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一新塾OBで上峰町長の武広勇平さん「つばきまちづくりプロジェクト」

今週は一新塾OBで上峰町長の武広勇平さんをお迎えし、『上峰町で、オンリーワンの自治体モデルをつくる!』をテーマにご講義いただきました。

上峰町は、佐賀県の東部のほぼ中央部に位置する人口9,864人、3,984世帯が暮らす町です(令和6年6月現在)。

大学生時代の2004年に塾生となり、国会議員秘書を経て、全国最年少首長(当時)として29歳の若さで上峰町長になった武広さん。財政再建では、条例の制定や、ふるさと納税の活用で大きな成果を上げています。

●町債残高(借金)を117億(2009年度)から58億(2022年度)まで減らし、

●基金残高(貯金)を4億(2009年度)から53億(2022年度)まで増やしました。

●予算規模は27億(2009年度)から247億(2022年度)まで伸長しました。

教育支援、子育て支援、健康増進活動支援、地域公共交通活性化、農業支援、環境・災害対策など、ITや先端テクノロジーを活用して、新たな住民サービスを続々と生み出しています。

こうした取り組みが出来るのも、財政的な余裕が生み出されたからこそ!

たとえば、小学校でのマンツーマンのオンライン英会話授業も、子どもたちの「通じた!」という喜びと成功体験で得た自信は本当に大きいようです。この取り組みは、一新塾OBの加藤智久さんが創業したレアジョブとの協働によって実現しました。教育格差を緩和する一人3万円の教育クーポン。ウェブアニメ「鎮西八郎為朝」などの地域ブランディング。

さらに、イオン上峰店の跡地を再整備する「中心市街地活性化事業」では、官民連携で共同事業体「合同会社つばきまちづくりプロジェクト」を設立して「LABV方式」を導入。「LABV(Local Asset Backed Vehicle、官民協働開発事業体)」方式とは、住民の意見を中心市街地づくりに反映し、町は土地を現物出資しますが、新たな資金負担をかけずに開発を進める先駆的な取り組みです。道の駅、住宅、アリーナ。図書館。メディアテーク、ウェルネスなどの複合施設が新たな賑わいを創出します。

参加された塾生の感想と心に響いたお言葉です。

●風と土の循環
●税金を使わずに公共施設をつくる
●住居と働く場所の融合した施設
●前のめりになるビジョンとはまさにこのこと
●お金をかけずに町民が住みたいまちをつくる
●コンパクトシティのモデル
●動けば変わる
●市民の意見が一番首長に響く
●文化、歴史、産業がある土地の価値
●行政サービス充実にはまず財政健全化
●住民の声を聴く姿勢
●子育て世代の政策で高齢者を支える

「1800ある自治体の中でオンリーワンのモデルを目指していこう」との意気込みで奮闘されていらっしゃる武広さんの志を生きる人生の歩みとともに、上峰町変革の勢いが、熱く伝わってきました。

■地方創生のリーダーを育む一新塾


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