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弱い犬ほどよく吠える

2月に入って、いよいよ農業の方も気になり始めました。

何やったらいい?種はどうする?苗?苗を育てるの?まだ土を耕すとか、そういうのは大丈夫?種籾の選別はそろそろ?まだ?

もう疑問だらけです。

そんな疑問と心配だらけのなか、ここ1~2か月の作業について、相談をしてきました。相談に乗ってくれるお相手は、農園の「軍曹殿」(私が勝手にそう呼ばさせていただいております)です。

何も分からない私は、いろいろ不安だし気にもなるので、質問のしっぱなしです。

種はどうしたら?品種は?ダイコンは?ダイコンのタネ、大丈夫ですか?

もう訳が分からなすぎて、自分でも何を聞いているのか、分からなくなるくらいです。

そんな私を前にして、軍曹殿は、どっしり構えて、終始「心配いらない」といったご様子です。その姿たるや、マルチーズ(私)にキャンキャン吠えられても、一切動じないドーベルマン(軍曹殿)のようでした。

でもほんと、私にとっては、それくらい分からなすぎるような状況なのです。田んぼと畑借りちゃったし、そのまま草ぼうぼうにするわけにはいきません。

ついでに言っておくと、この日の午前中、地主さんに、「まだ使ってほしい土地があるんだけど、やってくれないかなぁ?」と言われ、その田んぼを見せられて、なんとなーく借りる方向に話がいってしまい(結果、借りることになった)、田んぼ、さらに増えていたのです。

そう・・・マルチーズは、もう気が気でないのです。

ただ、よく話を聞いてみると、今はひたすら準備なのだそうです。土が凍る間は、特段、田畑に出てする作業はなく、主としてたい肥作りなんかをしておくのがよいのだとか・・・。

ということで、この日は、相談を終えた後、たい肥を作るための落ち葉集めをしてきました。

まずは軍曹殿の軽トラに、どでかい袋を積んで出発です。このどでかい袋はなんていうんでしょうかね・・・。

マルチーズは、そんなことすらよく知りません・・・。

そして、現場に到着。山の斜面一体が、落ち葉だらけです。

パッと見だとよく分かりませんが、落ち葉の層は、結構な深さがあります。

そのなかに分け入ることもなく、隅っこの方で、袋に落ち葉をせっせと入れていきます。隅っこの方だけでも、すごい量の落ち葉です。

正直・・・この作業は、かなり楽しい部類に入るやつですね。

ある程度の量入ってきたら、上からギューッと押し付けて、さらに袋に入れられるようにしてみたり・・・小学生なら絶対に大喜びするやつです。

ということで、このどでかい袋に、目一杯の落ち葉を詰め込みました。

これを軽トラで移動して、また別の場所に集めます。

ブルーシートで囲った落ち葉プールに、ゴゴゴーっと取ってきた落ち葉を流し込みます。

この日は、どでかい袋2つ×2回で、合計4袋分の落ち葉を取ってきました。

これをブルーシートで作った落ち葉プールに納めて、ひとまずこの日の作業は終了です。

ここに米ぬかや土・水などを足して、発酵させることで、たい肥になるそうです。

こうした農作物の栄養分をどうするかについては、人それぞれいろいろな考え方があるそうです。

例えば、作物の育ち方だけを考えるならば、鶏糞などもいいようです。しかし、こちらの農園では、そうした動物性の肥料は、一切使っていません。理由は、それらの動物の餌には抗生物質が含まれているため、そうした肥料を田畑に入れるのは避けたいというものです。

このあたりの考え方は、本当にいろいろあるそうで、マルチーズには、到底理解できません。今、マルチーズにとって大事なことは、まずは一通りやってみるということです。

心配・疑問はたくさんあれど、やると決まったものに対しては、従順にそれを実行する「」でもあります。「やれ」と言われれば、ひたすらやるのです。

ということで、今月はそんな感じで、準備作業を進めていきます。そして、来月あたりからは、一気に忙しくなるのかな・・・?

その頃になったら、またマルチーズは、不安になってキャンキャン騒ぎ出すかもしれません(汗)。一年目ですから・・・。

忙しい一年になりそうです。


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