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ロボッツ振り返り解説第17節 vs広島

こんにちは、一色翔太です


それではホーム、広島戦を振り返っていきます


・試合の振り返り

Game1 茨城79−81広島
平尾が復帰戦でスタメン。途中からちょっとずつ出す感じではなかったので今までは完全に良くなるまで出させなかったんだろうなと思いました。開始早々縦のドライブからレイアップを決めれてホッとしたんじゃないかな。ドリブルでなかなか手につかないシーンもチラホラあったけどゲガの影響は無さそうだっだ。序盤はボールもよく回りシュートセレクションも良くてオフェンスリバウンドも絡んで良いスタートを切れた。広島の方が中断期間が空いた影響を感じて特にディフェンスの緩さがロボッツに良いようにプレーさせてしまったのかなと思う。それでも順々に広島の選手が前半活躍してきた。1Qはメイヨ、2Q前半は辻、後半は佐土原がそれぞれの活躍で繋いだ。ロボッツは前半ジェイコブセンがインサイドで存在感を発揮してディフェンスでもジャクソン相手に1on1で負けなかったことがリードを作れた要因。前半で一番良かったのが👇タプスコット→遥→多嶋のこのプレー。

現場で解説した音声入っているのでそれ聞いてください。こういうプレーから相手がタイムアウトを取ってベンチに戻るのはいいよね。中盤から最後の局面までは一進一退で両チーム共にいいところが出ていたので離れても5点差くらいで引き締まったゲームになっていた。この試合の勝敗を分けたのは最後の1分半。福澤がコーナー3を決めて同点で広島タイムアウト。こっからが本当の勝負どころ。タイムアウト明け辻の3ポイント外れてリバウンドから福澤の速攻レイアップで逆転。ここを一本止めずに取りに行ったのは広島の戻りの状況を見てのナイス判断。ホームの盛り上がりも重なりロボッツ優位の状況を作り出した。ここからメイヨの時間。フリースローは一本外してロボッツ1点リード。ここは時間かけて攻めていいところ。平尾が軽くドライブ入れてストップからパスを出そうとしたところにジャクソンのスティール。この日5本目。トランジションから辻が走ってレイアップを決めた。歩幅を合わせてうまく決めてきた。ロボッツタイムアウト後はタプスコットのドライブをメイヨが抑えて広島ボール。ファウルゲームでメイヨがフリースロー。そのあとは👇

最後の一連の流れ。ロボッツがフリースローのリバウンドから切り返してアリウープ。最高潮の盛り上がりで追いついた。広島タイムアウトからメイヨのアイソレーション。フリースローを外したメイヨの名誉挽回チャンスをミリングHCが与えてそれに見事応えたメイヨ。メイヨ名誉挽回。サイドスローから多分得意のサイドでのプレー。すぐ攻めずに時間を使ってアタック、その前も同じポジションでトラソリーニからファウルもらったシーンもあったので良いイメージがあったのでしょう。そのあと残り2.5秒でロボッツタイムアウトからのラストプレー。リング付近へのトラソリーニへのロブパスは通らずゲームセット。あそこはディフェンスのポジショニングからして多分通らない状況だったのでセカンドオプション、サードオプションが用意されていたのかが気になるポイント。きっとあったと思うのであそこはバサーのタプスコットの判断ミス。ただあのサイドセットは正直よく分からないプレーだったかな。ロブパス出させたいならスクリーンを当てる動きが必要だったけどジャクソンの寄せが強かったから裏に行かせるようなスクリーンはかけれそうにもなかった。結果福澤は下から上に上がっていっただけだったのでスイッチやズレはディフェンスは起こらなかったのでトラソリーニにボールを繋がせなかった。トラソリーニへのロブパスダメなら外で福澤、ダメなら多嶋うけてすぐにタプスコットに返してシュートを打たせるくらいの指示はあったのかな。どうかな。2.5秒で一本取るのは簡単なことではないけどもっと可能性を感じるプレーが最後見たかったかな。それにしても見応えのあるゲームで残り2分切ってからの展開はバスケットボールの面白さが凝縮された2分間。広島の勝因メイヨを信じたヘッドコーチの采配と見事応えたメイヨ。そしてラストでトラソリーニに見事な寄り切りを決めたジャクソン。

Game2 茨城60-90広島
1Qはロボッツがジェイコブセンのインサイド、高確率な3ポイントで上々の出だし。2Qは広島が2-3ゾーンを敷いてからロボッツが一気に失速。Game1同様に前半の終わり方が悪くハーフタイムに。このハーフタイムで個人的に嫌な予感がしたのがなかなかコートに戻ってこなかったこと。広島はハーフタイム残り9分切ってくらいにコートに戻ってきてシューティング始めてたけどロボッツの選手が全然出てこなかった。思わず写真撮っちゃったんだけど


