初めての脱穀と初歩的ミス
先日、「はざ掛け」をした稲。水分量も落ちてきたので、いよいよ脱穀することとなりました。
こちらが脱穀機です。でっかい!!!
今回は、備忘録的に、この脱穀機の使い方を書き留めておきます。
まずは、コメを入れる袋を脱穀機にセットします。この日、私の持ち場はココでした。
※写真は、既に動き出しているところです。
よくみると分かると思いますが、左右にコメが出てくる口がついています。真ん中に「切り替えレバー」があり、左右のどちらから脱穀したコメを出すのか、変えられるようになっています。
通常、一人で機械を操作する場合は、人が機械の左側に立つので、左側をメインとして袋を多めにセットしておき、右側はスペア用として、ちょっと少なめに袋をセットするようです。
そして、エンジンの始動。
上にある「エンジン」のつまみを「オン」にして、下にあるスターターロープを引っ張ります。これでエンジンがかかるようです。
エンジンがかかったら、所定の場所まで機械を動かします。
左側にある「副変速」のレバーで、移動速度を変えられます。「シャトルシフト」で前進、停止、後進ができるようになっており、「サイドクラッチ」で右旋回、左旋回が可能です。
所定の場所まで移動移動できたら、エンジンの出力を調整します。
「高」の方にレバーを回すと、エンジンの出力が上がり、音が大きくなります。
エンジンの出力は、「イネ」にあうように調整します。
ここまでできたら、脱穀クラッチを「入」に設定します。
これで、脱穀機が脱穀可能な状態になります。
左側に「はざ掛け」してある稲があるので、それを脱穀機に食わせていくと、みるみるうちに、稲からコメが切り離されていきます。
すると、最初にセットした袋(メイン:左側)に、ものすごい勢いでコメが入っていきます。ある程度いっぱいになってきたら、次の袋に入るようにセットします。
この時、次の袋をセットするまでの間、コメの吹き出し口をスペア側の袋(右側)に切り替えて、左側からはコメが出ないようにしておきます。次の袋(メイン:左側)をセットし終わったら、再びコメの吹き出し口をメインの左に切り替えて、脱穀作業を続けます。
単純作業に見えますが、初めてのことは、やっぱり難しい・・・。
この日は私が、その袋を次々とセットしていく役回りだったのですが、途中、袋と袋の間(要は袋の外)に、コメを流し込んでしまい、散々、ご迷惑をおかけしてしまいました。
いやぁ・・・落ち込みました。お手伝いに来たのに、完全に失敗して、「やらかしてしまった」かたちです。
ごめんなさい・・・すみません。
何とか回収はしたものの、初めてのことというのは、やはり難しいものです。「そんなミスする?」ってこと、やりますよね。
気をつけましょう・・・。
あ、はい、気をつけます。
ともあれ、何だかんだいいながら、「はざ掛け」した稲も、無事、脱穀できました。
一時間足らずの間で、結構な量の脱穀ができたと思いますが、昔はこんなのでやってたんですよ!?
考えるだけで気が遠くなります。
私の指導役である「軍曹殿」が、農業における機械の重要性を説かれていましたが、心の底から納得しました。
ところで今、軽トラか軽バンか、はたまた軽自動車か・・・何を買うか迷っているところですが、やっぱり軽トラってすごいですね。
こんなでっかい脱穀機が、載るんですよ? で、走るんですよ?
当たり前?あー、当たり前なのか?いやでも、本当にすごいっす。
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