見出し画像

クロージング癖

たねちゃんは最後の一口をよく残す。

ラーメン二郎を食べている時、残り少なくなってくると急に箸が進まなくなるし、
長距離を走っている時、ゴールが見えているはずなのにとてつもなくそのゴールを遠く感じたりする。

終わりが見えてくると、気が緩んでしまうことは皆さんにもよくあるのではないか。
僕も例に漏れず最後の踏ん張りがなかなかにニガテである。

何事もやり始めることは簡単だ。
始めればいいだけだから。
だが、全ての人が終えられるわけではない。
終えられる人もいれば、終えられない人もいるのが世の常だ。

ゴールを迎えられるかどうかは、
言い換えればゴールまでレースをやめるかやめないか、たったそれだけのことだ。
つまりゴールを迎えられない人は、
自らレースから棄権しているのである。
やり遂げられるかやり遂げられないかは、常に自分次第だ。

昨日3flavorcurryさんというとても美味しいスパイスカレーのお店に行った。
3種カレーと、ライス・揚げナンのセット、それも揚げナンを課金してチーズナンにグレードアップした。

「結構な量ですが、大丈夫ですか?」
と店員さんに聞かれたが、
「結構デブなので大丈夫です。」
という意味不明な返しをして、忠告を聞かなかった。
(※初めての方には欲張りすぎないことをオススメします)

sstyleの写真とは全く違うインパクトのあるボリューミーなカレーが出てきた瞬間、詰んだと即座に感じた。
だが、店員さんに見栄を張った以上、引き下がるわけには行かないと思い、
半分あたりからお腹がはち切れそうになり、さらに残り一割くらいになると座ってることすらしんどくなった。

ここで残すことは容易だが、
残してしまっては今まで積み上げてきた食べ残し絶対しない主義が崩れ去ってしまう。
自分のブランディングを守るためにも、
そして何よりクロージング癖をつけるために、気持ちで完食した。
そう、気持ちさえあれば完食できるのだ。

若い頃はとにかくクロージングの経験が大事だと思う。
学生時代、多くの学生団体に入ったりだとか、多くの企業のインターンしたという自慢をする人が稀にいたが、
挑戦することや食い散らかすことは誰でもできるが、やり切らないと意味がない。

日々大小様々なクロージングを行い、クロージング癖を身につけていき、クロージング経験値を詰んでいくことが
成長に繋がるはずだ。

ちなみに僕は前職時代、自分で腹を決めてクロージングしていく姿勢を社長たちに評価していただき、たくさんの大任に登用していただいた。

若い方にはぜひ早いうちからクロージング癖を形成できるよう努力して見てほしい。
かく言う僕もおとといnoteを書ききる前に寝落ちしてしまい、
今日BLUENESSのよしお社長にも、たねちゃんにも煽られたので、
一日一日もしっかりクロージングできるように努めていく。

本日もお越しいただきありがとうございます。
また明日お待ちしております。

2020.7.8 Issey Shibata

僕のことを応援していただける方はサポートお願いします。より料理の腕を磨くために、食べ歩きにサポートは全額使わせていただきます。僕の料理でもっとたくさんの方を楽しませます👨‍🍳