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捨てるにも捨てにくいデータの保存どうしていますか? 人生で生まれるデータをRAIDで保存できたらいいなぁと

はじめてのnote投稿です。デザインの仕事をし始めて18年。インターネットにまつわる商業クリエイターの道を歩んで15年。この間に作品というクオリティのようなものも生んだこともある。しかし、それは日々の仕事でふるいにかけられ、完璧に自分が納得してないものもある。

僕は今年はじめにJAGDAに入会した。若い頃は憧れがあったが、近年はほとんど興味なんてなかった。40歳を超えていて新人といわれるのも変だし、今更なのだが、理由はフリーランスとして働く自分と家族の分の国民健康保険が固定費として計算しにくくて、毎年キャッシュフローに苦心していた。また、そろそろ人間ドッグを毎年受けた方がいいと思いつつ、どうせ文芸美術の健康保険に入るなら、自分はグラフィックデザイナーの住所でいたいと思ったからだ。でも、デザイナーとして、まったく格好のいい理由ではない。あまり過去データを整理していない自分にとって、正面窓口からのJAGDA入会審査のための壁となったのは、ポートフォリオになる数年間の仕事データのまとめだった。

そもそも10年以上前に保存していたストレージはなんだったのか?

これまでデータはどうやって保存していたのだろうか?つい最近はだいたい1GBの外付け大容量SSDで快適でストレスがない時代だ。PSDやAIのデータの単位っと言えば、数百MB〜2GB近くいくものもざらだ。10年前ってどうだったんだろうと思ったら、大作と思っていたデータでさえ100MBいかない。これだったら余裕だねって思っていた。実際、ポートフォリオに掲載できるような作品と言えるものはデザイナーとしては寡作の僕の仕事ではそんなにはない。

自分は写真を作品として残したいタイプでもないし、普段は手ぶらでスマホで適当に撮る程度で満足している。むろん仕事でカメラマンに撮影してもらった画像データなどもあるにはあるし、「もうこの別カットは残しておく意味ないよな?」とか、「これは当時の仕事への念があるので、残しておくべきかもしれない」とか、いろいろある。写真については、ぶっちゃけ家族の写真に勝る広告写真というのは数少なく、同じ土俵で測る価値ではないのだが、家族の写真もまた残しておくべきデータとして存在する。そういったデータが部屋のどこかにある壊れかけのハードディスクやほとんどないと思うがMOディスクにある。SDカードはおそらくほとんどが映像か画像データだ。コンパクトフラッシュカードなんていうのもある。

いいのか悪いのか、この際、一気にデータをまとめようと思った

これまで作品データをまとめられなかったので、おそらくこれからもまとめられない。数週間、いや数日はフォルダにまとめてわかりやすくするかもしれない。しかし、基本的には今ある仕事が最優先。ベストを尽くしたいし、悪くてもベターでありたい。そのためにファイルデータを綺麗に整頓することは難しいタイミングがある。そうなったら、データの整頓など、年末の確定申告の準備よりも優先度が低い。自分の人生の時間は限られている。

先送りする選択は未来への可能性を残す

データの整理とは少し違うが、妻と結婚し子供が増え、親が老いていき、親戚も少しずつ減り、友人と出会い別れ、また再会したりして、わかったことがある。
それは仕事以外では、生きている間に、今すぐ決めなくてはいけないことはほとんどない。自分が大学に入ったのも、結婚したことも、家を買わなかったことも、子供の進路をあーだこーだいっているのも、すべて未来に可能性をつなぐためだ。贅沢な話だが、そんなものだ。

ということで、人生観のトンマナと合わせて自分が生み出した玉石混交といえるデータの整理も、この際、先送りしようと考えるようになった。

次回はどうやってデータを先送りを可能にするかを書きたいと思います。
つづくかも・・・


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