残り6分切って脇くん1人。広島vs脇。あんまりハーフタイムで長すぎるミーティングは良いことなくてあれもこれも色んなことを話し過ぎると情報いっぱいになってやらなきゃいけないことの優先順位とかハッキリ出来ないし、後半に向けてアップとしたいところなので時間かかり過ぎるのはイヤだったかな。何をどんだけハーフタイムに話したかは分からないが完結に指示があると選手は理解しやすい。ハーフタイムならば前半のオフェンスとディフェンスの反省点を1個ずつくらい、後半に向けてのオフェンスとディフェンスの修正点を1個ずつ。こんくらいじゃないと全員理解するのは難しいかなと。タイムアウトとかだったらオフェンスとディフェンスで伝えたいことを1個ずつがスッと頭に入るかな。あとは激怒して闘魂注入みたいな熱いミーティングで気合い入れるのもありだけどそんな雰囲気には見えなかったかな。このハーフタイムのミーティングが長かったのが敗因かは言えないが結果3Qの出だしは悪くディフェンスの強度もなかったので広島にスムーズにボールを回されて一気にリードを奪われた。後半開始から0-5のランを決められた後のタイムアウトは早かったけど、その後も広島の流れは止まらずその後40-57と17点差つくまで試合を止めることがなかった。選手交代でテコ入れはあったけどトランジションから辻の後半2本目の3ポイント決めた後か、寺嶋からメイヨへのアシストが決まった後にタイムアウトで止めたかったかな。この状況なら早い段階で二つ目のタイムアウトとっても全然おかしくない。結局3個目のタイムアウトは使わずに試合終わっているので使うタイミングを逃しちゃったように感じてしまう。寺嶋の余裕持ったゲームメイクが広島のこの爆発的な3Qを作ったと思う。一気に速攻持っていく場面とじっくりセットプレーで作る場面とメリハリつけたコントロールだった。ロボッツはボールマンに対するプレッシャーが弱かったので寺嶋からしたら周りもよく見えてプレーしやすかったんじゃないかなと思います。追い上げたいロボッツだけどこの試合ではことごとくジャクソンがオフェンスリバンドをかっさらっていった。OR7本。影のMVP。その後は4Q入っても追い上げの狼煙は上がらずに点差は開いてゲームセット。ロボッツに対しては4Q特にノーコメント。広島は佐土原の活躍に感動しちゃったな。

どこか見た目もプレーも新人には見えず。いい意味でね。最後は他の特別指定選手を佐土原がリードしているようにも見えてNBAのウォリアーズのドレイモンド・グリーンみたいなプレーでした。今日のプレー見て佐土原のファンになっちゃった人は自分だけではないはず。Game1でも佐土原が入ってから流れ良くなったしこの試合もそう。何か持ってる選手で試合後のミリングHCへのインタビューでもついつい佐土原についても聞いてしまいました。大学バスケ界では「俺たちの佐土原」と言われている所以が分かったような気がしました。

・脇くん

ロボッツの特別指定選手の脇くん。ついに今日初出場。おめでとう!おめでとうなんだけどもうちょっと出してあげる場面を考えてあげてほしかったかな。前半終わり際の大事な場面での起用。正直大学生には酷な場面だなと。シーソーゲームで広島に流れが傾きかけている状況で、辻をマーク。タイムアウト後なのでデザインされたセットプレーを仕掛けてくるのでディフェンスのコミュニケーション大事。結果的にはメイヨが3ポイント決める。その後の前半ラストオフェンスで広島は2-3ゾーン。ここを決めて終わればって場面で脇くんはコーナーにポツンといるしかなかった。平尾のターンオーバーで終わって何も出来ずにデビューの瞬間が終わってしまった。残念。ここからは一色の考えすぎかもしれないけど、自分が出て相手に逆転の3ポイント決められて最後のオフェンスうまく行かずに終わってしまったってネガティブにならないでくれたらいいなと。そんな細かいこと考えていたらこの先大変なのでスパッと切り替えて次に向けて頑張ってほしいですね。脇くんにとってデリアニョが怪我で離脱の期間はチャンスの時なので次の試合からいつでも出れるように準備してもらいたいです!頑張れ脇くん、負けるな脇くん!



連敗して残念だけど水曜日には群馬戦が控えているのですっぱり忘れて群馬戦の準備をするくらいの気持ちで切り替えて2日間準備してもらいたいです。B2時代からのライバルの群馬との北関東ダービーをこのB1の舞台で戦えるのはグッとくるものがありますね。今シーズン絶対に負けたくない相手No. 1だと思うので全力で勝ちに行ってほしいです。


何か今回の振り返りはネガティヴな内容が多かったのでもう一回このプレー見て爽やかな気持ちで次に向かいましょう


やっぱこれ、何回見ても



素敵やん




次回
見どころ解説第18節vs群馬クレインサンダース




長文になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました



一色翔太

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