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経営者をやめて主夫になりました【④失敗】

どうすれば事業が成功するのか。
成功のきっかけには幾多の方法があり運もあるので、明確に答えることは出来ない。
ただ、「失敗する経営者」には、共通点がある。
失敗する経営者は、会社のために頑張ってくれている社員を当たり前のように思い、自分だけが贅沢三昧をしている。
こういう経営者からは、社員が離れ、売り上げが下がり、やがて倒産する。
僕自身がそうだった。
会社が軌道に乗り、従業員を増やしてお山の大将になった僕は、タワーマンションに住み、高級車を乗り回し、夜の街で豪遊していた。
その結果、どれだけ頑張っても、給料が上がらないことに嫌気の差した社員たちが次々と辞めていき、僕の会社は倒産した。
家族にも同じことが言える。
家事や育児に追われている奥さんを当たり前のように思い、自分は仕事から帰って来ても何もせず、「疲れてるんだから休ませてくれ」と言い、休みの日には、「たまには良いだろう」と言って趣味に高じる。
そんな自分勝手な夫は、いずれ奥さんから見放されて家族を失う。
成功している経営者が口を揃えて言うのが、「社員を大切にする」だ。
「家事や育児は妻がするもの」ではない。
家事は自分の家のことだし、育児は自分の子供のことだ。
大好きで結婚した奥さんが、髪を振り乱して家事や育児に奔走しているのを、当たり前のように思っているのなら、一家の長たる夫としては失格だ。

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