これはゲームなのか?展ガイドブック
秋葉原で開催中のゲームとアートの境界に挑む展覧会「これはゲームなのか?展」。
気になるけれど展示作品やそもそもどんな展覧会なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そんなみなさんに向けて本展覧会の作品や見どころ、楽しみのポイントをガイドブックとしてまとめてみました。
そもそもどんな展覧会なのか?
「これはゲームなのか?展」はボードゲームを愛する作家が集まってゲームが持つルールという表現でアートに挑む展覧会です。
言葉にするとわかりづらいのでいくつか作品を紹介しながら展覧会の様子を見ていきましょう。
「ゲームの住人」
作:ファウンテン(橋口貴志)
物事に従属的な状況で楽しさを見つけたらゲームになるかもしれない。 会場をゲームのハコに見立て、他人と交わる仕掛けを作りました。少し勇気がいりますが、従うかはあなた次第。
呪いの札を手にすると、その呪いにかかった状況で会場を歩くことになる「ゲームの住人」。
カニ歩きしかできなくなる「横歩きノ呪」や、ゾンビのように動き回ることになる「ゾンビノ呪」など、様々な呪いが来場者を従属的な状況に誘います。
解除するにはあるものが必要ですが果たして解除できるのか…?
「幽霊」
作:佐々木隼・出水田紘子(オインクゲームズ)
人はそこに近づいてはいけない暗黙のルールを敏感に感じとる。
※持ち運んで、会場内を自由に移動させてかまいません。
写真に写る透明な"あるもの"。透明なのになぜかそこにあるだけであなたは暗黙のルールを感じてしまいます。
会場内を持ち運べるので通路や展示物の近くに置いてあそんでみましょう。
「創造的なゲーム、ゲーム的な創造」
作:高畑慧(コロコロ堂)
この展示では観覧者全員で会期全てを使って1つのゲームを進めると同時に、街をモチーフとした展示物を制作していきます。
ゲームに則って1人につきブロックひとつ、茶色か黒のヒトをひとり白いテーブルの上に配置しましょう。
徐々にブロックとヒトが拡がり街のような集まりが自然に発生していく様は圧巻。
本展覧会の会期すべてをつかった壮大なゲームの最後にそこになにが現れるのか。
状況がゲームを生むのか、日常のルールがゲームになるのか。はたまたゲームがアートを作り出すのか。
「これはゲームなのか?展」はゲームという表現があなたにゲームとは、アートとは何かを語りかける展覧会なのです。
出展作家&作品紹介
「これはゲームなのか?展」には国内外から17組のゲーム作家が参加しています。参加している作家はこちらのみなさんです。
朝戸 一聖〈TANSANFABRIK〉
ASOBI.dept
IKE〈ひとじゃらし〉
itten
オインクゲームズ〈佐々木 隼・出水田 紘子〉
Xaquinel
シラカワリュウ〈カラメルカラム〉
Jordan Draper
daitai〈島田 賢一・大山 徹〉
高畑 慧〈コロコロ堂〉
CHOCOLATE inc.
ニルギリ〈するめデイズ〉
のざくに〈つれづれ愚者〉
ハカマ団〈袴田長武〉
ファウンテン〈橋口 貴志〉
山田 龍太〈宇宙ドミノ〉
米光 一成
ゲームマーケットで活躍されている団体や、舞台美術、コンテンツスタジオなど第一回以上に様々なジャンルから出展作家が集まりました。
これら強力な作家陣の出展作品はどれも意欲的なものばかり。
先程の3つを含め全20作品以上が会場であなたの常識を揺るがします。
出展作品の紹介はこちらからどうぞ。
平日夜はギャラリートーク「なのか鼎談」
これはゲームなのか?展の楽しみ方は出展作品だけではありません。
平日の夜19時からは様々なジャンルのゲストをお迎えしてギャラリートーク「なのか鼎談」を開催いたします。
豪華ゲストによるゲームを様々な切り口で聞いて楽しむ5日間。会社や学校の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(2019年12月14日追記)ギャラリートーク「なのか鼎談」は12月13日の第5夜にて閉幕いたしました。
トーク内容の公開の予定は現在のところございませんが、ハッシュタグ「#なのか鼎談」にてTwitterからお客様のご感想やスタッフによる実況をご覧いただけます。
ご興味のあるたはぜひ御覧ください。
繰り返しオトクなリピート割&開催時間延長
出展作品とギャラリートークをよりお楽しみいただくために、これはゲームなのか?展では「リピート割」が用意されています。
前日以前の入場チケットを受付で提示すると、その場で当日券が1000円になるオトクな割引。
ギャラリートークの参加や、途中経過の気になる作品を楽しむ際にとても便利です。
平日の会社終わりなどに楽しんで頂けるように、急遽平日の開催時間を19時から夜の21時に延長となりました。
会社や学校の帰りがけなどにより気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
物販は20時30分までなのでご注意を。
(2019/12/14追記)
さらにご好評を頂いたため、12月14日(土)、12月15日(日)も開催時間を延長致しました。
それぞれ12月14日(土)21時まで、12月15日(日)が18時までとなります。
ゲームなのか、アートなのか。自由でいてどことない違和感があなたの思考をかき乱します。
これはゲームなのか?展は秋葉原・アーツ千代田3331にて12月15日(日)まで開催です。
「これはゲームなのか?展」
開催時期:2019年12月7日~15日
開催場所:3331アーツ千代田(1Fメインギャラリー)
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14
入場料:当日券1800円(税込。小学生以下無料)
is-this.a-game.tokyo
#なのか展
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