたいに葬ってもらえるのは本当に名誉だし、心から嬉しかったんだけどな。俺、自分で思ってた以上にドワーフだったみたいだ。やっぱり俺たちの祖霊に認められて、石に迎えてもらいたい」恩を仇で返すようですまないと困ったように頭をかく。アリーナは何も言えずに見送った。
オーズマーの門をくぐると、最後を迎えるために来たウォーデンに最大限の名誉が与えられる。ファレン・ブロスカの存在は国の記録に残らないが、今までなら考えられなかった敬意の視線を受け、頑張ってよかったと素直に思えた。
デネリムではアリーナを元気づけようとシアニが頻繁に訪れる。気丈に振る舞い、いつものように叱りつけようとするがふとした拍子に号泣。からかいもせず黙ってそばにいてくれたシアニに少し感謝の念が芽生えたのも束の間、恥ずかしいのでなかったことにしている。

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