拾ったケーキ(Dragon Age: Origins)

ウォーデンたち(全員デフォルトネーム)はあのアイテムをどう処理したの。
2014/6/27に書いてたもの。Twitterじゃなさそうだがどこに書いたのか覚えてない。当時の脳内相関図がちらほら見える。

食べる人


エリッサ

意気揚々と戻ってきた犬に「そんな怪しげなものをくわえたりして、お腹を壊したらどうするんだ! 何でもかんでも口に入れるんじゃない!」と叱る。ケーキは没収。とはいえ大切なマバリからの贈り物ゆえ捨てるなんて非道なことはできない。
突っ返せばマバリが食べてしまうかもしれないので危ないし、仕方なく自分の胃に流し込んだらあまりの不味さでフェイドに逝きかけた。でも味がやばいだけで体調には異変なし。「昔はもっと繊細だった…こんな食生活に慣れたくない…」公爵令嬢の面影もなし。

ナティア

とりあえず食べ物だと判別できるくらいなら食べられるはずだと果敢に挑戦する。異臭、崩れた形、明らかにおかしい色、いやイケる、まだ大丈夫! 犬がくわえてきたんだから口にしても平気な程度にしか腐っていないだろう。
その晩きっちり腹を壊しつつも絶対にケーキのせいだとは認めない。ただの風邪だから!疲れが溜まってたんだ!「食欲に負けてそんなものまで食べても結局みんな吐いて胃を空っぽにしちゃうんじゃ意味ないだろ」アリスターに呆れられるという屈辱。

カリアン

ごく普通に「ケーキを拾ったのか、でかしたぞ」と誉める。「いやそれ明らかにケーキではなくなってるだろ!」と周囲が止めるのも聞かず”口に入るものなら何でも食える”を信条として余裕の完食。
何を食べても腹を壊さない最強の胃袋の持ち主(母親譲り)なので口から異臭を放ちながらもケロッとしている。遅めのウェディングケーキ食って満足。ネラロスも草葉の陰で泣いていることだろう。

セロン

「これは何だ?」とモリガンに尋ねたら投げやりに「ケーキよ」と教えられ、ケーキが何かよく分からないけど元々こういう食べ物なんだろうなと勘違いして食べてしまう。案の定腹具合が危険信号。
うんうん唸りつつシェムレンの食い物なんか二度と口にしない! と固く決意…するものの犬がまた見知らぬものを持ってきたら好奇心が刺激されて食べてしまう悲しい性。

ネリア

純粋に犬の好意をあらわした贈り物としてありがたく頂戴し、どう処分しようか考えるうちにふと思う。これ食べたら絶対にお腹を壊す。腹痛は創造魔法で治るのか? 魔法の練習になるんじゃないか。結果、寝込む。
「勉強熱心なのはいいけど、自分の体を犠牲にするなよ。体調管理なんて魔法の訓練以前の問題だろ!」アリスターでも人に説教し、教え導くことができるんだ。彼の成長に関わる機会に恵まれた私はなんて幸運なんだろう。「お前それちょっとすごく、失礼だろ」

ソロナ

貰えるものはとりあえず貰っておく性格。役に立つ立たないはあとから考える。始めはこれをケーキとして認識していなかったが、一応食べ物だった名残は感じた。やばそうな匂いを嗅ぎとりつつも貴重な食料を捨てるには忍びなく、クモに変身して食べてみる。
「アリスターのスープに比べたら美味い」「クモの感覚で、だよな?」「アリスターのスープは変身しててもまずい」「いい笑顔で言うな」

デュラン

ケーキどうこうよりまずとってきた獲物を主人に差し出す犬の習性を面白く感じる。支持者からの贈り物なら無下に扱うわけにはいかないので、礼儀正しくありがとうと笑って食べる。わりと食べられる味だし、何の違和感もなく消化。
「ベイレンが私を排除するのに単純な毒殺に頼らなかった理由がなんとなく分かった」エンドリン王が次男には毒味役をつけなかった理由もなんとなく分かった。丈夫すぎた。

