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ロボッツ振り返り解説第15節 vsA東京

こんにちは、一色翔太です


それではホーム、アルバルク東京戦を振り返っていきます


・試合の振り返り

Game1 茨城65−81A東京
ロボッツのスタートは多嶋、福澤、鶴巻、トラソリーニ、ジェイコブセン。アルバルクはテイラー、安藤、小酒部、ロシター、カーク。実際のところは分からないが前節スタメンのサイズではなくカークを起用してきたのはタプスコットとのマッチアップを避けてのスタメン起用かどうか。そもそも基本はカークがスタメンだから元に戻しただけなのか。前回やられたところに対する対策としてローテーション合わないように変えてきたのかなどうなのかな。実際タプスコット入ってきたタイミングでサイズ投入していたのでそうなのかな。前回の川崎での福澤に対する長谷川の起用にしろ、アルバルクが対策してきたり勝つための起用の意図を感じる。序盤主導権を握ったのはアルバルク。安藤の9分弱で11得点の活躍で先行される。1Q終了時点で20−31。結果的にこのビハインドがずっと最後まで引きずり敗戦となってしまった。アルバルクの素晴らしかったところがハンドオフに対するディフェンス。終始ハンドオフに対してオーバーディフェンスで持たせないように徹底されていた。持たれたとしてもなるべくリングから遠くなるようなもらわせ方。ロボッツのオフェンスはハンドオフが多いのでこれに対していい対策だなと思いました。スタッツを見ると1試合通して2ポイントのFG成功率が27.9%。ターンオーバーが6個。ミスが少ない、だけどシュートが決めることができない、ここが一番問題点かなと。3ポイントが9/19で47.4%ですごいんだけど、ペイントエリアを攻めきれないってことが響いたのと中途半端な距離のシュートを打って外れる場面が多かった。いつでも打とうと思えば打てるシュートでやっぱり優先させたいのはゴール下のシュートかオープンでの3ポイント。タプスコットが相手のスイッチディフェンスからミスマッチを狙ってポジション取り出来ていたけどそこにボールを集めれなかったこと。時間かけてもっと確率の高いシュートを選択しないといけない。👇谷口の3ポイントは流れを止める良いシュートだった。もっと言えばシュート前のデリアニョへのスクリーンをしっかりヒットさせてから自分のシュートへ行ければいいなと。今のロボッツにオフボールの良いスクリーナーがいないのでそこの枠を谷口には是非とも担ってもらいたい。

Game2 茨城74-87A東京
試合通して主導権はアルバルクに。それでもなんとか点差が開きかけても食らいついた前半。中村の気持ちの乗っかった魂のプレーでチームを引っ張ったのとタプスコットの個人技が光った。特に中村の良かったところはペイントエリアへのアタック。ピック&ロールからグンと中までドリブルで切り込める選手が今は彼しかいない。何か自信を持ったようなプレーで強気で力強さも感じてこの数試合で1番良い活躍だった。3ポイントも入ってきたし福澤と中村が今ロボッツでは好調な2人でしょう。とは言え試合に負けてしまったので何が要因だったのか考えてみる。外からの攻めが多い中でボールがインサイドに入らなかったこと。入れさせてもらえなかったことが一つの要因かなと。特に3Q。👇ジェイコブセンのゴール下でのプレー。ジェイコブセンらしい素晴らしいプレー。

だけどこれが少なかった。トランジションでもかなり走っていたし積極的にポジション取りして何度もボールを受けれるシーンあったけどボールが来なかった。もっとパスを出す側が見てあげてほしいのと、ベンチはポストにボールを入れるようなオフェンスを指示してほしかったかなと。1試合通して同じパターンでのオフェンスが続くので守る方としては抑えるポイントがハッキリしているから守りやすかったんじゃないかなと思います。あと2試合ともタイムアウトをフルに活かさず余らせて試合が終わってしまっているところを見るともっとやれることはあったんじゃないか、悪あがきできたんじゃないか、諦めが早いんじゃないかなんて思ってしまう。正直選手たちは一生懸命やってるのでそこを後押しするベンチワークもあるべきかなと思います。



・見どころ振り返り

中村
良かった。特にGame2での気持ちの入ったプレーはすごく良かった。3ポイント決めた後の着地での捻挫はヒヤッとしたけど後半も出てきて良いシュートも決めてたので一安心。一押しの活躍は嬉しかったです。次はスタメンであの活躍見たいです。

谷口
起用されてすぐに決めた3ポイントは流石。ディフェンス面で谷口が出た際には3-2ゾーンが多かったがうまく連携が取れず1人の選手に2人で守りに行く場面があったのでここは練習で再確認してほしいところ。オフェンスのポジショニングによって誰がウイングの選手につくのか。コーナーにいる選手には誰がハイポストには誰が着くのかこの辺は共通認識をハッキリさせる事が大事。3-2やるならトップはタプスコットより鶴巻の方が良いかな。谷口とタプコットを同じサイドにすればリバウンド面もカバーできそうだし。とにかく谷口には調子のいいシュートはそのままで、ディフェンスとリバウンド、良いスクリーンをかけることを頑張ってください!お願いします!

タプスコット
Game2の2Qはタプスコットの3連続ゴールで繋いだ。特に1本目のカークにマッチアップさせた後の1on1を仕掛けてからのエンドワン。前回対戦時に上手くいったプレーでこれを決めた時はいいぞいいぞって思いました。2回連続でやられてタイムアウト。アルバルクはカークをすぐ下げてサイズをIn。やられたって思っているし嫌がっている証拠なので後半もやればいいのに、チャンスはあったのに。自分たちが優っている部分を徹底的に攻め続けることができたらなー。


・次節への課題

川崎戦、A東京戦を通じて感じたのは上位チームに対してチャレンジャーではないなってこと。なんかざっくりした感じになるけど同等のチームと対戦するような戦い方をしているように見えて、がっぷり四つではチャンピオンチームには勝つのが厳しい。自分たちのやりたいことばかりやろうとしてそれをさせてもらえず負けていく。何か変化を、対策を、攻撃的な仕掛けをしていく必要があるかなと思います。オフェンス面での修正点は攻め急ぎというかシュートセレクションが良くない。24秒の中でより良いシュート、確率の良いところで攻める、ミスマッチを見逃さない。勢いよくアップテンポな展開と狙いどころを定めたハーフコートバスケットが出来るようになると得点が伸びるんじゃないかと思います。川崎もアルバルクもロボッツを倒す為に対策して挑んできている。ここまで負けが多いと守るものもないので、千葉戦で見せた3-2ゾーンを試合通してやり切ったり、スタメンのテコ入れしたり思い切った何かを出せるといいんじゃないかなーなんて思います。ナカムラコーヘーをスタメンになんか面白いと思うんだけどな←2回目。



ちょっとボリューム多くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます


偉そうなこと書いてますがロボッツを応援するスタンスは変わらないし何がいいのか悪いのか自分なりに噛み砕いて皆さんに伝わればいいなと思っております


引き続き応援していきましょう



次回
第16節vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦




一色翔太

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