地方で暮らす　戸建てorマンション

今日はOPENHOUSEをしました。沢山の方が足を運んでくれました。
イシハラスタイルのクライアントはほぼ100％戸建てを検討されています。地方なので、駅前でもマンションと戸建ては同じぐらいの金額で手に入るから、あまり深く悩んだことも無い人も多いはず。
正解はない、とはいえマンションは分譲でない方が良いと考えています。
都会の真ん中で、土地と家を購入できる人は限られているため、マンションという考えが普及するのは理解できます。
でも、愛知の地方の地域でとなると分譲マンション購入は戸建てを所有するよりは高リスクだと思われます。個々のマンションに関して耐用年数がどれくらいあるのか、実際を知ることは不可能。なんとなく今の自分の立場で考えてみても築50年のマンションって購入したい人いるのかな？子供が結婚して買おうとしたら「やめとけば」って言ってしまいそうです。
じゃぁ、今住んでいるマンションが築50年を迎えた人はどうだろう？
安心して住み続けられる人ばかりなのかな？
ちょっと怖いなぁって、引っ越しする？その場合って所有権は持ったままってことですから、住んでなくても管理費を払い続けることになりますから、二重に支払いが発生します。
運よく建て替えとなる場合も、おそらくタダで新しくなったマンションに住めることは難しいと思われるので、相当の費用負担が出ることでしょう。
建て替えなら幸せな方で、解体し更地にするのでも所有権を持った人に請求がくることも大いに考えられます。

戸建てにしても管理をするために、メンテナンス費がかかるのは当然で、50～60年住み続けようと思ったらそれなりの費用はかかります。もちろん、解体費も数百万円とかかります。戸建てのメンテナンスや解体費は、一般の人でも想像がつくのですが、マンションのことは、私も、まったく考えたことも無くて、どこかで、権利が消えてなくなるような錯覚を持っていました。

大きな勘違いであるとともに、知らないままに大きな負の遺産をかかえてしまうリスクをはらんでいる、分譲マンション。最近知った、叔母の所有する畜40年のマンションは、子供がいないため、うちの父が相続することになると知り、いろいろと調べるうちに知らずに相続してしまった場合、住んでもいない（雨漏りなども起こっていて住む気になれない賃貸にも出せない）部屋の区分に対して、管理費の請求が来てしまい、もしかしたら解体費などの請求も被ることになってしまうと知り、今、まさに状況の把握をしようとしているところです。

これを読んでくださった方で、戸建てかマンションか迷っている方がいたら、もう一度、ちゃんと考えて、理解してから購入するようにしてもらいたいと願っています。

なお、契約によって人それぞれ状況が変わってくると思うので、一概に莫大な費用がかかると恐れることは望んでおらず、現状の正確な把握を促すつもりで書いております。