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働くことの意識と公的年金の「損」「得」について

2021/1/19記事が言葉足らずでした

「在職老齢年金(2)」高齢者 働き方変わる節目(10)
“再びの私見“の後半部分
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この様な「勝手な前提」と「公的年金制度の悪用」によって高齢者の働き方が歪められたままになって来た訳です。損得でなくて・・・
「働きたいから働く」「働く必要があるから働く」であれば、60歳未満の労働者と同じように処遇すれば良いだけだと思っております。給与に加えて年金が必要な状況であれば、その権利を行使するだけです。「今は公的年金が必要でない」のであれば・・65歳以降の年金受給を「繰下げる」という選択をするだけです(続く)
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読み返してみますと言葉足らずが、発見されました。

「働きたいから働く」「働く必要があるから働く」であれば、60歳未満の労働者と同じように処遇すれば良いだけだと思っております。

「働きたいから働く」「働く必要があるから働く」・・働くという自身の意思があるのであれば、年金制度(この場合では「在職老齢年金」です)による「損」「得」とは別のものであると思うのです。

勿論、報酬がある事で「年金が減額・停止」になる事もあります。でも、年金だけでの生活と比較した場合、必ず収入は増えるのです。なぜなら、労働収入(報酬・賞与)が減額になる制度ではないからです。

公的年金の役割

公的年金には「防貧機能」がある事は以前にも書きました。「働く」という事は、(年金だけよりも)より多くの収入を得るための手段なのではないでしょうか?勿論「足りない」という基準は人によってそれぞれでしょう。貧に陥る基準は、人ぞれぞれかも知れません。ここが日本国憲法の規定との関係だと思うのです。

【日本国憲法】
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
② 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

つまり「生存権」の規定です。

60歳以降に対する意識

私は高齢者の「働く」という選択をする考え方は、どんどん変わっていくと思うのです。少なくとも今の30歳代、40歳代からの下の方は60歳以降、働く事に対して抵抗感?公的年金の支給開始年齢の引上げ等に対する違和感も少ないと思うのです。

「損」「得」が先に出る世代は私の年齢(61歳)より上の方ではないでしょうか?社会に出てから、インフレもバブルも経験し給与・賞与がどんどん上がる経験をした世代です。退職金や公的年金で「老後は何とかなる」・・そのような安心感を何となく持って生きてきた訳です

しかし、途中から方向性が変わってきた
60歳からもらえると思っていた公的年金は・・どうも遅くなるらしい
退職金は以前と比べると減るらしい
企業年金制度も変わって減額になるらしい
企業年金制度も無くなるらしい・・
そして、インターネットの普及に伴いネガティブな話題が身近に感じられる
こんな所でしょうか?

どうも昔の人比べると「損」してるんじゃない???
こんな土壌に対して「在職老齢年金」の「減額・停止」という言葉が重くのしかかる訳です・・(続く)


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