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技術的負債を解消する

こんにちは!アイスタイルでエンジニアをしている佐渡です。
松田や野尻の記事でも触れられていますが、アイスタイルでは現在システム基盤を完全にクラウドへ移行するプロジェクトを進めており、その中で技術選定WGという一つのワーキンググループを進めているので、その内容を紹介します。

アイスタイルは1999年に設立されて以降、@cosmeをはじめとするウェブサービスを中心にさまざまなシステムを構築・運用してきています。1999年というとネットベンチャーの中でもかなりの老舗ということになると思います。それだけにシステムに対する課題(技術的負債)も積み上がっています。

これまでも、分散システム化、CQRS化などいろいろな取り組みを行なってきており、うまくいったものもあります。しかし、課題の解決とともに新たな課題を生み出したり、思うように進んでこなかったのも確かです。とはいえ、そういった試行錯誤の歴史もアイスタイルの財産です。今回のプロジェクトでは、うまくいかなかったケースでは何がいけなかったのか?うまくいったケースでは何がよかったのか?あらためて考え、次に繋げていきたいと考えています。

そうした検証で浮かび上がった課題の一つとして、システムを改変する労力の大きさがありました。システムを改変するコストが払えずにそのままになってしまって技術的負債となったり、そうこうしているうちに担当が何度も変わってしまい、システムに対する知識自体が失われてしまったり…と。そこで今回の基盤のアップデートでは、如何にそれぞれのサービスを改変しやすくするかということに注目しています。システムは作るまでがゴールではなく、作ってからも色々な試行錯誤をし、改善していかなければなりません。ですので、素早く改変できることと、継続して運用できるようにすることが重要だと考えています。

それらのベースとするために、手始めにサービスの動作環境をコンテナ化するところから取り掛かっているわけですが、その先に一つ一つの技術の選び方やデプロイの効率化、サービス間の依存関係や連携方法など色々な関心事が待っています。

今後、技術選定WGの記事では、これらの関心事についての事例を紹介していきたいと思います。

というわけで、アイスタイルのクラウドへの旅は始まりました。これらの取り組みに一緒に向かってくれる方を募集していますので、興味を持たれた方はぜひこちらからご連絡ください。お待ちしております。

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