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新NISAに関する記事

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2024年から開始される新しいNISA(新NISA)に関しての自身のnoteをまとめました。2024年以降は実際の投資についてまとめていけたらと思ってます。
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#シミュレーション

【投資】【新NISA】シミュレーションで投資・金融市場の不確実性(リスク)を可視化する

2024年、今年から始まった新NISA制度をキッカケに投資の世界に1歩踏み出した人も多いと思います。こうした中、年初の出だしは良かったですが、足元ではちょっと市場も微妙なムードとなり、(始まってまだたった3ヶ月、4ヶ月程度なんですが)「こんなハズではなかった…」という声も聞こえてきます。じゃあ「もともとどうなるハズだったのか?」と逆に聞きたくなりますが、今日は以前のnoteでも取り上げた、シミュレーションを通して投資のリスクを事前に想定しておく…ということを再度取り上げたいと

【新NISA】新NISAに向けたシミュレーション記事のまとめ

最近はゴルフやら筋トレやらと、投資とは別の記事ばかりになってますが、とはいえ自分が一番時間を使っているのが投資です。そうこうしているうちにもう9月、2024年の新NISA開始まであと4ヶ月弱となりました。 これまでこのnoteでは、その新NISAにからめた投資シミュレーションに関する記事を幾つか書いてきました。特に自分がこだわったのが、「期待リターンを今後XX%とすると…」といった、よくあるシミュレーションにみられるような一定と仮定するのではなく、金融市場がランダムに動くこ

【新NISA】Excelで検討する新NISA投資戦略:モンテカルロ・シミュレーションの結果と考察〜20代、30代を想定して

さて前回までは、現在の自分(現在54歳)を想定した今後の新NISAの投資戦略と、その想定される結果についてモンテカルロ・シミュレーションで分析してみました。 今回は、もう少し若い世代を想定し、毎年の積立額を減らし、積み立て期間を長くとって、開始から30年後、40年後どうなっているかシミュレーションしてみたいと思います。 入金金額と期間さて20代、30代は年収もまだそれほど高くはなく、月々の給料から投資にまわせる金額も限定的です。また投資にまわせる額も人それぞれ違いがありま

【新NISA】Excelで検討する新NISA投資戦略:モンテカルロ・シミュレーションの結果と考察〜自分の場合

前回の計算を受けて、早速結果を見ていきたいと思います。 世間でよく見られる"シミュレーション"まずはモンテカルロ・シミュレーションの結果を見る前に、世間でよく見られる「シミュレーション」とはどういうものか、あらためて振り返ります。僕の以前のnote「新NISAでの(だいぶ楽観的な)リターンを考える」で最初に見た結果がまさにその典型です。ほとんどの"シミュレーションしてみました"的な記事・分析では「今後、毎年、年率XX%のリターンが続くとすると…」という仮定がなされています。

【新NISA】Excelで検討する新NISAの投資戦略:相関のある標準正規分布に従う乱数を発生させる

さて、前回のnoteで新NISAで投資をしようと思っている投資対象と、それらの期待リターンや相関を推定したので、これからはそれらの数字を用いて、今後の投資資産がどう推移するのかシミュレーションしていきたいと思います。今回のnoteでは、シミュレーションの使う2つの相関のある乱数系列(日経225用とNASDAQ用)をExcelで発生させていきたいと思います。 Excelで2つの標準正規分布に従う乱数(XとYとする)を発生これはすでに以前のnote("Excelで検討する新NI

【新NISA】Excelで検討する新NISAの投資戦略:モンテカルロ・シミュレーションに挑戦(とりあえずやってみる)

さて、前回の記事("Excelで検討する新NISAの投資戦略:まずは標準正規乱数を発生させる" )で発生させた10,000 x 600の標準正規乱数を使って、今回は実際にExcelを使ってモンテカルロ・シミュレーションをしてみようと思います。 Excelシートの構成幾つかの試行錯誤の結果ですが、とりあえず以下の図のような4つのシート構成に辿り着きました。 まずは、前回記事で発生させた10,000 x 600の標準正規乱数を"正規乱数値複写"シートに値複写。そして今回、つみた

【新NISA】新NISAの投資戦略:今後分析してみたいことのアウトライン

このnoteを始めようと思ったきっかけが、2024年にスタートする新NISAについて、自分はどうしようかなと思ったことです。先のnoteではとりあえずつみたて枠と成長枠について、適当に期待リターンを仮定して今後のリターンを計算してみましたが、もうちょっと現実的な想定のもとで確認してみたいと考えてます。 より具体的に言うと、「金融市場の価格の動きはランダムであることを想定し、10年後、20年後、30年後には自分の運用資産がどうなっている可能性があるのか、その可能性の分布状況を