食べない人


エイデン

何かアイテムを探してこいという命令を果たした賢いマバリを一頻り褒め称えたあと、ケーキはアリスターの鞄のなかにしまっておいた。「この子と私からの気持ちだ」「いらねえよ!」
「そうか、悪かったよアリスター、確かに私が間違っていた。せっかくこの子がくれたものを贈るなんて不相応だ。君には愛情のかけらも抱き得ない不愉快で目障りで役立たずのゴミをあげるべきだった」「お前よっぽど俺が嫌いらしいな」

セレダ

困った顔して「あ、ありがとう?」と一応は受け取っておく。しかしどう見ても食べるべきではないし、店で売れるはずもなく、あまり長く手元に置きたくもない。結局は犬に見つからないようテントから離れたところの地面に埋めておいた。あとは野となれ山となれ。
キャンプを引き払ってさあ出発というとき、犬が掘り起こしたケーキを「わすれもの!」と持ってくる。「えっと、なんて言おうか、つまりそのケーキを一番おいしく食べられるのは犬でもドワーフでも人間でもエルフでもなく、土なんだ。だからこれは埋めて大地への贈り物としよう」地下の石に眠る祖霊よ、お許しを…。

リナ

バケツリレー式にそのままロゲインに渡す。「お前がもらったんだろう、自分で処理しろ」「私がもらったものをあんたにあげたんだ」「いらんわ!」
「おやおや命の恩人にその態度とはやっぱりシェムレンには礼儀なんて上等なもの備わっていないらしいな司令官である私の意思に従うと言ったのはその場限りのみっともない命乞いに過ぎなかったわけだ腹下しを恐れてケーキ一つも食えないとはリバー・デインの英雄が聞いて呆れる」ロゲイン将軍、腹痛のため一回休み。

ダリアン

泥食ってゴミ食って異民族区で生き抜き、ダークスポーンの血に竜の血まで飲んでまだ生きてるんだからちょっと腐ったケーキくらい平気だよなぁと考えてしまった自分が悲しい。
犬の好意だし、かじる程度に食ってやるかと思ってたら通りがかりのアリスターにからかわれ「おっ、貢ぎ物か? 犬にもモテるねぇ、やっぱり相手は雄だけど」「あーっと手が滑ったー(棒読み)」顔面にケーキを投げつけアリスター昏倒。「食わなくてよかった…」しょんぼりする犬に謝りつつマバリクランチを作ってあげる。倒れたアリスターは放置。

デイレン

人好きのする笑顔を浮かべて犬の頭を撫でてやり、「なあ君、スタンはいつもクッキーをくれるだろう。たまには彼にお返しをしてやるといい。彼は甘いものが好きだ。ケーキは甘い。あとは分かるな?」
ケーキらしき物体を前に本能的な拒絶とピュアすぎる犬の視線に挟まれ硬直するスタンを見て「お前は人の皮をかぶった悪魔だ!」と仲間の非難も我関せず優雅にティータイムを過ごすマイペースなブラッドメイジ。

ファレン

口八丁で商人に売ろうとする。「地表の珍味だって言やあ高値をつけても馬鹿な貴族どもが食いついてくるさ。どうせ宴会の馬鹿騒ぎの中で味なんて分からないし腹も壊さないって、なんならうちの酔っ払いで試してみようか。さあオグレンこれを食って。どう、うまいだろ。こんな美味いもん初めて?ナグのローストがケツまくって逃げてくって?家名を売っても食べたい一品だね!」
仲買を引き受けさせられた商人ファリン、フロストバック山脈への立ち入りを禁じられ縄張りを失う。「もうクナリとドワーフには関わりたくない」とのこと。

アリム

「僕ケーキ好きじゃないから他の人にあげたら?」犬はそれじゃあとアリスターに持ってくる。「俺がいらないって言っても聞いてくれないのはどうしてなんだ…?」「犬は仲間内で格付けをするらしいよ」「どういう意味だよ!」
お前、ちゃんと言うこと聞かせられるなら“ゴミは捨てろ”って言ってやれと頼まれそのむね伝えると犬はやっぱりアリスターのところに持っていく。「どういう意味だよ!!」

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