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発表する時にいつも意識していること

昨夜は花粉症の薬を飲み忘れてしまい,朝はひどい花粉症だったために,「昨日の自分を心の底からうらんでいる」TOMMYです.

さて今回のテーマは,「発表する時にいつも意識していること」です.発表前の"準備編と"本番編"に分けて書きます.

結論から言うとズバリ,「誰か一人を意識しながら作る」ということですが,順番に説明していきますね.

前回は"発表前の緊張にどのように向き合うか"というテーマで,海外学会での僕のへっぽこぶりも赤裸々に語りつつ,"緊張を味方につける方法"みたいな感じで書かせてもらいました.

今回は僕が常日頃から,学会や研究会の発表でいつも意識していることについて書かせてもらいます.

"準備編"〜まずは発表の準備段階でのスライド作り

発表のスライドの準備段階では,「聴いてくれるであろう誰か一人のことを意識しながら作る」ようにしています.

よく「小学生にもわかりやすいように説明するのが理想」とか言われますが,そこまでかみ砕いて説明するのってかなり難しいのかなぁと思ったりします.

僕は,会場にいるであろう後輩や先輩,全く分野の違う研究をしている先生のうち,どうしても届けたい一人を思い浮かべながらスライドや原稿を作るようにしています.

どうしても届けたい人が,「全く畑違いの,研究する分野が違う先生」だと,いつもよりかみ砕いた説明で,できるだけ専門用語も使わないセリフが多くなります.一方で,同業者というか「同じ分野の研究者」を対象にした場合は,専門用語もたくさん使い,基礎知識もあるという前提のもとでスライド準備をします.

ただ,意識する"誰か一人"がどのような人であっても,誰が聞いてもわかりやすい説明,というのは常に心がけるようにはしています.ここが一番むずかしいポイントではありますが..

逆にいうと,万人に向けて準備した発表内容というのは,万人には届きにくいとは思います.誰か一人に向けてしっかり届くように準備した発表の方が,結果的にはより多くの人に響きやすいのだと思います.

"本番編"〜発表本番で意識するのはただ一つ

発表本番で意識するのは,「誰か一人を意識する」に似ていますが,「うなずいてくれてたりメモをしっかりとってくれている人に語りかけるように発表する」です.

なぜかというと,そこはめっちゃ感情的な理由になりますが,その方がこっちが安心して話せるからです.ムスっとしてる人に話すより,こちらをみながら熱心に聴いてくれている人に話す方が,こちらの気持ちが安定します!ただそれだけの理由です.

さらに「こんなにちゃんと聴いてくれてる人がいる!もっと聴いて!!」とこっちの気持ちも乗ってきます.これは緊張と向き合う方法にもつながってくるかもしれませんね.

おわりに

「誰か一人を意識しながら,その人に届くように,ささるように作った文章は,結果的に多くの人にささる」みたいな話を聴いたことがあります.

そんなことはまだまだできていませんが,僕も皆さんに届くような文章を書ければと思いながら,このブログを続けていきたいなぁと思っています.


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